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共犯の畔
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共犯の畔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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真保裕一の巨大ダムもの、といえば「ホワイトアウト」のようなアクション巨編を期待していました。しかし(残念ながら)本作は、巨大ダム『建設』に群がり利権を得ようとする大物政治家(しかも名前だけで一切本人は登場しない不思議さ)、その子分ともいえる地元の町長、議員、秘書、それに肩入れすることで補償金を手に入れようとする賛成派、あくまで故郷の水没を防ぎたい反対派、無責任なマスメディアなどを重層的に描く『社会派』小説でした。 ある事件を起こすことでこれらの複雑な政争にまきこまれて亡くなったかたの無念を晴らそうと10年以上の歳月をかけて完全犯罪を実行するのですが、あまり必然性は感じられませし、コップのなかの嵐といった感じでした。この作者お得意の「小市民」が活躍するのですが、不意に受身も取れずに渦中に飛び込まざるを得なかったのではなくあくまで全員が当事者です。小説とはいえダイナミックなスケール感がありませんでした。 | ||||
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