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ライオン・ブルー
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ライオン・ブルーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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問題はない | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります おおらかさとその裏側にある陰湿さや息苦しさ,町を支配する盟主やヤクザなど, 田舎を舞台にした物語によくある雰囲気や,主人公のトラウマやクセの強い同僚と, 思いのほかにわかりやすい設定と構図で,全体を掴みやすくしている印象を受けます. その一方で,寂れた田舎町のはずが,過去も含めて近隣の町や人間が多く関わり, 話は大きく膨れ上がったところへ,とある男の一言で全てがひっくり返るそれまで, そして,いくつかの事件を絡ませての着地点は,クソとなじる自らの町への恨みなど, 個人だけではどうしようもない,大きな壁とまかり通る理不尽が複雑な思いを残します. ただ,『物語によくある~』と触れているように,本当の田舎を知らない自分には, 故郷という場所,その地を思い,守りたいという考えを完全に理解できたとは言えず, 彼らが重ねてきた苦悩や行動,そして最後の選択を手放しで受け容れることは難しく…. そのせいか,主人公が背負う覚悟を,前向きにまとめたことには違和感を覚えました. なお,文庫版では『蛇の作法(『『小説 野性時代』二〇一七年六月号)』を収録. 本編にも登場する一課の刑事のスピンオフ作品で,時系列もそちらと並行をしており, ほどほどですが双方を補完する内容で,これまたやり場のない思いを抱かせる一編です. | ||||
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