覆面作家の夢の家
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初版刊行(参考)
種別
短編集
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あらすじ
評判
覆面作家の夢の家の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
覆面作家の夢の家の総合評価:
8.00/10点 レビュー 10件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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◇「覆面作家と謎の写真」
:洋々出版『小説わるつ』の編集者・静美奈子(しずか・みなこ)は元同僚・鳥飼さくらとディズニーランドに行ったことがある。その時の写真をみせてもらったところ、別の同僚の唐崎が写っていた。しかし唐崎は当時も今もNYにいるはず。なぜ唐崎の姿が写真に撮られていたのか。
果たして心霊写真か、いや、唐崎はまだ存命だから幽霊であるはずはなし、というささやかな謎を千秋が解いていきます。そこに浮かび上がるのは、いつの世にもある男女の出会いと別れの物語です。
「向き合えば、後は心は、重なるというより重ねて行くものです」(72頁)という一文が心にしみました。
◇「覆面作家、目白を呼ぶ」
:『推理世界』の新人賞を受賞した金山真奈美に会うため、良介は福島まで車を飛ばす。その帰路、金山の職場の主任・森崎が車で先導してくれるが、山道で突然森崎の車は迷走を始め、崖から転落してしまう。果たして森崎の車内で何が起こったのか。
ひとつの殺人トリックが施される本格推理物といえるでしょう。千秋が鮮やかな推理で解き明かすそのトリックは、やろうと思えばたやすく真似ることができる類いのものですから、模倣犯が出やしないかと少々ひやひやしながら読みました。
◇「覆面作家の夢の家」
:ミステリ作家の由井美佐子と評論家の藤山秀二はドールハウスが趣味の同好の士。ある日、藤山は自らが殺害されているミニチュア人形を入れ込んだドールハウスを由井に送ってくる。死体の藤山はダイイングメッセージとして「恨」の文字を書いている。果たしてこのドールハウスの意味するところとは?
暗号推理物として凝りに凝った物語が展開します。その詳細については控えますが、国語教師だった北山薫氏らしい、教養溢れる暗号解読劇を大変面白く読みました。
そして二重人格探偵・新妻千秋と岡部良介の物語もこれでおしまい。最後の場面で探偵作家の「夢の家」が何であるかが描かれ、心が温まりました。
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この「覆面探偵シリーズ」が気に入った読者ならば、以下のミステリシリーズもきっと面白く読めると思います。
◆三上延『ビブリオ古書堂の事件手帖』(アスキーメディアワークス)
:古書店を経営する人見知りの若き女性探偵とアルバイトの学生君がコンビを組み、書物をめぐる謎を解いていくミステリシリーズです。
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