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Qの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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途中まではかなり面白い。具体的には中盤、有名海外プロデューサーの前でオーディションを受けるあたりが最高潮だった。だが、その後はかなりどうでも良くなっていってしまう。おそらく、「Qが反逆のシンボルとして世界中の被抑圧者の救世主になる」というヴィジョンがあまりにも荒唐無稽というか、流石にそうはならんやろと冷めてしまう。Qの人物造形からして、彼の信者になるのはごく一部の熱狂的な人間だけだろう。美だけで民衆を熱狂させるのは無理だ。民衆はもっとわかりやすい物語をこそ欲している。それは残念ながら「敵は◯◯だ!」や「こんな世界になったのは◯◯が原因だ」と攻撃の矛先を分かりやすく提示してくれる指導者である。もしかするとそれへの反発として美による統合を目指したのかもしれないが、それにはQの人物造形や挙動に説得力がなかった。だが繰り返すが、途中まではかなり面白いので読む価値はある。 | ||||
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700ページ弱あるこの本は、第二章あたりまでは気になってどんどん読み進むのですが、ラストに近づくにつれてあーー…こんな感じか。とガッカリしちゃいます。 せっかくキレイに広げてったのに、もっと上手いことラスト考えられなかったのかなぁ…とモヤモヤします。畳み掛けが雑で納得いかない部分と謎の消化不良で、読後のスッキリ!読んでよかった!!が皆無でした(笑) 付属に本に挟まってた短編(初回限定なのかな?)を先に読んじゃうとややネタバレ感あります(笑) 人気俳優とかで、映像化されそうだけど…ラストのライブパフォーマンスパレードみたいなとこは滑稽で「美」を感じませんでした。ほんとラストにかこてをどうにか書き直してほしいくらい最後が微妙な作品でした(笑) | ||||
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不協和音が、ぐゎんぐゎんと鳴り響く672P、アブノーマルな世界へ。 美しい少年は、音楽とダンスを。 その躍動はコロナウイルスのごとく拡散し侵食する。 ”美は大いなる犠牲とともに成り立っている”という。 輝く夢を求めて、Qを守る。 それは、愛で。 | ||||
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暴力、ダンス、アウディ、海ほたるなどの今を背景に 変わらぬ人の情念、太い絵筆で描かれるような情念を 描いた小説のように思って読み進めたが、 いや、著者が描きたっかったのは、「もっとも困難な、嘘」だったのかもしれない。 | ||||
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Kindle読み。 前作“爆弾”のタゴサクさんの取り調べでの台詞が面白かったので読んでみた。 単行本の帯には“お前は輝け 太陽が嫉妬するくらい”とコピーがあるようで...本を読み進むうち、登場人物達の根拠なき “オレ達はスゲェー(凄い)だろう!”は、そのコピーそのもので、小生はこの手のシチュエーションがちょいと苦手....。 本文中に、Qを売り出すプロジェクトチームの事をハチは『これは宗教か』言っていたが、まさにカルト宗教のような乖離した状況と、神秘的なダンスの形容 (王に許された歩法、毒蛇の誘惑、溶け出す香り、理不尽な崩壊...etc) が、小生には理解不能で読書に手間取った。更に最後の不法なイベントとハチのスパイダーマンのような描写も、映像なら凄さがわかるのだろうが...想像力不足でお手上げ。 文句ばかり並べたが、時間が掛った読書じゃった。 | ||||
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呉勝浩の珠玉の一品。現代の風刺も交えた今作品は作者の新しい視点から立った新境地。600ページを超える超大作だが、3日で読み終えた。あっという間に物語に没頭させるあたりがこの作者の天性の素質なのかもしれない。アイドルは聴衆にとっての偶像。しかしそれを遵奉することでアイドルは形成される。飾り立てることでアイドルとして成立する。そんな偶像の真実に迫る一冊。全てが「狂ってる」と捉えるかシンパシーを感じて受け入れるかを読者に投げかかえる。そんな作品だった。 | ||||
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世界観は佐藤究『テスカトリポカ』、東野圭吾『虹を操る少年』と似ています。 1人の天才・キュウと、その彼に振り回される人たちの話です。 天才ダンサーであるキュウ。義理の姉のロクとハチ。 この3人は母親がみんな違います。物語の舞台は千葉県の富津(ふっつ)と君津。 長編を読み切った達成感で星4にしましたが、中身は不完全燃焼感が否めません。 人物たちの関係性が徐々に明らかになっていく道中は、なるほど、と飽きさせないものがありました。 ですが、読み終えると「ここで終わるんかい」とモヤモヤ。 3人姉弟のその後や父親とのいざこざ、キュウの芸能活動の行末がもう少し知りたかったですね。 2020年の新型コロナ流行時の話なのは印象的でした。 みんなが自粛だのマスクだの、となってる中での話で現実に近いものがありました。 | ||||
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前作「爆弾」はちょっとひねり過ぎな感じが残りましたが、本作は間違いなく「直木賞」最有力作品だと思います。伊集院先生が亡くならたり、林真理子が選考の時間が取れるのか、など選ぶ側の混乱がどうなるか次第だとは思いますが・・・。 「いい人路線」に方向転換する前の馳星周が持っていた絶望的な暗黒感と暴力、大昔の松本清張の自分ではどうすることもできない理不尽、社会的格差、貧富、家族と血縁。完全な脇役ながらお約束の「都合よく協力してくれるIT、エンタメのオタク」。オシ活、神格化にむけての過激な演出。さらになんといっても人類全体で戦ってもどうすることもできなかったコロナ、などなどもう全頁が読みどころであり、一行たりとも読み飛ばせない660ページとなります。 些細な違和感はコロナ禍なのに初対面の人物同氏がやたら握手をすることだけが「?」でしたが、なんといっても最後の最後に差し込む一筋の光が、なにものにも代えがたい希望です。 | ||||
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