花の下にて春死なむ
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.67pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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第52回日本推理作家協会賞受賞作。安楽椅子探偵物かつ日常の謎物だと思って読み始めましたが、結構重い犯罪も出て来るので、物悲しい雰囲気の終わり方が多かったですね。今さらの初読ですが、本作の事はかなり気に入りました。とにかく文体が素晴らしい。読み始めてから、何がこんなに気持ち良いのか?と思っていましたが、文体が好みだった訳です。で、最後に解説を読んで、「短編独自に要求される純度の高い文体の持ち主」と書いてある事に深く納得。謎と推理の出来栄えも悪く無いですが、バーの雰囲気と世界観を楽しむ作品じゃ無いでしょうか。 | ||||
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香菜里屋シリーズの第一作目。 | ||||
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謎解きの好みは低いので点数抑えました。 | ||||
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未読の方はご注意ください
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綺麗な状態でした。 | ||||
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本の紹介文『優しく、ほろ苦い。短編の名手が紡ぐ、連作ミステリー。不朽の名シリーズ第1弾!』に 惹かれて購入したけど、ま~面白くなかった。1話目の俳句に興味がないから?2話目からいいの? 頑張って読めば面白いのかもしれないけれど、1話目の内容に気色悪いものを感じ脱落。 ★1レビューを見てから購入を検討すればよかった。反省。 | ||||
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・謎解きについて 普段あまりミステリを読まないので完全な主観ですが。 広げた風呂敷が全て一つの解に繋がって収まる、綺麗な謎解きではありませんでした。提示した事実の一部を無理やり繋げた感じ。あんまりスッキリしません。 ・ビールの描写について ビアバーを描写するのであれば、ビールのことをもっと調べて欲しかったなと思います。度数の違う4種のビールがあって、それが全て?ピルスナー(ピルスナーグラスを使っている)というのは無理があるかと。 工藤さんが度数だけで客に出すビールを選んでいるのも気になりました。ビールこそ奥深い世界、味も千差万別ですから。 また、「最高度数のビールは12度で、ロックで飲む」というくだりがありますが、少なくとも僕はそんなビールは見たことがありません。東南アジアの軽い(薄めの)ビールでしたら、氷を入れることもあるようですが。ヨーロッパの12度ぐらいのビールはむしろ赤ワインに近い扱いで、色も褐色や黒色。ぬるめの温度で、ワイングラスに注いで飲んだりします。そもそもピルスナーではないです。大分類のラガーですらない。 | ||||
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北森鴻氏はタイトルのつけ方といい、親しみやすく読みやすい設定といい、とてもうまい作家さんだという印象を受けます。ただ、個人的には、特に人物造形に無理がある気がして、今度こそと思って読んではみるものの何かしっくりこないことが多いです。 この本には6つの短編が収められ、共通の人物が登場する連作になっています。最初の「花の下にて春死なむ」と一番最後の「魚の交わり」は繋がっていて、ひっそりと質素に生きてきたもの静かな老俳人、故・片岡草魚の人生を、フリーライターの女性、飯島七緒がたどってゆく話です。 他のレビューアさんが、65歳と28歳のこの2人の恋愛に無理があると書いていらっしゃいました。年齢も同感ですが、七緒が草魚を自分の部屋に誘うところが唐突でしっくりこず、後の方の「魚の交わり」でも、七緒がここまで激情的になって草魚の足跡にのめり込んだり、まわりも目に入らなくなるほど感情を爆発させるのが非常に違和感がありました。どうもこのキャラクターは不自然で理解しがたいです。 他の登場人物も、「いや、ここでそういうことを言うかな・・」とか「ここでこういう行動には普通出ないだろう」みたいなことをしょっちゅう感じてしまい、「蓮丈那智シリーズ」を読んだ時もそういえば同じことを感じたのだったと思い出しました。先にプロットありきで、それにあわせて登場人物の動きを詰め込んでいるような印象というか。 他、「終の棲み家」は多摩川の土手に小屋を建てて住みついた老夫婦をしみじみと描いていますが、終わりが何か納得できない、「七皿は多すぎる」と「家族写真」は話の設定自体が不自然、などなど、辛口ですみません。この作家さんで気に入ったものは今のところ「裏京都シリーズ」の2冊だけですが、こちらは軽いユーモア・ミステリなのでそんなに期待していなかった分、意外性が楽しかったのかもしれません。こちらも京都のお惣菜がおいしそうでしたが、この香菜里屋シリーズもビールと料理がおいしそうで自分でも作ってみたくなります。 | ||||
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なんとなくかな | ||||
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