ボーダーライン
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1998年〜99年の雑誌連載を加筆、訂正した長編小説。ロサンゼルスの日系保険会社に勤務する日本人PIが、残酷な日本人の殺人鬼を、その父親からの依頼で探し出す私立探偵小説である。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
米国に渡って12年の日本人探偵のハードボイルド小説です。米国の人種や所得による格差を描きながら、日本人という微妙な立場を示すエピソードを交えて進行します。 特に銃社会といわれる米国で、人を撃つことに対し日本人が持つためらいが印象に残りました。 ただ最後まで信吾という登場人物のイメージが掴めませんでした。「未熟な赤ん坊のような心」との記述もありましたが、理解不能なまま読了しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ロスで探偵として働く二世のサム・永岡は日本より捜索依頼を受けた日本人を探す。 その男はどうやら日本で何件かの殺人事件に関わっているようである。 そんな中父親がその息子を殺すためにロスにやってくる。 永岡の裏をかき先回りして息子の殺害に執念を燃やす。 探し当てた息子に自ら父親は銃殺される。 緊迫した場面が次から次へと展開していく。 この作品もまた重苦しい重厚な出来だ。 一般文学通算1315作品目の感想。2016/08/15 14:05 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
悪とは何かというテーマにスポットを当てた作品なのだが、 全体的に間延びしまくっていて読んでいて辛い それなりにページを費やされる恋人の失踪が事件と無関係だったり、 犯人との対決があまりもあっさり過ぎたりと不満も多い 親子の対面のシーンには主人公も居合わせたほうがよかっただろう・・・ もう少しコンパクトに纏めていてくれたらという惜しい作品 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人的に、真保作品の中でベスト3に入る作品。 ロスで探偵業を営む永岡が探すことを依頼された少年・信吾には、人を殺すことに罪の意識はない。彼は、天使のような笑顔を称え、人を殺せる人間なのだ。 人間に罪を犯させるのは、環境なのか? それとも生まれながらに、悪意を秘めた人間が存在するのか…?? 愛され、慈しまれ育ったにも関わらず、罪を重ねていく少年。 死を覚悟しつつも、その暴走を止めようと、息子に向き合おうとする父。 別々に信吾を追う父と永岡が、彼に近づくほど見えてくる現実…。 人間の闇を描き、キレイごとで終わらせない本作は、ずっしりと重く心に影を落とすが、読み応え十分! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
笑顔で人を殺す「サニー」、それを追う私立探偵の主人公・サム永岡。ストーリーの中心は、この追走劇になるのだが、その過程で、日本に生まれながらアメリカで探偵家業を行い、永住権を持つこととなった永岡がそれまでに接してきた犯罪者達の記憶が表れる。「生来の犯罪者は存在するのか」「犯罪者とそうでないものを隔てる境界とは何か?」という問題へと突き進む。ストーリーとしてつまらない、ということは無い。だが、テーマが壮大過ぎて、いささかピンボケしているような印象があるのは否めない。そのため、他の作品と比較するとやや地味な印象が残る。深く考えさせられる作品であることは確かなのだが。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 11件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|