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言語化するための小説思考

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あらすじ

2025年10月23日 言語化するための小説思考

その文章、「自分のため」に書いていませんか?「伝える」ではない、「伝わる」言葉を、文章を生み出すために、小説家はいつも何を考えているのかーー?『ゲームの王国』『地図と拳』『君のクイズ』『火星の女王』祝デビュー10周年! 時代を席巻する直木賞作家・小川哲が、「執筆時の思考の過程(=企業秘密)」をおしみなく開陳!どうやって自分の脳内にあるものを言語化するかを言語化した、目からウロコの思考術!(「BOOK」データベースより)

評判

言語化するための小説思考の評価:

8.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点8.00pt

言語化するための小説思考の総合評価:

8.07/10点 レビュー 55件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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No.1
(8pt)

言語化するための小説思考の感想


▼以下、ネタバレ感想

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氣學師
S90TRJAH

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.54
(5pt)

なぜ私は小説が書けないのかが、よ~く分かりました

小説『君のクイズ』が非常に面白かったこと、そして、多くの小説家たちから高い評価を得ている本という2つの理由で、『言語化するための小説思考』(小川哲著、講談社)を手にしました。

読み終えて、小説を書く暇があったら一冊でも多くの本を読みたという私のような読書人間と、小説を書いて生計を立てているプロ作家との間の大きな落差を感じました。

そんな私にも、印象に残ったことが、いくつかあります。

●小説家は、抽象化と個別化を通じて、知らない世界について書く。この抽象化と個別化がうまく働くと、『ペスト』や『一九八四年』や『カラマーゾフの兄弟』のように「普遍性」を獲得することができる。読者が「この小説は私について書かれている」と感じるとき、小説家はあなたのことを知っているわけではなくて、小説家自身のことしかわからない――わからないのだが、自分の体験を抽象化し、抽象化した構造を個別化する作業に成功しているのだ。

●僕の基準はシンプルで、どの作品が一番面白いか、という点に尽きる。じゃあその「面白い」ってなんだよ、小説の「面白さ」ってなんだよ、という議論はしていきたい。というか、僕が本書で明らかにしたいと思っていることの一つでもある。で、今回はその「面白さ」が読者の中で生まれていく過程で、かならず発生する問題について考える――作者と読者の関係性の問題だ。

●小説とは一種のコミュニケーションだ。著者は読者に向けて何かを語り、読者は語られた内容を読んで著者が伝えたいことを理解しようとする。コミュニケーションがうまくいくためには、語り手が聞き手に対して適切に情報を与えなければならない。加えて言えば、この「適切な情報」は(伝わる内容が同じであれば)端的であるほどいい。

●「主張」や「設定」は後から考えるべきで、最初に考えるべきなのは「書いてみたいこと」や「考えてみたいこと」だと思う。自分が小説という手段を通じて「書いてみたいこと」や「考えてみたいこと」は何なのかを考える。言い換えれば、大事なのは「答え」ではなく「問い」だ。それ自体は陳腐で構わない。その時点で自信がなくてもいいと思う。小説の面白さは、執筆の過程でかならず生まれてくる。創作をする上で気をつけなければならないのは、過程で生まれてきたディテールに宿る「面白さ」の種を逃さないことだ。

●小説のアイデアに必要なのは、いわゆる発想力などではなく、偶然目の前に転がってきたアイデアをしっかりと摘みあげる能力なのではないか、と僕は考えている。一人の人間が机の上で考えることには限界があるけれど、執筆の過程にはさまざまな偶然が待ち受けていて、その偶然をきちんと拾いあげれば「一人の人間の脳内」という限界を超えることができる。

●アイデアは生みだすものではなく、見つけるもの――すなわち「視力」である、と僕は考えている。

落差を感じたとか言いながら、印象に残ったことが随分あるではないか!
言語化するための小説思考 Amazon書評・レビュー: 言語化するための小説思考より
4065410436
No.53
(1pt)

風流や粋を言葉にすると!

①技術論ではなく、文章読本でもない、ひたすら言葉を生み出すための思考回路を問いかける。「風流」、「粋」をどうすれば小説の言葉になるか?イメージでは分かっていても、言葉にするのは難しい。例えば、「キザな男」、「カッコいい」、「かわいい」は、どうすれば小説としての読者に伝わる言葉になるのか?
これは大変だ。
②読者に伝わる=共感しうる言葉を生み出す苦しみ、あるいは喜びは、小説家でなければ分からない。これこそプロだ。著者の作品がそれを証明している。
作品を読んでみたいと思う。
作家の頭の中を知るのに最適な本だ。
お勧めの一冊だ。
言語化するための小説思考 Amazon書評・レビュー: 言語化するための小説思考より
4065410436
No.52
(1pt)

買わない方が良い。

他の☆1個を付けた人の言う通りでした。
ひと言でいうと、「酔っ払いのたわごと」を羅列した本でした。
買わなきゃよかったです。
何か組織的な購買が絡んで、売れているように仕組まれているのかと邪推します
☆1個でなく、ゼロ個の評価です。
買うまえに、評価をよく観ておくべきでした。
言語化するための小説思考 Amazon書評・レビュー: 言語化するための小説思考より
4065410436
No.51
(5pt)

面白いしとっても好きなタイプの作家さん

だけど、魂は揺さぶられない。まるで辻褄合わせされたような完成度高いの小説を書く人だなあとおもっていたけれど、なによりまず辻褄を合わせに行っているということがわかりなんだか腑に落ちた。この人が今手にしているのがたまたま小説なだけで、他のものでもそうやって面白いものを作るんだろうなあ とか思った。
言語化するための小説思考 Amazon書評・レビュー: 言語化するための小説思考より
4065410436
No.50
(2pt)

合う合わないは人によるけど、私にはややこしい

まず他のレビュー、なんなら著者も言っていますが、作家志望の方が「小説の書き方」「物語の作り方」的なものを求めると、まず途中で挫折すると思います。
著者はとても頭がよく、論理と感情を巧みに横断しながら文章を書かれる方なのはわかります。
ただ、文章構造が複雑でどこが結論なのかわかりにくかったり、なんなら結論がはっきりせず、投げっぱなしになる話もあります(私の理解力の問題と言われればそれまでですが……)。
「小説はコミュニケーション」「読む人の視点」というワードが出てくる割には、妙にわかりづらい構成にしてるので、著者の小説は未読ながらも、難解そうだなあ、とこの流れで読む気にはなれなかったです。
この本的には「私の小説法と著者の小説法は違う」となるんでしょうが、上手いパワーワードを考えたなあと思います。
正直、「これがわかる人とわからない人」的な区分けがされそうな本なので、私には合いませんでした。
言語化するための小説思考 Amazon書評・レビュー: 言語化するための小説思考より
4065410436

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