(短編集)

刀と傘 (明治京洛推理帖)



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刀と傘 (創元推理文庫)

2023年04月19日 刀と傘 (創元推理文庫)

慶応三年、新政府と旧幕府の対立に揺れる幕末の京都で、若き尾張藩士・鹿野師光は一人の男と邂逅する。名は江藤新平――後に初代司法卿となり、近代日本の司法制度の礎を築く人物である。二人の前には、時代の転換点ゆえに起きる事件が次々に待ち受ける。維新志士の怪死、密室状況で発見される刺殺体、処刑直前に毒殺された囚人――動乱の陰で生まれた不可解な謎から、論理の糸は名もなき人々の悲哀を手繰り寄せる。破格の評価をもって迎えられた第12回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む、連作時代本格推理。第19回本格ミステリ大賞受賞。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

刀と傘 (明治京洛推理帖)の総合評価:7.27/10点レビュー 22件。Bランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

あまり面白くなかった

わかりにくい。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:
(7pt)

刀と傘 (明治京洛推理帖)の感想

普段読まない時代劇もの。
本格ミステリ大賞2019年度受賞や最近のランキングに取り上げられていたので手に取りました。

幕末~明治初頭を舞台とした連作短編小説。実在する江藤新平と本書架空の鹿野師光のコンビによる推理帖です。
最初の1編は『佐賀から来た男』。この2人の出会いの物語。
60ページほどの物語の中、半分までは慣れない時代・歴史もの小説に苦戦の読書。読んでいて失敗したかなと思ったのが正直な感想でした。人物や時代背景が頭に入らない。が、ミステリとして滅多切りの遺体についての謎や真相が明かされるやこの時代にマッチした物語で素直に驚き納得しました。あれ、この本面白いぞと認識を改めた一幕でした。
先に伝えると読後の結果としては歴史・時代小説に詳しくなくても楽しめる一冊でした。登場人物色々いますが、江藤新平と鹿野師光の物語。この2人だけ抑えて置けば問題ないです。時代背景を知っているならより情景が浮かび楽しめるのかも。知らない自分でも楽しめたので苦手意識なくても大丈夫かと思います。

物語は『弾正台切腹事件』、ミステリーズ!新人賞を受賞した『監獄舎の殺人』、『桜』『そして、佐賀の乱』と続きます。
どれもミステリとして仕掛け云々というより、動機が凄い。そういう心情のもとのこの事件か。。。と時代ものと合わせた背景が見事でした。
また、江藤新平と鹿野師光の二人の視点による事件の見え方が様変わりするのにも驚きます。文章として描かれていないのですが、読者はそう感じる事でしょう。このバランスが凄いです。後味・余韻が沁みる物語の数々でした。普段読まないジャンルなだけに新鮮でした。

egut
T4OQ1KM0
No.1:
(6pt)

刀と傘 (明治京洛推理帖)の感想


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氣學師
S90TRJAH
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.19:
(4pt)

明治ミステリー

架空の人物と実在の人物で5つのミステリー事件を捜索させるのが面白かったし、タイトルの意味が読んだらわかります
刀と傘 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:刀と傘 (創元推理文庫)より
4488481213
No.18:
(5pt)

単に時代設定を維新前後に置いただけではなく、度肝を抜かれたとしか言いようがない

幕末から明治初頭を舞台にした本格ミステリの連作短編集。
第19回本格ミステリ大賞受賞作である。伊吹作品は初読。

とある書評でこの著者の新作が高評されていて興味を持ち、文庫化されてた2018年発表の作品を入手したという格好。
明治維新前後、慶應3年から明治6年にかけての日本の激動の時代を背景にした本格ミステリという触れ込み。いやいやどうなんだか?などと甘く考えて読み始めて度肝を抜かれました。

この連作短編、単に時代設定をそこに置いただけではない。当時の時代ならではの世間の状況や、市井の人々のものの考え方、政治的画策や立場による確執やらをあぶりだす。そして、それら故の事件への動機、機会、そして犯行の手口へ繋がっていく、という趣向なのだ。なかなか凝っている。

