(短編集)
五つの時計
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安心感があります。 | ||||
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Very nice | ||||
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北村薫氏が選択した鮎川氏の昭和30年代に発表された短編本格ものの傑作をまとめている。 倒叙ものや、鬼貫警部もの、星影探偵ものなどの人気キャラクターによる短編がてんこ盛りで、これで鮎川氏の初期傑作短編はシリーズ2作目と合わせてほぼ網羅できるファンは必読の一冊となっている。 | ||||
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10編の短編推理小説集で、今となっては、昭和30年初めごろの舞台設定が、古いと感じてしまうのは致し方ないか。 短編なだけに、物語としての魅力には乏しいが、反面、新しいトリックをひねり出そうという、作者の情熱は十分に感じられる。 10編の小説のうち、「二ノ宮心中」が一番面白かった。犯人の何重にもめぐらしたトリックを、捜査の過程で、絡まった糸を丁寧にほぐしていくような興奮を味わった。「列車がトンネルに入るのを、証人に見られない方法」は、まさに奇想天外なやり方で、馬鹿らしいといえばそうも言えるやり方だが、心中という現場で実際に実行したら、案外有効なトリックではないかと思うと、知的な構成部分と、突拍子もないトリックとの合わせ技という点で、「二ノ宮心中」は印象に残る一編である。 | ||||
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鮎川氏が推理小説専門誌「宝石」に執筆した短編を集めた短編集「時間の檻」(北村薫 編 光文社刊)を再編集した物です。各編毎に乱歩のルーブリック(紹介文)が付されているのがファンには感涙物です。 長い間、鮎川氏と宝石社はトラブルを抱えており(宝石社が鮎川に賞金を払ってなかった)鮎川氏に執筆を依頼する事はなかった。経営悪化に陥った宝石社は経営再建を乱歩に託し、編集長として迎える事となる。そして編集第一号に鮎川氏に執筆を依頼し、鮎川氏も傑作「五つの時計」でそれに応えた。元々乱歩氏は鮎川氏を高く評価しており、「黒いトランク」の入選時にも乱歩氏の強い推薦があったそうだ。 この短編集には10編の作品が収められている。それぞれに例のルーブリックが付され、「薔薇荘殺人事件」では犯人当て企画で回答を寄せた、花森安治氏の回答編までもが収録されている、正に豪華愛蔵版と言ってよい内容となつています。 各篇の詳細は省きますが、いずれの作品も凝った本格物で、若き日の巨匠の足跡を辿るには格好の短編集と言えるでしょう。推理ファン、本格ファンの方々にはぜひとも読んで頂きたいものです。ちょっと暇な時、パラパラとページを括っている内にいつしか没頭している、そんな数少ない短編集の一つです。 | ||||
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