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あえのがたり
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まず、本としてのコンセプトが 非常に素晴らしいです。 能登のために何かしたいという 漠然とした思いがあったので、 それが多少なり昇華した気がしました。 以下、各作品の簡単な感想です。 結論から申せば、 麻布競馬場さん、柚木麻子さん、 佐藤究さんの話以外は 非常にレベルの高い小説でした。 何だか上から目線ですみませんが。 『そこをみあげる』 主人公が犯罪グループの一員という 設定は必要なのかと思いましたが、 一人の人間の浄化がテーマなのだと すれば読了してみれば 大事な設定なのだと捉えました。 加藤さんの小説は初めて読みましたが、 確かな筆力を感じさせられました。 『うらあり』 一番難解だと思った話です。 単純に読めば男女4人の青春小説ですが、 朝井リョウが書いている話だし、 タイトルも『うらあり』なので 何かしらあると思い 考察している方を調べました。 結論から言えば主人公が使っているのが ゲイの出会い系アプリだったと いうことで、斜め上のオチでした。 てっきりダブルカップルの もう片方の女子と浮気しているという のが裏かと思いきや、 流石の裏切られ方だなぁと感心しました。 『予約者のいないケーキ』 非常に面白かったです。 質の高いミステリーを 見せてもらった気分でした。 店長の従業員への信頼も 気分が良く、オチもほっこりで とても読了感が高い話でした。 『溶姫の赤門』 現代まで残っている門から 話を膨らませて作成したものだと 推察しますが、 時代物として質が高かったです。 絵が好きという主人公の設定も 多分そこから逆算して 作られたものだと思いました。 とにかく全てが計算ずくで 出来ている感じが見事でした。 『天使の足跡』 本全体を通して一番インパクトがある 一節があったのがこの話でした。 「いつか無に帰すものを 愛してはいけないだなんて、 誰が決めたの。」という文で、 ペットを飼う理由が凝縮された 素晴らしい言葉だと感嘆しました。 勿論言外にご主人のことも 言っているのだろうとも思いましたが、 とにかくパンチのあるフレーズでした。 『カレーパーティー』 前5作と比べると一つランクが 落ちる話だなと正直思いました。 オチは結構面白かったですが、 比べる相手が悪いという感じでした。 それぐらい前5作は レベルが高かったです。 『限界遠藤のおもてなしチャレンジ』 話のレベルとしては こちらも格が落ちる感じでした。 参考にする本は非常に面白そうで 興味をそそられましたが、 いわゆる社畜状態で 友人の助けを借りてようやく 辞めるという選択肢を見つける という筋書きだと思いましたが、 何故独力でそこに至らないのかが 解せないなぁという感想です。 『エデンの東』 この話は非常に工夫があると思いました。 流石発起人の一人だなと感嘆しました。 頭の固い小説家が、 どんどん時代と編集者に合わせて 文章を推敲していき、 その経過を見せてくれるという 斬新な展開がある興味深い話でした。 『人新世爆発に関する最初の報告』 最後に「SFだったの!?」という 驚きがある話でしたが、 それまで冗長な感は 否めない話でもありました。 実際こんな生物いたら 気持ち悪い感じもしましたが、 捉えようによっては 便利なのかも知れません。 『夢見の太郎』 非常にレベルの高い話でした。 加藤さん、小川さんと並んで 流石発起人の一人だと唸りました。 アンカーを担うに相応しいという 読了感の良さで、 「夢を口に出すと叶わない」と いうよくある迷信から ここまで話を膨らますのは 小説家って凄いなと思わされました。 | ||||
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短編なので読みやすい。能登の支援のために書かれているので物語に浮ついた物がなく真剣に読める。後味がよい。 | ||||
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能登半島応援チャリティの10人の作家さんの短編小説なので購入しました。初めましての小説家さんにも出会えて楽しく読ませていただきました。 | ||||
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チャリティーになると知って購入。まだ中盤ですが、一つ一つ読みやすく、短いのにしっかり感動出来たり考えさせられます。この中からまた気になる作家さんの本を購入していこうと思います。 | ||||
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読後にしんみり、能登を忘れずに。 | ||||
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