それとですね、ミステリ小説よりサスペンスに振った作品に多いと思うが、登場人物たちにはわかっていない事情や事実を読者は知っている(歴史的事実として知っていたり、著者が予め明らかにしていたり)といった、登場人物と読者との間の情報の非対称性が前面に出ている作品を思い浮かべるとよい。本作はその逆張りともいえるのでは?
例えば「監獄舎の殺人」。探偵役の慧眼によって動機が明らかにされるわけだが、読んだ瞬間の反応は(当方の歴史的知見が浅いからかもだが)、はあっ?!であった。
その後きっちりと背景含め説明が加えられるので読者としてもナルホドと納得するわけだが、現代人の思考回路ではこんな動機はありえないし思いもよらない。
当方、いわゆる理系な人間で教科としての歴史には弱いほう。そうはいっても、明治維新前後の政治的や軍事的なあれこれのごたごたの基礎知識くらいはあるつもり。しかしこんな動機にたどり着くのは到底無理であった。そういう意味でも度肝を抜かれたとしかいいようがない。

いや、ちょっと良いものを読ませてもらいました。
視野が広がるってこういうことか。書評恐るべし。
刀と傘 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:刀と傘 (創元推理文庫)より
4488481213
No.17:
(5pt)

期待を大きく上回る読みごたえに大満足。実に味わい深い連作ミステリ短編集でした。

期待以上の読みごたえで、ミステリの出来栄えに唸らされました。

一番の読みごたえを感じたのは、鹿野師光(かの もろみつ)と江藤新平(えとう しんぺい)という主要登場人物のふたりの関係が変化していくところですね。
ふたりそれぞれに抜群の推理を閃かせる切れ者なんだけど、それぞれの正義というか思いが相容れないところから亀裂が入り、やがて衝突するようになっていく。後半の話に行けば行くほど、両者の軋轢(あつれき)による緊張感が高まっていきます。
最後の「そして、佐賀の乱」の話など、ぞくぞくするくらいスリリングな展開で、圧倒されました。

タイトルの『刀と傘』は、鹿野師光が持つ黒の西洋雨傘を指しているのでしょう。
本文庫の目次の隣のページに、〈LE ROUGE
ET LE NOIR 〉(ル・ルージュ・エ・ル・ノワール。訳すと〝赤と黒〟。)と、フランス語のタイトルが記されています。「〝赤〟は血の赤で、〝黒〟は闇の黒なのかな」とか、色々考えちゃいました。

それから、末國善己による巻末「解説」。読みごたえありましたね。ネタバレはしてないけれど、話のエッセンスやらポイントやら、かなり踏み込んで語っています。
わたしは本文に行く前に目を通したんですが、作品を読み終えた後に解説文読んだほうが良かったかなと、今はそんなふうに思ってます。てか、作品読み終えた後にもう一回、じっくりと読んだわけなんだけど。

とまれ、幕末から明治初めの空気感もよく描けてたし、先述した主役のふたりのキャラも魅力的だったし、それぞれの話が一筋縄ではいかないひねりもよく利いていたし、とても読みごたえのある連作ミステリ短編集でした。
刀と傘 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:刀と傘 (創元推理文庫)より
4488481213
No.16:
(4pt)

時代ミステリ

「黒牢城」を読んで歴史ミステリに興味がでてきたので。
切れ味の鋭い本格ミステリ短編集。新人賞受賞作「監獄舎の殺人」がいちばん面白かった。最終話の「そして、佐賀の乱」は読むのが辛くなるほどに心に迫る話だった。しかし、主人公だけ台詞の方言があるのはなにか理由があるのだろうか? いっそ全員方言なしでもいい気がして不思議。
刀と傘 (明治京洛推理帖) (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:刀と傘 (明治京洛推理帖) (ミステリ・フロンティア)より
4488020062
No.15:
(1pt)

おもしろくないなぁ

ミステリー好きとしては、全くつまらない。
伏線をあちこちに置いているせいで途中で結末がわかってしまう。
本のタイトル自体が結末を誘導している。
結末を読んで、やっぱりと思ってしまう。実につまらない。
刀と傘 (明治京洛推理帖) (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:刀と傘 (明治京洛推理帖) (ミステリ・フロンティア)より
4488020062



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