共犯の畔
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共犯の畔の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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テーマ的に地味で固いところはあるが、著者の巧妙さで政治家の裏の部分が見えかくれさせてくれる。田舎町のダム建設に係る選挙戦と政治家秘書の監禁事件がどう関わってくるか、読み進むに従って真相が徐々に分かってくるが、そうきたか!と納得の結末。リアリティあふれるストーリーだけに、読後はきっと政治家がさらに信用できなくなること間違いないだろう。 | ||||
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真保裕一の巨大ダムもの、といえば「ホワイトアウト」のようなアクション巨編を期待していました。しかし(残念ながら)本作は、巨大ダム『建設』に群がり利権を得ようとする大物政治家(しかも名前だけで一切本人は登場しない不思議さ)、その子分ともいえる地元の町長、議員、秘書、それに肩入れすることで補償金を手に入れようとする賛成派、あくまで故郷の水没を防ぎたい反対派、無責任なマスメディアなどを重層的に描く『社会派』小説でした。 ある事件を起こすことでこれらの複雑な政争にまきこまれて亡くなったかたの無念を晴らそうと10年以上の歳月をかけて完全犯罪を実行するのですが、あまり必然性は感じられませし、コップのなかの嵐といった感じでした。この作者お得意の「小市民」が活躍するのですが、不意に受身も取れずに渦中に飛び込まざるを得なかったのではなくあくまで全員が当事者です。小説とはいえダイナミックなスケール感がありませんでした。 | ||||
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