名探偵の呪縛



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初公開日(参考)1996年10月
分類

長編小説

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名探偵の呪縛 (講談社文庫)

1996年10月14日 名探偵の呪縛 (講談社文庫)

図書館を訪れた「私」は、いつの間にか別世界に迷い込み、探偵天下一になっていた。次々起こる怪事件。だが何かがおかしい。じつはそこは、「本格推理」という概念の存在しない街だったのだ。この街を作った者の正体は?そして街にかけられた呪いとは何なのか。『名探偵の掟』の主人公が長編で再登場。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.33pt

名探偵の呪縛の総合評価:7.11/10点レビュー 44件。Cランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

作者不遇の時代の実験的小説

『名探偵の掟』の名探偵天下一が再登場する長編。しかし作者東野氏自身と思われる作家が図書館に迷い込むうちに自分が天下一になってしまうというファンタジーな設定になっている。そのためか実に内容はメタフィクショナルだ。

常に読者の目を意識した天下一の言動は前作『~の掟』を踏襲した本格ミステリの約束事を意識的に揶揄したものだし、またその言葉は作者東野圭吾氏の生の声でもある。

そのために本格ミステリの特異性を際立たせるために本格ミステリのない世界を設定したのが素晴らしい。つまりそこでは本格ミステリの約束事がそのまま普通に暮らす人々にとっては訳の解らない思考であることが逐一書かれる。

例えば最初に出てくる事件では初めて密室殺人事件に遭遇した登場人物たちは殺人を犯すのになぜ密室を作る必要があるのかが全く理解できない。
さらに当たり前すぎる動機では読者に罵倒されると思わず漏らす主人公などなぜ普通の理由で、普通の方法で人を殺していけないのかが改めて問われる。この辺のやり取りは実に面白かった。

そして読み進むにつれ、これは東野氏の本格ミステリからの訣別宣言を表した書だということが解る。かつて江戸川乱歩賞でデビューした作者はその後もトリックを駆使した密室殺人をいくつも著していたが、もはやそんな物に興味を失ってしまったと吐露する。しかしそれが完全なる訣別ではなく、またいずれは帰ってくる場所であることも書かれている。

以前から書いているが『宿命』を契機に誰が殺したとかどうやって殺したといった推理クイズのような楽しさよりも人間の心情の謎について書くことに興味が移ってしまった東野氏だが、その後も探偵ガリレオシリーズなども書き継いでいることから、初期作品からブラッシュアップされた本格ミステリを書くことを心掛けているのが解る。
訣別しようと思いながらも本格ミステリが持つ独特の魔力に抗えない、そんな心情を東野氏はこの作品で見事に表している。つまり本書は小説の形を借りながら東野氏の本格ミステリへの思いを綴ったエッセイであると云えるだろう。

さて本書が刊行されたのは1996年。つまりもう23年も前の作品であるのだが、そのため今読むと興味深い記述も見られる。
特に冒頭の図書館のシーンで自分の作品を発見し、貸し出し状況を見ようと思ったがその結果が怖くて結局見ないことにしたという一節があるが、今の東野フィーバーの状況を考えると隔世の感がある。確かにこの頃はミステリ読者からは好評は得ていたものの、売れていたとは決して云えない状況だったのだ。

そんな観点で読むとまた当時の東野氏の作家としての立ち位置なども垣間見え、最近ファンになった人々も興味深く読めるのではないだろうか。
ただやはり本書はある程度本格ミステリを読んでからにしてほしい。そうでないと解らない面白味に溢れているのだから。

Tetchy
WHOKS60S
No.2:
(4pt)

名探偵の呪縛の感想

名探偵の掟の続編かと思っていたら、まったくの別物でした。(主人公の名前は同じか)
ふと不思議な世界に迷い込み、気づいたら名探偵になっていた。そしてこの世界の秘密と事件を解決する話ですが、前作を期待していただけに今一でした。

フレディ
3M4Y9ZHL
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

名探偵の呪縛の感想

「名探偵の掟」の続編ですがそれとは大分テイストの違う作風。私(=東野圭吾)として読むと、東野圭吾さんの本格ミステリに対する持論・考え方の変化・・葛藤が伝わってくる内容でした。私は本格も社会派もどちらにもそれ特有の魅力があると思っています。

水生
89I2I7TQ
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.41:
(4pt)

本の世界の出来事かな

誰が犯人で何故殺人を犯したのか特に考えなくて読めた。
名探偵の呪縛 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:名探偵の呪縛 (講談社文庫)より
4062633493
No.40:
(4pt)

手馴れた展開

いつもの調子で読めるが東野作品には
もっと面白く興味深い作品が多数あると感じました
名探偵の呪縛 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:名探偵の呪縛 (講談社文庫)より
4062633493
No.39:
(4pt)

おとぎの国の、物語。?

この街の、殺人事件は、天下一探偵の、夢の中の、出来事。?
名探偵の呪縛 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:名探偵の呪縛 (講談社文庫)より
4062633493
No.38:
(3pt)

普通でした。

普通でしたので
名探偵の呪縛 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:名探偵の呪縛 (講談社文庫)より
4062633493
No.37:
(1pt)

覚えてない

覚えてないくらいつまらなかったんだろう。
名探偵の呪縛 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:名探偵の呪縛 (講談社文庫)より
4062633493



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