シュレーディンガーの少女
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松崎有理「シュレーディンガーの少女」読了。女性主人公が活躍するSFディストピア短編集。いずれも後半科学の要素が深まる展開が痛快だった。特に制限時間なく答えがあるかわからない問題を考えたり作ったりする数学のお話が気に入った。作中の志村先生のモデルは谷山-志村予想の志村五郎先生ですね。 | ||||
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SF短編集。松崎作品は初読。 帯紙には、本書のコンセプトは「ディストピア×ガール」です、などとある。『侍女の物語』みたいな作風かと思って読み始めたらちょっと違う。 冒頭「六十五歳デス」。設定自体は「PLAN75」みたいなものか。しかしストーリーはアクション映画である。引き続き、コミカルな皮をかぶったエゲつないスプラッタ描写の娯楽番組ネタやら、思いきりファンタジー小説(いまだと異世界ものとかいうのか)であったり、分岐する宇宙ネタ&ホラー映画なパンデミックものであったり。結局あまりディストピアという感じがしないまま読了。うーむ、なんだったんだろう。 個人的には、中盤に挿入されているショートショートっぽい秋刀魚のお話(2021)がお気に入りであります。いやいやこの作品、いまどき、というより2023年の春に読むと、おそらく今年最大の理系以外も巻き込んでの話題のテックネタ「C**tG*T」とかって、最終的にこういう風に役立てるべきだよね、などと思える未来予想図。楽しかったです。 | ||||
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6編中半分の3編が既読だったのでちょっと残念。 でもWeb発表の2編が入っているのはうれしい。 気に入ったのは「六十五歳デス」、「異世界数学」(初出時より加筆修正があって題名も変更)、「秋刀魚、苦いかしょっぱいか」、「シュレーディンガーの少女」かな。 | ||||
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●表題作を含め6つの短篇が収録。コメディタッチのライトなSFから最終話「シュレーディンガーの 少女」のハードなSFまで、色々楽しめました。特に「シュレーディンガーの少女」はややこしくて 難解で消化不良でした。しかしそれが逆に量子力学の入口を垣間見たような雰囲気を味わえました。 しかもほとんど見たことのない二人称形式を用いており、シュレーディンガーの猫を観察する者 として読者までも物語に引きずり込んでいます。不思議な感覚(おっ やりましたね)です。 また「ペンローズの乙女」も読み応えのあるものでした。太陽降りそそぐ絶海の孤島の物語と無限 とも思われる時間の果ての宇宙との対比。その落差の妙が何とも言えません。カー・ブラックホール に落ちて行く描写は、まさしくハード宇宙SFそのものでした。 ー蛇足ー 巻末に紹介されている「57」について。またの名を「グロタンディーク素数」といいます。 3×19で割り切れますが、素数なのだそうです。その答えは・・・。(自分で調べようとされている 方ゴメンナサイ!) | ||||
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最初の話の「六十五歳デス」が非常に面白かったので、当然その先の話にも期待が高まったのだが、結局最初の話には及ばないものばかりだった。 「異世界数学」の話もいくら夢の中の話とはいえ、筋立てに無理があり過ぎて興醒めだったし。 というより、語られる数学の内容がどれもチンプンカンプンだったことを告白しよう。 そこ行くと「秋刀魚」の話は、ピリッと小味が聞いていてなかなかだった。 3Dフードプリンタ、ほしい! でも使いこなせないだろうな…。 「ペンローズの…」は、何と言っていいか後味がいいような悪いようなよくわからない話だった。 申し訳ないが、半分以上理解できなかったことを告白する。 「シュレディンガーの…」も理解できたのは半分で、“ちょっと何言ってるかわからない”状態。 こんな風だからこの物語たちの本当の面白さなど私にわかるはずがないだろう。 私はこの作家はとても好きなのだが、本音を言えば初期の「代書屋ミクラ」の路線を希望したい。 | ||||
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