ゲームの名は誘拐



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初公開日(参考)2002年11月
分類

長編小説

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ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

2005年06月14日 ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

敏腕広告プランナー・佐久間は、クライアントの重役・葛城にプロジェクトを潰された。葛城邸に出向いた彼は、家出してきた葛城の娘と出会う。“ゲームの達人”を自称する葛城に、二人はプライドをかけた勝負を挑む。娘を人質にした狂言誘拐。携帯電話、インターネットを駆使し、身代金三億円の奪取を狙う。犯人側の視点のみで描く、鮮烈なノンストップ・ミステリー。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.33pt

ゲームの名は誘拐の総合評価:7.28/10点レビュー 145件。Bランク


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全12件 1~12 1/1ページ
No.12:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ゲームの名は誘拐の感想

原作がこの本だと知らずに映画の方を先に観ていました。映画の内容を大体覚えていたので原作本を読んでも楽しめないかもと思っていましたが、そんなことはなく楽しめました。さすが東野圭吾です。でも実は話のオチのつけ方は映画の方が好きだったりします。まあそれは仲間由紀恵と藤木直人、2人の魅力によるところもありますが。

TOTO
N8I0XYAQ
No.11:
(5pt)

ゲームの名は誘拐の感想


▼以下、ネタバレ感想

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mick
M6JVTZ3L
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

誘拐物の新機軸

東野作品初の誘拐物。
誘拐物には過去数々の傑作があり、身代金の受け渡し方法や人質の解放方法などが物語の焦点になるが、東野圭吾氏が書く誘拐物はとにかく普通ではない。

まずシチュエーションの妙とそれを実現させるためのキャスティングの冴え。狂言誘拐を成立させるためにヘッドハンティングされた凄腕のプランナーを犯人としたところに東野圭吾氏の着想の素晴らしさがある。

時間を一切無駄にしない生活を信条にし、情よりも理を優先させ、数字で物事を考える左脳的思考が突出した現実的な男、佐久間駿介。腕立て伏せの回数が解らなくなるから会話には応答しない、煙草を吸う時間が無駄以外何物でもない、と独自の持論の下で生きるこのプライドの高い人物を誘拐犯に仕立てたことで本書はほぼ内容が決まったといっていいだろう。

数ある誘拐物を扱ったミステリの中で本書が特徴的なのは先に書いたように金に困った男が起こした犯罪と云う立脚点ではなく、プライドを傷つけられた凄腕サラリーマンが相手を打ち負かすために起こしたという導入部もさることながら、犯罪者側の視点でのみ語ったことだ。
実はこれは案外危険なことではないだろうか?なぜならこれは一種の誘拐犯罪マニュアルになり得るからだ。そう思わせるほど犯人役の佐久間の計画は一種行き当たりばったりながらも緻密でそつがないからだ。

さらにこの小説がすごいのは狂言誘拐が成功裏に終わった後からだ。
残り約80ページを残して誘拐ゲームは終わる。
そこからは恐らく犯人が気付かなかった小さな綻びから今回の事件が発覚するだろうというのが私の描いた絵だった。
しかしそれは全く違った。

このように東野氏は予想不可能な展開で読者の鼻づらをグルングルンと引っ張りまわす。
255ページ以降はまさにそのような感覚だった。

そして判明する意外な結末。

よくもまあこんなことを思いつくなぁと作者の着想の素晴らしさに今回も感嘆してしまった。

余談だが警察の捜査側の視点がなく、犯罪の当事者側からで描くというのは本書の直前に読んだヴァインの『運命の倒置法』もそうだった。
1991年訳出の本書(原著は1987年刊行)と2002年刊行の本書を同時期に読んだのは全くの偶然だが、なぜか私はこのような奇妙なシンクロニシティに出くわすのだ。片や重厚で陰鬱、片やスタイリッシュで現代的と全くテイストは違うが、この奇妙な符合にはまるで本の方から私が引き寄せられたような感覚を抱いてしまった。

しかし最初のわずか4ページで主人公佐久間駿介の人物像を一人称叙述で読者の心に自然と理解させる東野氏の上手さには全く舌を巻く。読みやすさゆえに見過ごしがちだが、この技術の高さは本当にすごい。すっと流れいくほど自然な文章なのでなかなかその技巧の冴えに気付かれないのが本当にこの作者にとっては不幸だと私は思っている。

