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本格推理8 悪夢の創造者たち



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初公開日(参考)1996年09月
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本格推理〈8〉悪夢の創造者たち (光文社文庫)

1996年09月01日 本格推理〈8〉悪夢の創造者たち (光文社文庫)

1841年、本格推理の祖といわれるE・A・ポーの「モルグ街の殺人」が生まれた。以来150年あまり、名作あまたあるその歴史に、新たなページを書き加えんとする挑戦者たちが集まった!鮎川哲也編集長を中心に、応募作から選んだ12編は、密室・足跡トリック、(本シリーズ初登場の)叙述トリックなどで、まさに読者を悪夢に誘う―本格推理の新世界へようこそ。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

本格推理8 悪夢の創造者たちの総合評価:8.50/10点レビュー 2件。Cランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

ちょっと上向き

全12作。その出来映えにかなり明暗が分かれたアンソロジーか。
以前までは全体の内、1,2作ぐらいの割合でこちらを唸らせる作品が見られた程度だったが、今回は4作が秀作だった。
それは黒田研二氏の『そして誰もいなくなった・・・・・・のか』、小波涼氏の『少年、あるいはD坂の密室』、剣持鷹士氏の『おしゃべりな死体』、そして林泰広氏の『二隻の船』である。

まず黒田氏は現在新進気鋭の本格ミステリ作家として活躍しており、このクリスティの名作をオマージュにした短編もその片鱗を見事に見せている。約30~50枚程度の枚数で連続殺人事件を描き、しかもそれに効果的なオチをつけているあたり、小説巧者の萌芽が早くも見られる。最後のオチはこちらでも判ったが、判った上でも楽しめる一編だ。
次の小波氏の作品はまずその文章の上手さに驚く。現在彼は作家としてデビューしてないのだろうか?また他の作品とは一線を画した、犯人が捕まらなく、その後の展開をほのめかす余韻あるラストも秀逸。

剣持氏は既に短編集を出しているプロの作家であるが、約10年近く経った今も次作は出ていない。彼は非常にゲームに徹した書き方をする類い稀な筆巧者。まさに本格ミステリのゲームマスターといった感じである。最後の解決の文章に減点のカウントダウンをつけるといった趣向とそれを実現させる文章力に脱帽。

最後の林氏は私の好きな本格ミステリである、トリックやロジック以外の心に響く何かを備えた作品でタイトルに殺害方法と登場人物同士の関係のメタファーを盛り込み、末尾を飾るに相応しい内容となっている。

こうして見ると秀作ばかりで7ツ星というのはいささか厳しすぎるように思われるが、それ以外はやはりどれも似た設定の繰り返しで、食傷気味である。これだけの数の本格を読まされるのだから読者を飽きさせない舞台設定というのがインパクトとして非常に重要な要素となる。
まあ、素人にそこまで求めるのは酷かもしれないが、やはり金を出して買う商品であるからには損をさせてはいけないという見地からもこの考え方は妥当だと考える。
でもレベルアップしてきたのは間違いない。次回に期待。

Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.1:
(5pt)

数十年前に図書館で借りて1つの短編の物語が忘れられずに購入

鮎川哲也先生が、素人の推理小説、短編物を数多くの中から厳選して10人(素人作家)を選び
それが本格推理シリーズの中身なのですが、ウィッキーペディアなどで調べると、本格推理シリーズに載って
その後プロの作家になられた人が、数多くいます。 その中でも当方が、本格推理8に記載されている黒田研二氏(のちにプロの作家になる方です。)そして誰もいなくなった・・・・・のか? まあタイトル的には、有名小説のマネた小説だと思いがちですが、(まあ本編の途中でそして誰もいなくなったの展開に似てないか?と登場人物が、つぶやくシーンは出てきているので、お手本にしているのは間違いないのですが)ただ、トリックがなんとも巧妙で、最後の落ちがビックリさせられます。(数じゅうページの短編なのに!)数十年前に1度読んでいるのでトリックの落ちの部分(犯人は)わかっていたのですが・・・・・黒田氏が言いたい本当のオチが、数十年前 読んだときには、あまり理解できていませんでした。 今回あらためて黒田氏が言いたい本当のオチの部分が、理解できた!!!ので、読み終わった後に、満足感と、やはり面白かったなと思いました。 当方的には、本格推理8はお薦めの小説です。
本格推理〈8〉悪夢の創造者たち (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:本格推理〈8〉悪夢の創造者たち (光文社文庫)より
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