暁の密使
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2005年に出た単行本の文庫化。 明治期を舞台とした北森さんの時代小説のひとつである。冒険小説という色合いが濃い。 チベット潜入をはかった実在の僧侶・能海寛を主人公に据え、しかし、かなり大胆なアレンジを加えながら語った物語である。 面白いことは面白い。人物に魅力があり、ぐいぐい読ませる力がある。しかし、なんというか、けっこうショッキングな幕切れが待ち受けているので、評価は分かれるのではないか。小説としては、ちょっとまとまりに欠けると思う。 ある意味、著者らしい味わいの出た作品と思う。文章の緊迫感とか、グロテスクなまでの残酷さとか、ぴりりと良く効いている。 | ||||
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日本国が西蔵に南朝を再興させようとしていたという壮大な考えの総集編だ。これほどまで短期間にに人は移動を繰り返せるのかという疑問も残るけれども、迫力はある。でも雪崩で全てを消し去られたら、今までの苦労はどうなるんだと叫びたくなった。 | ||||
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日露開戦直前、廃仏毀釈で苦しむ日本仏教を救おうと、チベットへ仏典を得るため旅だった学僧は本人も知らぬうちに日本政府の密使の使命を帯びていた。なんとも魅惑的な設定で、清朝末期の混沌の中国を苦難の旅、一気に引き込まれた。立場はことなれ主人公能海の人間的魅力にひかれ、彼を助けることになる中国人とチベットの山の民。英国、ロシアと列強の思惑もからみグレートゲームが展開される。ラストの結末のつけかたは冷静に考えればこれしか無いように思えるが、ここまで主人公に思い入れて読んできた身には酷に思える。歴史の現実の厳しさであるが読後感が若干悪い。 | ||||
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