しかしジェンダー問題に真正面から取り組んだシリアスな『片思い』、『超・殺人事件』がお笑い満載のパロディ短編集、『レイクサイド』が閉鎖空間における陰鬱な殺人隠蔽劇、『時生』は浪速の人情物、そして本書が知的誘拐ゲームというスタイリッシュな作品とこの作品の前5作までさかのぼってもその作風は実に多彩。
しかも全てが標準以上。売れるには売れるだけの理由が、才能があるのだ。
本書も映画化されたが今後もその映像化は増えるに違いない。まだまだある東野作品を読むのが本当に愉しみだ。


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Tetchy
WHOKS60S
No.9:
(5pt)

ゲームの名は誘拐の感想

誘拐物は金の受け渡しと人質の解放と
犯人は逃げ切るのか
なのだが
この作品の犯人は自信過剰の部分が最初から
とみとれるので途中の面白さが無い

結局想定内の中で終わってしまた感じで
読後感が良くなかった。

jethro tull
1MWR4UH4
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ゲームの名は誘拐の感想

サラッと読める感じで、東野作品では中レベルだろうか。
本筋とは関係ないが、架空の企業とはいえ日星自動車という、恐らくはトヨタ、日産、ホンダレベルの自動車メーカーで、副社長がベンツに乗ってて、その奥さんがBMWってのはないんじゃないか。

LAM
OV3511F8
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(8pt)

ゲームの勝敗の行方は・・?


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アントンリブ
J9QWGWDO
No.6:
(5pt)

ゲームの名は誘拐の感想

映画化された小説ですが、東野作品としては中の下です。
小説より映像化向きかもしれません。

フレディ
3M4Y9ZHL
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ゲームの名は誘拐の感想

氏の作品は最近はあまり読まない。「秘密」が98年、「白夜行」が99年。このあたりから作風が少し変わったように思う。自分の好みから少しずれていった感じのせいだ。去年「聖女の救済」を読んだが面白さは感じなかった。さて、これは2002年の作品。驚くほどの軽い文章と云うか、文体が今とまるで違う。他の誰かの本を読んでいる様な気がした。トリックというか、メインの仕掛けは直ぐ推察されたけど、物語の進行が犯人の視点のみというのは少し変わっている。でもね、結局最後はどうなるんだろう。あの後二人の関係はどうなるのか、何か腑に落ちない。警察が本格的に捜査したらどうなるのか?完全犯罪成立?そうだろうか・・・?まぁ誘拐物としては身代金受け渡しが最大の見せ場で過去に名作が色々あるが、本作も知恵を絞ったやり方で金を奪うという方法を考えている。しかし、読後感がどうもすっきりしない。何故だろう。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ゲームの名は誘拐の感想

犯人視点の誘拐物の面白さは相手を出し抜く知能戦が見える事です。

佐久間の造形も自信過剰の行動派で弱みもないため、人間味を気にする事無く、
次にどんな戦略を立てるのか?と言った
ゲームの構成を見る事に集中して楽しめました。

ただでは終わらない結末まで良かったです。

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egut
T4OQ1KM0
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ゲームの名は誘拐の感想

狂言誘拐、そして物語の視点が誘拐犯側にあり、誘拐犯が仕掛けるトリックが、読み手に提供されているという嗜好が面白い。
つまり被害者家族の心理状態が隠蔽された形になっており、また警察の動きすら読み手からは窺えず、警察が動いている事を前提に犯人も動く。
誘拐モノの作品を沢山読んだ訳ではないが、この視点の逆転は凄く新鮮に感じた。


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梁山泊
MTNH2G0O
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

人間、騙されることを肝に銘じるように

どんでん返しの連続。
テンポ良く物語は進んでいくが、
奥深いことはあまりないように感じられた。
自分を過信しすぎてはいけないと忠告の意も
この作品には込められているのだろう。

あさみ
6TDFPU33
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ゲームの名は誘拐の感想


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ぴよくみ
4WLMRKM9
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