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本格推理10 独創の殺人鬼たち



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初公開日(参考)1997年07月
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本格推理〈10〉独創の殺人鬼たち (光文社文庫―「文庫の雑誌」)

1997年07月01日 本格推理〈10〉独創の殺人鬼たち (光文社文庫―「文庫の雑誌」)

ミステリー界に薫風を吹き込みつづける“本格推理”シリーズ。ここに、「これぞ本格」と編集長・鮎川哲也が自負する作品集が登場した!応募総数326編から選ばれた13人の精鋭たちが、独創の限りを尽くしたトリックとストーリーで、あなたの灰色の脳細胞と格闘する。かくも難解な犯罪に合理的解決はありえるのか?ようこそ“本格の館”へ。(「BOOK」データベースより)




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本格推理10 独創の殺人鬼たちの総合評価:8.00/10点レビュー 2件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

現役作家のアマチュア時代の作品もあり、見逃せないかも!

同シリーズの前巻とはうってかわって珠玉の短編集であった。特に文章の巧い作者が多いのが特徴で、単なるパズル小説に堕しておらず、小説として、読物としての結構がしっかりしていた。
13作品中「手首を持ち歩く男」、「エジプト人がやってきた」、「飢えた天使」が白眉で次点で「ダイエットな密室」、「紫陽花の呟き」、「夏の幻想」、「冷たい鍵」を推す。

「手首を持ち歩く男」は全てが間然無く納まり、最後に冒頭のプロローグが二重の意味を持っている事を示して終わるのが心憎い。今回は次点の「ダイエットな密室」もそうだが、最後に心憎いオチを用意している辺りが今までの作品よりも頭1つ抜き出ている。
現在ミステリ作家として活躍する大倉崇裕氏の「エジプト人がやってきた」も前代未聞のトリックでよくこんなの書けたなぁとしばらく呆然した。それぞれに散りばめられた布石には気付いてはいたが、それらが最後のオチにこんな形で納まるのかと非常に感心した。今までのこのシリーズの中でトップに推す面白さである。
「飢えた天使」も現在ミステリ漫画の原作者として活躍する城平京氏の作品で、まず文章が非常にしっかりしており、読み応えがある。最後のペシミスティックな終わり方といい、ストイックな物語運びが非常にツボに嵌った。
次点の作品も通常の同シリーズでは1、2を争う出来だが、今回は相手が悪すぎたという思いが強い。それぞれの作品の文章もしっかりしており、クイズの正解だけではない何かを胸に残す。

その他残念だったいくつかの短編について。「鉛筆を削る男」は最後の真相が最も純文学的で抽象的だったのががっかりした。これを真相とするならばそれまで繰り広げられた他の推理を選んだ方がマシだった。
読者への挑戦が挟まれた「肖像画」はちょっと奇抜すぎる。驚愕の真相を狙ったのは買うが、ちょっと極端に行き過ぎた感がある。

しかしこの感想を書くにあたり、大体今までのシリーズではほぼ内容を忘れていたのが7割はあったのに対し、今回はほとんど全てが内容を憶えている。これは私にとって最もインパクトが強かった事を意味する。このシリーズ、ここからが本統の真価を発揮するのかもしれない。次巻も愉しみだ。

Tetchy
WHOKS60S
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No.1:
(4pt)

本当にすごい作品もちりばめられている

本格物を堪能できました。中にはすごく凝ってて長編にしてもおかしくないような作品もあり驚きました。逆にトリックがさすがにムリだろ、というモノもありましたけど。総じて満足できた1冊でした。
本格推理〈10〉独創の殺人鬼たち (光文社文庫―「文庫の雑誌」)Amazon書評・レビュー:本格推理〈10〉独創の殺人鬼たち (光文社文庫―「文庫の雑誌」)より
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