(短編集)
ぶぶ漬け伝説の謎
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有馬シリーズ第二弾であり、前作より一段とテンポよく話が進んでゆく。色々な伏線を残したまま作者がなくなってしまったのでは本当に残念である。 | ||||
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蓮丈那智シリーズや香菜里屋シリーズが好きで、北森鴻の作品はほとんど読んだ。しかし、最後まで手を出さなかったのがこのシリーズ。タイトルが2時間サスペンスドラマのようで、なんだか二の足を踏んでいたのである。 しかし、読んでみた感想は、なんでもっと早く読まなかったのかという後悔と、北森港の早逝でこの続きはもう読めないという悲しみである。実際、タイトルはふざけているし、そのレギュラーの登場人物もタイトル以上にふざけた人が多い。2時間ドラマなら、ユーモアミステリーという扱いになるだろうか。とはいえ、小説としてのクオリティはとても高い。 思うに、北森鴻の小説の魅力は、(1)トリックの面白さ、(2)人間の描き方、(3)民俗学の知識の深さ、(4)料理の描写のうまさの4点である。この作品では、(1)(2)は他の北森鴻の作品同様に申し分ない。そして、(3)については、他の作家ならそれだけで一冊の本を書いてしまえるようなおいしい素材を、トリビア程度に使ってしまうぜいたくさがあり、(4)の京料理の描写は香菜里屋シリーズにも全く負けていない。(1)(2)が秀逸な作家はたくさんいるが、(3)(4)の面で北森鴻は他の作家の追随を許さない。北森鴻の唯一無二の存在感はここにある。このシリーズは、キャラクターもタイトルもふざけているが、(1)から(4)の北森作品のおいしいエッセンスが凝縮された、味わい深い作品群である。 北森鴻の急逝後、残されたわずかなプロットをもとに、公私におけるパートナーだった浅野里砂子が書き継いだ作品もあるので読んでみたが、(3)の知識量の差があからさますぎて、北森鴻の存在の大きさを感じさせられただけだった。北森鴻が亡くなってから、もう10年近い年月が経つ。しかし、それでもファンとして北森鴻の急逝を惜しむ気持ちは変わらない。この裏京都シリーズを読んでみて、改めてそう思った。 | ||||
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読みたかった作品で嬉しいです。新品みたいでした。嬉しかったです。ありがとうございました。 | ||||
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前作「支那そば館の謎」がおもしろかったので、引き続きシリーズ2作目であるこちらを読みました。京都嵐山の実在の寺、大悲閣の寺男アルマジロこと有馬次郎と、都新聞の記者折原けい、それから、とうとう大非閣に居候として居ついてしまった超いい加減人間のマイナー作家ムンちゃんこと水森堅、そして大非閣の住職が活躍するユーモア・ミステリです。 相変わらずお騒がせのムンちゃんや、殺人の嫌疑をかけられて逮捕寸前の折原けい救出に振り回されるアルマジロ。京都を舞台にドタバタ劇が繰り広げられ、その合間においしそうな京のお惣菜が並びます。季節は冬。イイダコと小芋の炊いたん、ふぐの天ぷら、海老芋と棒鱈の炊き合わせ、京風きつねうどん、鱧鍋に、白味噌の京風雑煮、番外では学生街の食堂のから揚げとラーメン定食、そして焼酎ベースに緑茶を入れたカクテル孤里夢などなど。これらはきっと北森氏自身が京都で食された料理なのでしょう。料理の描写が本当にうまいと思います。だしの香りまで漂ってくるようです。 シリアスで重厚な社会派、またはトリックとロジックがしっかりした本格ミステリが好みの方には物足りないと思います。が、寒い冬の夜、あったかい部屋で気軽に読むには至福の一冊か、と。 最後は大晦日、明日から新年というところで終わり。続編がありそうな含みなのに、北森氏が逝去されたため、もう続きが読めないのが大変残念です。ご冥福をお祈りいたします・・。 | ||||
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とてもよかったです。 とてもよかったです。 とてもよかったです。 | ||||
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