屋上物語
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傷などなく、迅速に配送されました。 | ||||
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デパート屋上のうどんスタンドが舞台の連作短篇集。 日常の謎のようで、しかしちょっとシュールな現代社会の謎を取り扱う、というあたりが特徴。 うどんスタンドの主が探偵役という変化球設定だが、ちょっと安楽椅子探偵のようで、でもやはりそうではないのだ。(北森作品にありがちなキャラクタという話もある。) 全体としていちおう連作短篇のかたちになっているが、話としては全部つながっていて、だんだん探偵役やその周囲の人物像が明らかになってゆく、という、まあこの分野の黄金パターンではあります。ただし、どうにも登場人物に感情移入し辛いのと、グルメ系ミステリにしてはうどん(超おいしいという設定ではあるが)しか出てこないので、個人的には最後まで盛り上がりにかけたような気がする。 あと、書き下ろしの最終章はちょっと余りにおまけ的で、気に入りません。 | ||||
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1999年に新書版で出たものの文庫化。短編が1つ加えられている。 8つの物語を収めた短編集。いずれもデパートの屋上にいる者/物たちの視点を通して描かれており、なかなか斬新だ。 人情味があるように見えて残酷な結末が待ち受けているのは、いつもの北森調。読み終わって、いやーな気持ちになる話が多い。特に「楽園の終わり」とか。 しかし、完成度という点では、北森作品のなかでもずば抜けている。やはり「屋上」というテーマと設定が良かったのだろうと思う。 一応、完結してしまった作品のようで、続編がないのが残念。 | ||||
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~ 長編とはいいながら、連作短編集のような作りです。一つの話が終わったと思うと、その中の一人または一つの出来事が次のお話につながっていく。 それぞれの話のラストは、決してハッピーエンドばかりではありません。ちょっと救いがない、というか悲しい結末のものもあります。が、そこがまた人間臭いというか、現実っていうのはこんな悲しい出来事の~~積み重ねだったりするのかもしれないと思わせる、そこがまた味のある小説になっています。 『花の下にて春死なむ』や『メインディッシュ』のようなちょっと心温まるミステリーが好きですが、こんな人間臭い作品もなかなかです。 やくざすら懐柔してしまうさくら婆ァの魅力。自身がつらく悲しい体験をしているからこそ、人には優しく、ときに厳しく~~なれるのかもしれません。 結末が悲しい話が多いにも関わらず、読んだ後はなぜか清々しく、また明日に立ち向かっていけるような気持ちにさせてくれるのは、作者のチカラでしょうね。~ | ||||
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デパートの屋上にある行列の出来ちゃうウドン屋さんで働く、さくら婆ぁさん。腕は良いけど、口は悪く、ヤクザの人からも一目置かれる彼女が、屋上で発生した色々な事件の謎を解いちゃう連作ミステリーです。さくらさんを始めとする登場人物は、ややステレオタイプ的ですが、味があり、ニガイけど、読んだ後にホンノリしたものが残る感じです。連作ミステリーとしての落ちも、割とちゃんとしています。ちょっと後味の悪いお話も有るのが、個人的にはマイナスなのですけど、全体的には、良くできた秀作だと思います。 | ||||
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