連鎖



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初公開日(参考)1991年09月
分類

長編小説

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連鎖 新装版 (講談社文庫)

2021年08月12日 連鎖 新装版 (講談社文庫)

ヨーロッパの原子力発電所の事故による放射能汚染食品が、検査をすり抜けて日本国内に輸入されていた。スクープした記者が運転する車ごと海に落ち、意識不明に陥ってしまう。記者の友人である羽川は厚生省の元食品Gメンとして食品検疫所で働いていた。レストラン倉庫に保管されていた肉への毒物混入事件が発生し、その調査を始めた羽川に危機が迫る! 江戸川乱歩賞史上最大級の骨太作品。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.60pt

連鎖の総合評価:7.38/10点レビュー 29件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

冒頭の書き出し部分にヤラれた

衝撃的な冒頭の舞台設定に思わずうなった
どん底のスタートから、さて、どのように展開していくのかと不安に思ったが、さすが、見事に素晴らしいハードボイルドに仕上げています!
この一作から、中編モノなら2~3作作れそうな内容の充実ぶりでしたが、当時の作者は年一作を貫いていただけに、さすが!と思わされた。
小説を書くに当たっての取材も大変だったのではないかと思う。
とてもデビュー作とは思えません!
最も魅力的な登場人物:羽川(主人公)

mustang
PCGQIQ4X
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

題材の目の付け所が新鮮

1991年、第37回江戸川乱歩賞受賞作。厚生省の食品検査Gメンという特殊な人物を主人公にした、社会派ハードボイルドである。
東京検疫所で輸入食品の検疫を担当するGメンの羽川は、学生時代からの友人で週刊誌記者の竹脇が晴海ふ頭から港に車で飛び込み、病院に運ばれたという電話を竹脇の妻・枝里子から受け、急遽、駆けつけた。病院では警察から尋問を受け、自殺ではないかと示唆された。実は、枝里子は羽川の昔の恋人で、最近、よりを戻し、それが原因で竹脇が家を出ていたのだった。竹脇が自殺した原因は自分にあるのか? やり切れない思いを抱えて出勤した羽川は、事務所で「レストラン・チェーンの冷凍倉庫の肉に毒物を混入した」という脅迫状を発見する。脅迫の事実解明をまかされた羽川が調査を始めると、事件の裏には輸入食品の汚染を巡る計り知れない闇があるように感じられた。竹脇が記者として一躍有名になったのは、汚染輸入食品を告発した記事からだった。ひょっとして竹脇は、闇を解明しようとして殺されかけたのではないのか? 警察も自殺説をとる中、羽川は食品検査Gメンの限られた権限を駆使して真相に迫るのだった・・・。
ハードボイルドの主人公がおおよそヒーローとは縁遠い、冴えない(陽の当たらない)小役人という設定が秀逸。派手なアクションは無いが、経験に基づく説得力がある推理で真相を解明するプロセスが真に迫っている。ハードボイルドに欠かせない自虐的なユーモアも、消化不良ながら随所に挿入されていて楽しめる。拳銃やカーチェイスが現実的ではない日本のハードボイルドとしては、スリルやサスペンスもよく盛り込まれている方だ。
ハードボイルドファン、社会派ミステリーファンにオススメだ。

iisan
927253Y1
No.3:
(10pt)

しっくりとハマりました!

来た、来た、来たぁ~!シビレまくりのこの逸品!オイラはホンマに幸福者やぁ!も~、最高!

Tetchy
WHOKS60S
No.2:
(6pt)

スケール感はないですね

前半はドキドキ感がありましたが、終盤は詰め込みすぎで駆け足になっていました。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

連鎖の感想

なかなかテンポが早く面白かったです。
意外な人が関わっていたのが、せつなくもほろ苦い。
連鎖の真の意味を知ったとき、考えさせられました。

現実世界でも、十分ありそうな話しですね。

レッダーン
JX3FQ5JY
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.24:
(5pt)

怒涛の畳み掛ける展開

小さな事件から始まりやがて大きな事件へと進展していく様は、まさに連鎖。

ハードボイルド感が満載で重厚な一冊です。
連鎖 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:連鎖 (講談社文庫)より
4061857193
No.23:
(4pt)

捻り過ぎ

面白いが少し詰め込み過ぎだ。全員犯罪者にしなければ気が済まなかったのか。篠田までで良かったと思う
そこまででもかなり詰め込んでいると思うが、蛇足が長過ぎるように感じた
連鎖 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:連鎖 (講談社文庫)より
4061857193
No.22:
(3pt)

殺人したニンゲンの後の人間的考察。謙虚であること。

テレビで本を取り上げる番組に出てきた作家は、作家らしい雰囲気を持っていなかった。
しかし、犯人が捕まって、刑務所から出てきて、それまでのことをどう考えるかを
考える作品がないといって、書いたという新作を紹介していた。
どうも、その表現が気に入った。
「殺人」という行為。そのあとの人間的考察が、おもしろい。
汚染された食品は、日本でどのようにくい止められるのか?
食品Gメンは、捜査権を持っていても限界がある。
放射能で汚染された食品が、いろんなルートを通って、日本にやってくる。
日本は、ある意味では、汚染食品の天国かもしれない。
牛肉、ココア調整品。
どのようなルートで、日本にやってくるのか?
当然、水面下のことを知りながら、輸入する人がいる。
羽川という検疫所につとめる食品衛生検査官が小役人を主人公にする。
小役人に、何ができるのか?
ある意味では、食糧の自給率を守れというより、
食料がこうやってすれすれのものがきているという実体を、
推理小説の中で暴くという手法は、おもしろい。
作者は、「謙虚で、虚勢を張ることがない。」主人公が好きだという。
連鎖 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:連鎖 (講談社文庫)より
4061857193
No.21:
(4pt)

複雑

食絡みのネタは身近な物だけあって、薀蓄も含め楽しく読めた
ストーリーはやりすぎなくらい入り組んでおり、二転三転といえば響きはいいが
人によっては読んでいてややだれるかもしれない
まあそれでも乱歩賞作品の中では評価できる方の作品ではあるだろう
連鎖 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:連鎖 (講談社文庫)より
4061857193
No.20:
(5pt)

傑作

最近、何となくパッとした感じの小説に巡り合わないので、昔夢中に
なった一冊を思わず、もう一回読み返してしまいました。

 再確認させていただきました。傑作です。

 十年以上、私の脳裏に残ったスピード感、裏切られ感。
 再現される舞台と、その中に引き込まれ、真っただ中に巻き込まれて
いく自分が、いつの間にか作品の中にいました。

 食品Gメン。厚生省の中に、こんな部署があり、こんな活動をしている。
 結び付く一つ一つの事件の流れと、人と人とのつながり。
 最後に実を結んだその果実とは。

 という展開。お勧めです。
 95点。
 再読して、敢えて減点になったのは、枝里子さんと主人公の関係は、
はっきり言って余計だった、かな。
連鎖 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:連鎖 (講談社文庫)より
4061857193



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