刀と傘 (明治京洛推理帖)
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
わかりにくい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
普段読まない時代劇もの。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
| ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
架空の人物と実在の人物で5つのミステリー事件を捜索させるのが面白かったし、タイトルの意味が読んだらわかります | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幕末から明治初頭を舞台にした本格ミステリの連作短編集。 第19回本格ミステリ大賞受賞作である。伊吹作品は初読。 とある書評でこの著者の新作が高評されていて興味を持ち、文庫化されてた2018年発表の作品を入手したという格好。 明治維新前後、慶應3年から明治6年にかけての日本の激動の時代を背景にした本格ミステリという触れ込み。いやいやどうなんだか?などと甘く考えて読み始めて度肝を抜かれました。 この連作短編、単に時代設定をそこに置いただけではない。当時の時代ならではの世間の状況や、市井の人々のものの考え方、政治的画策や立場による確執やらをあぶりだす。そして、それら故の事件への動機、機会、そして犯行の手口へ繋がっていく、という趣向なのだ。なかなか凝っている。 それとですね、ミステリ小説よりサスペンスに振った作品に多いと思うが、登場人物たちにはわかっていない事情や事実を読者は知っている(歴史的事実として知っていたり、著者が予め明らかにしていたり)といった、登場人物と読者との間の情報の非対称性が前面に出ている作品を思い浮かべるとよい。本作はその逆張りともいえるのでは? 例えば「監獄舎の殺人」。探偵役の慧眼によって動機が明らかにされるわけだが、読んだ瞬間の反応は(当方の歴史的知見が浅いからかもだが)、はあっ?!であった。 その後きっちりと背景含め説明が加えられるので読者としてもナルホドと納得するわけだが、現代人の思考回路ではこんな動機はありえないし思いもよらない。 当方、いわゆる理系な人間で教科としての歴史には弱いほう。そうはいっても、明治維新前後の政治的や軍事的なあれこれのごたごたの基礎知識くらいはあるつもり。しかしこんな動機にたどり着くのは到底無理であった。そういう意味でも度肝を抜かれたとしかいいようがない。 いや、ちょっと良いものを読ませてもらいました。 視野が広がるってこういうことか。書評恐るべし。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待以上の読みごたえで、ミステリの出来栄えに唸らされました。 一番の読みごたえを感じたのは、鹿野師光(かの もろみつ)と江藤新平(えとう しんぺい)という主要登場人物のふたりの関係が変化していくところですね。 ふたりそれぞれに抜群の推理を閃かせる切れ者なんだけど、それぞれの正義というか思いが相容れないところから亀裂が入り、やがて衝突するようになっていく。後半の話に行けば行くほど、両者の軋轢(あつれき)による緊張感が高まっていきます。 最後の「そして、佐賀の乱」の話など、ぞくぞくするくらいスリリングな展開で、圧倒されました。 タイトルの『刀と傘』は、鹿野師光が持つ黒の西洋雨傘を指しているのでしょう。 本文庫の目次の隣のページに、〈LE ROUGE ET LE NOIR 〉(ル・ルージュ・エ・ル・ノワール。訳すと〝赤と黒〟。)と、フランス語のタイトルが記されています。「〝赤〟は血の赤で、〝黒〟は闇の黒なのかな」とか、色々考えちゃいました。 それから、末國善己による巻末「解説」。読みごたえありましたね。ネタバレはしてないけれど、話のエッセンスやらポイントやら、かなり踏み込んで語っています。 わたしは本文に行く前に目を通したんですが、作品を読み終えた後に解説文読んだほうが良かったかなと、今はそんなふうに思ってます。てか、作品読み終えた後にもう一回、じっくりと読んだわけなんだけど。 とまれ、幕末から明治初めの空気感もよく描けてたし、先述した主役のふたりのキャラも魅力的だったし、それぞれの話が一筋縄ではいかないひねりもよく利いていたし、とても読みごたえのある連作ミステリ短編集でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「黒牢城」を読んで歴史ミステリに興味がでてきたので。 切れ味の鋭い本格ミステリ短編集。新人賞受賞作「監獄舎の殺人」がいちばん面白かった。最終話の「そして、佐賀の乱」は読むのが辛くなるほどに心に迫る話だった。しかし、主人公だけ台詞の方言があるのはなにか理由があるのだろうか? いっそ全員方言なしでもいい気がして不思議。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリー好きとしては、全くつまらない。 伏線をあちこちに置いているせいで途中で結末がわかってしまう。 本のタイトル自体が結末を誘導している。 結末を読んで、やっぱりと思ってしまう。実につまらない。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 19件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|