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【小川洋子】
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掌に眠る舞台の評価:
4.50/5点 レビュー 2件。 - ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点4.50pt
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
地味な主人公のあっと驚く内面を鮮やかに描き出す短編集
100%小川洋子の世界
いつもながら著者の独特な視点と丁寧に描かれた目立たない人々の感情の起伏が心に染みる物語たちです。
心に残った何篇かについてご紹介します。
(テネシーウィリアムズ ガラスの動物園)
戯曲に秘められた希望を自らの人生に重ねて
時間を永遠に引き延ばすかのような暮らしをする老いた女優の物語。
(ストラヴィンスキー 春の祭典)
老いた祖母の語る珍妙な物語と幼少期のトラウマがバレエの名曲に載せて紡ぎ出されます。
そして、劇場と観客の関係性を展開させた一編。舞台と役者という存在の本質を見つめる一編。
最終話は舞台という物理的な装置をモチーフにして不思議な物語が紡ぎ出されます。
著者の作品に惹かれ、少しずつ興味深い作品を読み進めていますが
今のところ私が感じた著者の作品の共通点は、どれも主人公が地味であるということ。
世間的には目立たず地味な主人公のあっと驚く内面を描き出すのが実に上手い作者だと思っています。
静かな時間を楽しみたいときに手に取りたい物語たちです。