虹を操る少年



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初公開日(参考)1994年08月
分類

長編小説

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虹を操る少年 (講談社文庫)

1997年07月14日 虹を操る少年 (講談社文庫)

「光にメロディがあるの?」「あるさ。みんな、そのことに気づいていないだけさ」。“光”を“演奏”することでメッセージを発信する天才高校生・光瑠。彼の「光楽」に、感応し集う若者たち。しかし、その力の大きさを知った大人たちの魔の手が忍び寄る。新次元コミュニケーションをめぐる傑作長編ミステリ。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.67pt

虹を操る少年の総合評価:7.28/10点レビュー 47件。Dランク


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全3件 1~3 1/1ページ
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(3pt)

虹を操る少年の感想

新しい暴走族・悩みの受験生・家族不満の女子中学生・謎の女 そして
主人公が生まれ天才を発揮していく。
面白いのはここまで。
ファンタジーだと思って読み始めたのだが、違った。
30年前の中途半端な作品だと感じた。

jethro tull
1MWR4UH4
No.2:
(7pt)

恐らく作者はこれ以上語ることを恐れたのでは?

稀代の天才高校生白河光瑠が創作した音楽と光をシンクロさせるエンタテインメント、「光楽」が一世を風靡し、その奔流に呑まれていく様を描いた作品。

東野氏の作品にはミステリに留まらずいくつかジャンルが存在するが、本書は『変身』にあるような、まだ現代には存在しないが少し未来に存在しうる事象を扱ったプチSF物語だ。従って殺人や何が起こったのかを探る本格ミステリではなく、新たな物が起こることでその渦中にいる人間がどんな人生や運命に引き込まれていくのかを描いた作品。抜群のストーリーテリング力を誇る東野氏だから、先が気になってページを繰る手が止められない。

特に光瑠の光楽を体験した者が次第に光瑠と同じ能力を獲得していくあたりの兆候からそこに至るまでの件は不穏な予感を抱かせながらぐいぐい引っ張っていく。光楽を体験した者に恍惚感と明日への活力をもたらすが、同時にそれを長く体験しないでいると、倦怠感や幻視、分裂症などの禁断症状を齎すという諸刃の刃でもあるのだ。この辺の毒の仕込み方が非常に上手い。

しかし人の感情や考えていることが光となって見えるという能力が本書の受け入れるべき設定であることは間違いないが、それがある歴史的根拠に基づいて設定されていたとは思わなかった。
いわゆる過去の宗教家の肖像画や仏像にあしらわれている後光やオーラという物が実は光瑠が持っている能力が万人にもある能力であることを裏付ける。なぜなら光を見ているのは信者である一般人であるからだ。この辺の話の持って行き方は非常に巧みだなぁと感心した。思わず膝を叩いてしまった。

しかし本書は何といっても光楽という光と音楽を絡めた芸術と主人公白河光瑠の造形に尽きる。光楽が人を魅了していく過程とその光楽の真の目的(疑似オーラを作り出し、オーラが見える人物を発掘していく)が遺跡などに表現されている事象に結びついていくことは面白い。

そして天才児白河光瑠の全てを達観している姿勢と視座。全てをあるがままに受け入れながらも、将来を見据え、そのためには自分が犠牲になっても踏み台になっても構わないと思うキャラクターは正に天才だ。

人の考えを察して云わなくてもしてほしいことを先んじてするという勘の良さも光が見えるという能力ゆえのことだというのが判明する。しかしそんな全てを見通す能力を持った彼に危難をもたらす為に設定したコンサート会場での爆破事件へのいきさつなどは本当にこの作家の構成力のすごさを思い知らされる。

1994年の作品だから時代を感じさせる記述が見られるのは致し方ない。ポケベルでの連絡のやり取りやレーザーディスクやビデオテープなどは懐かしい感じがした。同時代を生きていた私などは解るが新しい読者を次々と獲得している作者のこと、近い将来これらの単語の意味が解らない世代が出てくるかもしれない。

本書におけるメッセージは異端児はマジョリティである一般人に淘汰される人間の愚かさに対する警鐘だ。突出した能力を持つ者は時にはもてはやされ、時代の寵児となるが、安定を求める支配層にとっては自らの地位を脅かす膿であり、排除すべき存在にしか過ぎない。
しかしそれは人類の進化を停滞する愚行だと光瑠は述べる。それは深読みすれば江戸川乱歩賞作家として作家デビューしながら本格ミステリに留まらず色んなジャンルを描き、「明日のミステリ」を模索する作者自身の秘められたメッセージなのかなと思ったりした。

これだけ読ませる物語を書きながら、最後が唐突終わってしまうのが勿体無い。これ以上書くことは蛇足にしか過ぎないとする作者の潔さともいえるが、やはりいい作品だっただけにもっと余韻がほしかった。

▼以下、ネタバレ感想

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Tetchy
WHOKS60S
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

虹を操る少年の感想

東野作品を全巻制覇したかったので読んでみましたが、「んんん。。。」という感じです。

フレディ
3M4Y9ZHL
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.44:
(5pt)

東野圭吾大好きおやじより

面白かった
虹を操る少年 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:虹を操る少年 (講談社文庫)より
4062635453
No.43:
(5pt)

著者とミツル

後半は主人公に代わって作者のメッセージが光を放ちミツルと重なりダイレクトに迫って来るようだ それまでのストーリーを既に追越している
作者の手腕を改めて感じます
作中の主人公の仲間たちが次のコンサートを渇望するように東野圭吾氏の愛読者としては次の作品を心待ちにする
この心境がリアルに感じられます
巻末の解説は不要です
虹を操る少年 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:虹を操る少年 (講談社文庫)より
4062635453
No.42:
(5pt)

とても綺麗な状態でした

帯も付いてとても綺麗な状態でした。とても満足ました。
虹を操る少年 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:虹を操る少年 (講談社文庫)より
4062635453
No.41:
(4pt)

新しい能力にワクワク。でもここで終わらないで〜!

人が発する光が見えて、光を演奏できる天才少年・白河光瑠。新しい能力にワクワクしながら読みました。

光次第で、体調の良し悪しや好意があるかないかが分かります。うまく利用すれば、人生楽しいでしょうね。

この力を利用しようとするものと排除しようとするものが現れます。これは世の常ですね。学校でも会社でも人気者が現れると、同じ構図になります。この点は実生活でも参考になります。

ただ、「ここからじゃん!」というところで終わってしまうのが残念。この読後感は同じ東野作品『パラレルワールド・ラブストーリー』と同じ。でも途中のワクワクは十分に楽しめました。
虹を操る少年 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:虹を操る少年 (講談社文庫)より
4062635453
No.40:
(5pt)

東野圭吾は天才だと思う

本の中に入り込んで、あたかも自分が経験してるような気分にさせるから。
虹を操る少年 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:虹を操る少年 (講談社文庫)より
4062635453



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