幻の女



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初公開日(参考)1998年06月
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長編小説

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幻の女 (角川文庫)

2003年11月30日 幻の女 (角川文庫)

五年前に愛を交わしながらも突然姿を消した女、瞭子と偶然の再会を果たした弁護士の栖本誠次は、翌朝、彼女の死を知った。事務所の留守電には、相談したいことがあるとの短い伝言が残されていた。手がかりを求めて彼女の故郷を訪ねると、そこには別の人間の少女時代が…。愛した女は誰だったのか。時を遡る執拗な調査は、やがて二十年前の産業誘致をめぐる巨大な陰謀と、政財界をも巻き込んで蠢く裏社会の不気味な構図に行き当たる。謎とサスペンスの中に孤独で真摯な愛の行方を描き切った第52回日本推理作家協会賞受賞の傑作、待望の文庫化。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

幻の女の総合評価:7.32/10点レビュー 19件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

幻の女の感想

五年前に不意に姿を消した女性と偶然再会した主人公。しかし、翌日には事件の被害者として殺害されたことを知る。弁護士の主人公には、父の自殺という出来事がありそれも自分のせいではないかと云う
心の負担が彼を悩ませていた。事件そのものは痴情のもつれといった形で終止符が打たれそうな感じだったが、犯人が暴力団関係者であり夜遅く彼女のマンションの部屋にどうして入れたのかといつた疑問から
主人公は彼女がなぜ黙って自分の前から消えたのかも知りたくて事件を調べ始める。しかし、調べを進めると名乗っていた人間とは別人である可能性が浮上する。彼女はどこの誰だったのか、事件の起きる前日に留守電に入っていた頼みたい事とはどのような事だったのか。あのウイリアム・アイリッシュと同じタイトルをして同様に序盤から読者を物語の中に引きずり込む展開はこの先を期待させてくれます。
でも、全体の構図としては産廃業者、市の役人との癒着、陰にうごめく暴力団、といったありきたりのパターンで書かれていてその分興醒めになるところがあります。もう少し違ったプロットで書かれていたらと
残念に思います。それは、この著者を初めて読んだのですが思いの外筆の立つ人で、主人公の屈折した心情もとにかく理屈っぽく多角的に説明していたりと予想外の筆の確かさに驚いたからです。全体においても各人物のセリフや生き方とそのポリシーもしっかりと書き表し、ぶれない人物像の人達が話の展開にもその役割として上手く作用しています。浮ついた描写や軽い雰囲気になることなく、むしろハードボイルドタッチで事件の背後と殺された女の実際の素性を探る主人公の姿が描かれています。やくざに手ひどくやられ満身創痍の身体でも調べを止めない主人公に先の展開が気になって読み進むことになります。
主人公の過去とその影響を受けた生き方。それらを描きながら女の謎を追う展開のミステリとしては上出来でしょう。ただ、残念なのは背景のありきたりさとだと云えます。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:
(8pt)

幻の女の感想

『贄の夜会』を読むまでこの作家さんを知らなかったのですが、すごい筆力のある方ですね。
最初はなんとなく辛気臭い感じで、あまりスピード感のある展開ではなかったのですが、真相が少しずつわかっていくにつれて、ぐいぐいと引き込まれていきました。
開発にからむ汚職なんてのは現実にも一杯あるだろうし、産廃がからむあたりは非常にリアリティーがあったような気がします。
終章は男性好みの終わり方だなと思いましたが、救いのある終わり方だったのでよかったです。
ページ数は多いですが、読み応えがありました。

たこやき
VQDQXTP1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.17:
(3pt)

関係性がわかりづらい

多くの人がでてきて、なかなか一回では関係性を整理できない感じで、偶然な設定も多く、ちょっと厳しいかな。
主人公のキャラも最後の種明かしも冗長で好みではなかったかな。
幻の女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:幻の女 (角川文庫)より
4041911044
No.16:
(3pt)

まあまあ楽しめました。

私は小説は長ければ長いほどよいという立場なので、楽しみにして読み始めました。内容はまあまあでしたが、会話主体の文章は好みではありませんでした。その点ではやや不満が残りました。
幻の女-日本推理作家協会賞受賞作全集(94) (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:幻の女-日本推理作家協会賞受賞作全集(94) (双葉文庫)より
4575658960
No.15:
(3pt)

複雑な内容

文庫本で読んだが少し長すぎると思う。”幻の女”というタイトルに魅せられ読んで見たが期待外れ。
幻の女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:幻の女 (角川文庫)より
4041911044
No.14:
(4pt)

面白い!

アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。
幻の女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:幻の女 (角川文庫)より
4041911044
No.13:
(4pt)

途中ダレルますが・・・

親の死に何らかの責任を感じている人は、ラストの手紙に救いを感じて涙するでしょう。
幻の女 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:幻の女 (角川文庫)より
4041911044



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