誘拐の果実



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初公開日(参考)2002年11月
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長編小説

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誘拐の果実 (上) (集英社文庫)

2005年11月25日 誘拐の果実 (上) (集英社文庫)

病院長の孫娘が誘拐された。犯人からは、人質の黒髪と、前代未聞の要求が突きつけられる。身代金代わりに、入院中の患者を殺せ、というのだ。しかもその人物は、病院のスポンサーでもあり、政財界を巻き込んだ疑獄事件で裁判を待つ被告人だった。悩む家族、後手に回る警察。人質救出の極秘作戦が病院内で幕を開ける。そこに第二の事件が―。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

誘拐の果実の総合評価:7.70/10点レビュー 33件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

誘拐のアイデアは秀逸

2002年に刊行された書き下ろし長編作品。誘拐のアイデアが秀逸な社会派ミステリーである。
政財界を巻き込んだスキャンダルの主役でバッカスグループの総帥である永渕を入院させている大病院の院長の17歳の孫娘・恵美が誘拐され、犯人は永渕が死亡すれば恵美を解放すると連絡してきた。院長と、恵美の父親である副院長は、警察や永渕に協力を求めて永渕の死亡を偽装し、恵美の解放に成功する。同じ頃、神奈川県で19歳になる男子大学生・工藤巧が誘拐され、身代金としてバッカスグループの株券を用意するようにという脅迫状が届いた。家族と警察は株券を用意して交渉に応じたのだが、犯人は現われず、工藤巧は自力で脱出し、保護された。
二つの誘拐事件は人質が無事解放されたのだが、被害者二人が捜査に協力的ではないため犯人像がまったく見えず、誘拐の動機にも疑問が残り、警察の捜査は難航していた。そんなとき、恵美と工藤巧が知り合いだという情報がもたらされ、警察は狂言誘拐を疑い始めるのだった・・・。
誘拐をテーマにしたミステリーは数々あるが、本作の身代金獲得手段、誘拐の目的達成のアイデアは斬新で、面白かった。犯行の背景となる出来事も、それなりの説得力があり、どんどん引き込まれていく。ただ、後半に近づくと堂々巡りが繰り返されて話の展開が遅くなってしまったのが、ちょっと残念。単行本上下2段組みで480ページが400ページぐらいでまとめられていたら、もっとスピード感があっただろう。
犯罪小説というより、社会派のエンターテイメント作品として、幅広いミステリーファンにオススメできる。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.32:
(4pt)

傑作だが……

第二の誘拐事件の身代金受け取り現場が湘南海岸で、そこを「駿河湾」などと馬鹿な間違いを書いている。なぜ「相模湾」と駿河湾を間違えるのか、信じ難いミス。
 それから誘拐事件は「捜査本部」ではなく「前線指揮本部」のはずだが。
誘拐の果実Amazon書評・レビュー:誘拐の果実より
4087753182
No.31:
(4pt)

優しい悪魔の物語。

誘拐長編小説。題材はよくあるものだが、ストーリーは驚き。ミステリー性はもちろんだが、題名にもある、誘拐の果実は何なのかを見事に表現した作品。惜しむらくは誘拐犯の◯◯と◯◯の心に紙面を割いて欲しかった。優しい悪魔っているんですね。
誘拐の果実Amazon書評・レビュー:誘拐の果実より
4087753182
No.30:
(3pt)

当作家はよく読ませて貰っているが

当作家はよく読ませて貰っているが、私の思いの内容とちょっと違う感じだった。でも内容はいいです。
誘拐の果実Amazon書評・レビュー:誘拐の果実より
4087753182
No.29:
(4pt)

偽装誘拐としては並みの作品

誘拐の犯人が浮かんでこない。
警察は被害者による偽装誘拐説に傾きつつあった。
そんな中、誘拐被害者が顔見知りであるとの情報をつかんだ警察は一気に偽装誘拐の捜査に切り替える。
被害者の立場が一転して被疑者に。
偽装誘拐にしては被害が全くなく立件もままならない。
結末はそれほど以外ではなかったが後味の悪い展開だった。そこが狙いなのかもしれない。
一般文学通算1063作品目の感想。2015/07/04 20:45
誘拐の果実 (下) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:誘拐の果実 (下) (集英社文庫)より
4087478807
No.28:
(4pt)

誘拐のアイデアは奇抜性抜群

かつて存在しなかった誘拐の手口。
身代金等一切無し。
要求は犯人の指定した人物の殺人。
病院長の孫娘が誘拐され要求はその病院に入院している刑事被告人でもあり会社会長でもある。
警察と病院で指定された人物を嘘の死亡として事件解決にこぎつける。
その一方で別の誘拐事件が発生し、今度は現金でなく株券の要求。
7000万円分の株券は1kgにもならず逃走するにも容易だった。
果たしてこの事件との関連性が見ものである。
これまでの誘拐事件と違うところは犯人が一切登場しない分だけ恐怖がわいてくる。
後編が期待される。
一般文学通算1062作品目の感想。2015/07/03 17:35
誘拐の果実 (上) (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:誘拐の果実 (上) (集英社文庫)より
4087478793



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