怪奇探偵小説集2
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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前作はエログロ趣味の作品が多かったような印象があり、正直、途中で辟易したが、今回はその傾向は減じられており、「皮肉な結末」ものとでも云おうか、ちょっとしたスパイスを加えたものが多かった。収められた作品について傾向別に以下に述べていこう。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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1976年に出た単行本の文庫化。 江戸川乱歩「踊る一寸法師」、甲賀三郎「悪魔」、角田喜久雄「底無沼」、水谷準「恋人を喰べる話」、渡辺温「父を失う話」、城戸シュナイダー「決闘」、阿部徳蔵「奇術師幻想図」、光石介太郎「霧の夜」、蘭郁二郎「魔像」、横溝正史「面」、渡辺啓助「壁の中の男」、井上幻「喉」、登史草兵「葦」、弘田喬太郎「眠り男羅次郎」、潮寒二「蛞蝓妄想譚」が収められている。 いずれも戦前に書かれた幻想味と怪奇色の強い短篇ミステリである。こういうのが盛んに書かれた時期というのがあったのだ。 出来不出来はあるが、どれも異様な味わいで面白い。印象に残ったのは、まず弘田喬太郎「眠り男羅次郎」。なんともいいようのない得体の知れなさだ。それから、水谷準「恋人を喰べる話」。意外にロマンチックな話だが、アイデアの異常さが凄い。城戸シュナイダー「決闘」は、普通に意外な結末。 のちにハルキ文庫としても復刊されている。 | ||||
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