(短編集)

メイン・ディッシュ



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ミステリ→

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初公開日(参考)1999年03月
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短編集

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メイン・ディッシュ (集英社文庫)

2002年03月01日 メイン・ディッシュ (集英社文庫)

小劇団「紅神楽」を主宰する女優・紅林ユリエの恋人で同居人のミケさんは料理の達人にして名探偵。どんなに難しい事件でも、とびきりの料理を作りながら、見事に解決してくれる。でも、そんなミケさん自身にも、誰にも明かせない秘密が…。ユーモラスで、ちょっとビターなミステリ連作集。文庫化に際して、新たに特別短編を加筆。さらに美味しくなった、スペシャル・メニューを召し上がれ。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

メイン・ディッシュの総合評価:8.18/10点レビュー 22件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

メイン・ディッシュの感想

連作短編であり、ストーリーの収斂テクニックが光る素敵な作品です。
登場人物がそれぞれ個性的でユーモアにあふれています。
読みやすく読後感も良いので、後味の悪い作品を読んだ後なんかに読むと良いかもしれません。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.21:
(4pt)

ユーモア溢れるミステリー

ジャンルはミステリーだが、クスッと笑えるユーモアもあり、ラストはちょっと感動もしてしまう読み易い作品。

いくつかの短編で構成されていて、最後にはひとつのストーリーに繋がっていく。
若干複雑でわかりづらさもあったけど、楽しく読めました。

またタイトルの通り、料理がたくさん出てきて、その描写がまた上手くてヨダレ垂れそうでした。笑

面白かったです。
メイン・ディッシュ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:メイン・ディッシュ (集英社文庫)より
4087474240
No.20:
(3pt)

程々に読みました

料理描写が目的で、読んで美味しいを目的に読んでみた
ん~…今イチ自分が求めてる美味しさの方向じゃなかったかな…
1編ごとの短編だと思って読めば面白いんだが「連作」とするとミスリードし過ぎじゃ?みたいな感じもなきにしもあらず
比喩センスが自分の好み方向じゃなくて面倒くさかったかも。どうにも、ミケさんからねこさんのトコに戻る程の熱を感じなかったんで、ああそうなんだ。位の感じしかしなかった
自分の嗜好外らしい
メイン・ディッシュ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:メイン・ディッシュ (集英社文庫)より
4087474240
No.19:
(2pt)

作者も混乱している。それが、ますますわからない状態に。

ひとつひとつの短編で 物語を作りながら
全体として ひとつの大きな物語にするという手法である。
それで、ひとつひとつの物語では ストーリーになっているが、
全体を通すと 不具合が 生まれる物語。
つまり、都合よく破綻しているのである。

評価がしにくい小説である。
料理については 推理はあるが おいしいというだけで
なんと表現力がないのだろうと思う。

主人公は ミケさんということで、設定してみる。
アペリティフ(プロローグ)
雪の中にたたずむ ミケさん。
ミステリーのどんでん返しを期待していた。
『雪が、そんなに楽しい』と声かけられて、
ネコさんに拾われる。

ネコさん。主役女優。
どうも、最後までイメージがわかないキャラクター。
ミケさん(三津池修)にぞっこんであることは確かだが、
なぜか、性格が悪そう。いわゆる根性わる。

5人の学生の友達。
貧しくて、ワンコイン(500円)出して、
カレーを食べる。そのカレーがおいしいと言っても、
タマネギをたっぷりじっくり炒めることのようだ。
タマネギの甘味を引き出す。

第1話 ストレンジテイスト→グルテンのフリッター 
2組しか客を取らない料理店。
そこは、とても人気があるが、
季節の素材が、夏のもの、冬のものが混ざっている。
世の中、旬がなくなった。そのため、旬のおいしさが消えてしまった。
チロシン、ドーパミン、アンフェタミンが隠し味。

第2話 アリバイレシピ→カレー
伊能由佳里。カレー仲間の紅一点。
レイプ、妊娠 そして 死んでしまう。
それが、様々な不幸を引き寄せる。性格の悪さが引き立つ。
恩田徹也が工学部の学生でカレーつくりの名人。
彼も、自殺をしてしまう。
泉谷伸吾(会社一筋、女房に逃げられる。実家は温泉旅館で裕福)は、
カレーを作り 七年振りに滝沢良平と谷口優太を招待する。
泉谷は会社を辞めて、作家になると言う。

第3話 キッチンマジック→ラーメン
ひったくりの話。高校生が死んでいた。
中華料理屋の娘が劇団に入ってくる。
そのラーメンを作ろうとするが ミケさん失敗する。

第4話 バッドテイストトレイン→松花堂弁当
滝沢良平は、料理人だが 臭覚障害者。
ミケさんこと三津池修に、松花堂弁当をゆずる話。
10日間 風呂に入らなかったから、匂いをまき散らすことが可能か?

第5話 マイオールドビターズ→ビール
自家製のビールをつくる。
大金持ちの道楽。それがコマーシャルだったとか。
劇団員が テレビに出れるようになったきっかけ。
泉谷とネコさんは昔同棲していたということをしり、ミケさんは行方不明。
一体いつ同棲したのか?泉谷は結婚してバツイチなのに?

第6話 バレンタインチャーハン→タマゴチャーハン
ネコさんが自慢の料理を作る。
ミケさんに教えられた タマゴチャーハン。

第7話 ボトルダミー
ミケさんのつくり置きの1年経ったブランデーはちみつ梅酒。

第8話 サプライジングエッグ 
ミケさんは 三津池修と名乗っているが、本名は滝川だった。
実験をあやまらせた谷口は 三津池修となのり、海外逃亡。
(では、7年後にカレー料理食べた谷口はどうやって参加?)
15年の歳月を得て、三津池修である谷口はもどってきた。

第9話 メインディッシュ
この物語は 入れ替わりがあり、それが、よくわからないようにしてある。
結局 作者も混乱している。それが、ますますわからない状態に。
メイン・ディッシュ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:メイン・ディッシュ (集英社文庫)より
4087474240
No.18:
(3pt)

ちょっと反則のような…

筆者の得意とする連作短編集。個々の短編を単独の作品として読んでも面白いが、最後まで読むと統一された一つのストーリーになっている。しかも、本作は同じ連作短編集でも、著者の代表作である香菜里屋シリーズと比べてかなり複雑な作りになっているが、読者を混乱させずに結論まで導く筆力はさすがだとしか言いようがない。おまけに、筆者の十八番である食に関するネタも豊富で、読んでいるだけでおいしい気分になれるのだから、北森作品はとても楽しみどころが多い。

筆者の作品は結末にどんでん返しがあるので、最後まで目が離せない。本作でも大いに読者を驚かせてくれる。ただ、今回のどんでん返しは少々やりすぎではないか。このどんでん返しを察するための手がかりがないのである。その点だけが残念なので、☆3つに減点した。

しかし、久しぶりに北森作品を読んだが、この人はつくづく手練れであると再認識させられた。50歳に見たぬ若さで夭逝したことが、くれぐれも惜しまれてならない。
メイン・ディッシュ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:メイン・ディッシュ (集英社文庫)より
4087474240
No.17:
(5pt)

何度も読み返してます

ずいぶん前に購入して、何度となく読み返しています。うっかり汚してしまい再度の購入です。
たくさんの伏線と、小説の本編に劇中劇。北森さんの得意とする?食べ物や飲み物の描写。どんどん引きこまれていきます。
何度読んでも、読み飽きない作品です。
メイン・ディッシュ (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:メイン・ディッシュ (集英社文庫)より
4087474240



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