ターン



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初公開日(参考)1997年07月
分類

長編小説

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ターン (新潮文庫)

2000年05月31日 ターン (新潮文庫)

真希は29歳の版画家。夏の午後、ダンプと衝突する。気がつくと、自宅の座椅子でまどろみから目覚める自分がいた。3時15分。いつも通りの家、いつも通りの外。が、この世界には真希一人のほか誰もいなかった。そしてどんな一日を過ごしても、定刻がくると一日前の座椅子に戻ってしまう。いつかは帰れるの?それともこのまま…だが、150日を過ぎた午後、突然、電話が鳴った。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

ターンの総合評価:8.18/10点レビュー 50件。Bランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

ターンの感想

時と人三部作の二作目。
前作「スキップ」は私の読書歴の中でも五指に入る作品であったが正直この作品は期待はずれでした。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ターンの感想

森真希は29歳の版画家。
まだまだ駆け出し状態の彼女の作品は、小サイズとはいえ額付で2500円。
当然それだけではやっていけず、友人と共に子供向け美術教室の講師をしていた。
ある日、教室で使う材料の買い出し中、ダンプと衝突事故を起こしてしまう。
しかし、彼女は自宅の椅子で微睡みから目覚めた。
時刻は3時15分。
まるで事故などなかった様子に驚く彼女だが、外に出てさらに驚く。
何と世界は彼女一人を残し、みんな消えてしまっていた。
さらにどのように一日過ごしても、定刻には前日の3時15分に戻ってしまう。
そんなターンを繰り返すこと150日。
静寂の世界の中で電話が鳴りだした。
唯一の現実世界との繋がりができた彼女は、現実世界の様子を知る。
はたして現実世界に帰られるのか
この世界に取り残されるのか
帰れたとして、今の自分はどうなるのか
考えながら、電話を頼りに彼女は今日もターンする~・・・
という展開になります。

世界に独りぼっち。
時間が戻り同じ日を繰り返す。
この永遠ともいえる孤独はとても怖いです。
しかし、読了後の印象は美しく爽やかさすらあります。
ひとえに主人公である真希の感性によるものだと思います。
明るく楽観的な訳ではありません。
しかし、芯は強く健気です。
また、物の見方や表現がどこか美しく爽やかで、透明感があります。
その感性がとても素敵です。

ミステリですが、あらすじからわかるように、推理物ではなくタイムリープ系のSFになります。
ただSFといっても、辻村深月氏がSF=少し不思議と表現したことがありましたが、まさに少し不思議といった感じてす。
恐ろしい世界にも関わらず、緩やかにどこかほのぼのと進みます。
読了後はミステリというか、少し不思議でロマンティックという印象でした。
また、日本語の美しさも感じました。
その独特な文章には好みがありそうですが。
私は素敵な一冊だと感じました。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.48:
(5pt)

永遠に続くように思えるが限りある時間

とても読みやすく一気に読んでしまいました。
主人公が前向きで芯のある女性で素敵な人柄です。
だからこそ読み勧めながら応援している自分がいました。大丈夫かな?この先どうなるの?とドキドキしっぱなし。
電話がなったときは主人公になったようにドキッとしました。そしてロマンチックな出会いへ、、。
風景や状況の表現が素晴らしく頭の中でどんどんターンの世界が広がりました。
最後は感動的と安堵で涙ぐみました。
素晴らしい作品でした。
ターン (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ターン (新潮文庫)より
4101373221
No.47:
(1pt)

恋愛ファンタジー?

半分くらいまでは結構楽しんで読み進めたが、男が出てきたあたりからだんだん読むのが辛くなってきた。そして会ったこともない主人公に告白...ここでやめようと思ったが、頑張って読み進める。終盤で意味不明な悪人が現れ、勝手にフェードアウト。。最後は少女向けメルヘン恋愛ファンタジーと化して終了。。ページ数は多めだが、無駄で回りくどい描写が多く、だんだんイライラしてくる。主人公も序盤はいいのだが、男と話すようになってから妙に理屈っぽく、クソ真面目で全く魅力を感じなくなる。なんというか、モテない男女が、恋人欲しさに強引に恋愛関係を持とうと必死になっているように見えて見苦しい。設定自体は面白いのに、結局何を伝えたいのか自分には理解出来なかった。
ターン (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ターン (新潮文庫)より
4101373221
No.46:
(4pt)

前半の読みにくさも後半は解消し一気に

作者がある意図を持ってのことではあるけれど、二人称の語り口が鬱陶しいと感じた前半。おそらくこの前半を乗り切れず本を投げ出す読者も多いに違いない。後半に入るとぐんぐん物語に引き込まれ一気に読める。  主人公に子どもの頃から聞こえていた「声」は結局だれのものか。主人公が心の中で造り出したものか、あるいは泉さんなのか。どう解釈するかは読者次第であり、その解釈次第で味わいが違ってくるだろう。
ターン (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ターン (新潮文庫)より
4101373221
No.45:
(4pt)

ターン:二人称の小説はちょっと読みにくい-実は、この二人称に意味がある

著者の「時と人」シリーズの第2弾。冒頭から、二人称で小説は始まる。正直言って、ちょっと読みづらい。途中で放り出さずに読み進めることができたのは、著者の筆力のなせる力だろう。
そして、読み進めるにつれて、この二人称表現に意味があったことがわかる。それが、どういう意味なのかは、是非とも本書を読んで欲しい。
小説の面白さとしては、第1弾のスキップの方が、はるかに上であると思うが・・・。
ターン (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ターン (新潮文庫)より
4101373221
No.44:
(3pt)

とても良かった!(ネタバレあり)

前半、版画や絵などの難しい表現ばかりで、退屈で読むのが苦痛でした。しかし評価が高い作品だったのでこれから面白くなるだろうと期待して。

時間が戻りはじめてからはもう読む手が止まらなくなりました。本当に面白い。
読み終わってから早速、牧瀬里穂さん主演の映画をヤフオクで落札。
見るのが楽しみです。
ターン (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ターン (新潮文庫)より
4101373221



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