閃光スクランブル
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エンタメとして非常に面白い。 現役男性アイドルが書いた女性アイドルということで、こういうことが本当にあるのかもと思わせるバイアスがかかるのが良い。加藤シゲアキが自分の立場を巧妙に使って作品を作っていて魅力的な作家だ。 | ||||
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最近加藤シゲアキの作品に凝っていてもうかなりの作品を読ませて頂いたが、私の中ではこの作品が一番読みやすく、テーマも解りやすい作品ではないかと思う。お互いの弱さを理解しながら、パパラッチとアイドルが追いつ追われる立場から、一緒に逃避行を始めるという簡単にいえば、大本の筋はそのようなものなのだが、その中にもいろいろな人間関係が渦巻いている。その1ヶ月にも及ぶ逃避行の中で、アイドルは自分のアイデンティティーを確立し、過去に不慮の事故で妻を失い全色盲となったカメラマンは、色を取り戻し写真の世界に身を投じていくという最後で締められているが、これを毎日忙しくテレビに出ている加藤シゲアキさんが書いたことに大いなる賛辞を送りたい。作品としては、二度目の直木賞候補となったなれの果ての方が出来はよいかも知れないが、私はこの作品の方が好きである。 | ||||
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私は学生時代に映画を撮っていて、映画の作法やプロットを学ぶうち、小説家に憧れるようになった。 若くして吉川英治文学新人賞をとり、円熟期に直木賞をとる…これが勝手な青写真だった。 そのコースで評価された作家の作品はすべからく面白く、かつ読みやすい。そして、数年後には震えるような傑作をものにし、巨匠と言える存在となる。そんな例は枚挙にいとまがない。 しかし、私はすぐに自分の甘さを悟った。少し文章が上手いだけで小説家にはなれない。まず、行間が埋まらないのだ。セリフ以外の風景描写にも必然性をもたせながら、プロット以外の箇所を埋めていく、そんなことを考えるにつけ、ますます筆は重くなった。 夢は夢か…そうして私は現実的な仕事についている。しかし、そんな私の夢を10年目の「オルタネート」にて、ものした若者が、newsのメンバーだという。そんな馬鹿な… 彼のデビュー作「ピンクとグレー」を耳にはしていた。ただし、伝え聞く内容から私は先入観を持っていた。誤解を恐れずに言うと、グループのセンターでない中で、色々考えたことを投影したのだろうと。なるほど、私小説風ならば一冊くらい書けるものを持っているだろう。しかし読むまでもないだろう…はずだった。それが、10年も続けられていたなんて。 かなりモヤモヤしたなか、たまたま入手した、閃光スクランブル。私はいま、心地よい敗北感にある。 多くの作家は、一作目にすべてを吐き出す。第二作こそが職業作家としての適性を示すと言えるだろう。であるならば、これは紛れもなく職業作家の作品である。 ストーリーや文体が新しいわけじゃない。 しかし、いやだからこそ、加藤シゲアキの読ませる力、構想力は「本物」だと感じた。 先入観を持っていた自分が恥ずかしい。 これはオルタネートも、読まねばなるまい… そして、女子大生作家からもはや巨匠の域まできた角田光代のように、いつか震えような傑作をものしてほしい。 羨望を通り越して、すっかり応援団なのであった。 | ||||
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正直、1回目に読んだ時には、序盤だけ目を通して読むのをやめてしまいました。 でも、折角買ったし…と思い、改めて最初から読んでみると、読み進めるほど内容が興味深くなってきて、続きが早く読みたい!とまで思えるほど、良い作品でした。 クライマックスからエピローグにかけては、書籍内で解説されていた人の意見とほぼ同様の感想でした。 私は自分が作家を目指したこともあって、書く才能は自分に全くないことを熟知していますが、読む感性はそこそこ磨いてきたつもりなので、正直タレント活動をされつつ、ここまでの小説を執筆された著者の人には脱帽させられました。 | ||||
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私の名前は亜希子です。この本を開いた時に連絡していた人はカメラマンの巧さんで、あまりの偶然にびっくりしてしまいました。好きな映画監督もアキカウリマスキ。えー?えー?って思いながら読んでいました。 ストーリーの展開の速さにもっと過程を知りたいって思いましたが、あっという間に読んでしまいました。 通勤電車で思わずせつなくて涙ぐんでしまいました。 また次も次も読みたいと思いました。一冊一冊大切に読みたいと思います。 | ||||
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