英雄
- サスペンス (354)
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英雄の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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確かにテーマとしては地味だが、どこをとっても著者の綿密な表現力がみてとれる。著者ならではの力のこもった作品だし、期待は裏切らなかった。戦後まもなくの時代から、歴史を重ねて現代までの紆余曲折。人生とはなんと波が大きなものだろうか、ここまで人生に翻弄される人もいるのか、また、家族のカタチもさまざまなものがあると再認識させられる。色々な意味でいい作品でした。 | ||||
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うーん。少し思ったのと違う。 | ||||
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力作です。 戦後一代で上場企業を作り上げた人物を、 多角的な視点から描いています。 ミステリーと思って読むから、評価低くなっちゃうのかな? 興味が持てない?…ああ、昭和の立身出世物語はもう今の若い人には関心がわかないのでしょう。 未来に希望が持てない世代だからかな。 | ||||
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興味を持てず30ページで離脱 | ||||
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タイトルは、ヒーローという意味ではなく、英雄(ひでお)という人物の名前である。 植松英美(うえまつえみ)は、スーパーで働いている。ある日、英美のところに捜査一課の刑事がやって来る。英美の実の父親、南郷英雄(なんごうひでお)が射殺された。英美の母、秋子は英雄と別れ、後藤忠樹と結婚したのだ。秋子は7年前に亡くなった。秋子は英雄についてほとんど話さなかったため、英美は実の父親のことをよく知らない。 英雄は山藤ホールディングスという一流企業グループの創業者だった。秋子は慰謝料として大金を英雄から受け取り、その金で飲食店を開いた。しかし、秋子が死んだときに夫だった忠樹が遺留分をよこせと言ってきて、英美たちは土地を担保にして1500万円を借り、忠樹に渡したのだ。 その借金はまだ半分も返済しておらず、「はる屋」という飲食店を続けるために金が必要だった。そこで、英美たちは遺留分を請求することにした。 警察の説明によると、まず英雄のグループ会社、山藤建設の手抜き工事が発覚した。続いて、山藤運輸でも過去に過積載が原因で事故を起こしていたことが明らかになった。グループのスーパーとホームセンターでもパート社員の待遇がひどいと訴えられた。その結果、南郷英雄は会長を辞めなければならなかった。そのさなかにこの殺人が起きたのだ。 担当の刑事が弁護士を連れてやって来て、遺留分を受け取る代わりに、殺人事件の真相を少しでも探ってくれないかと頼まれる。父親のことを知りたい英美は引き受けた。 ここで物語は昔に戻り、英雄と秋子の出会いとその後などが描かれる。英雄は決して聖人君子ではなく、非合法すれすれの行為もしながら会社を大きくした。女ぐせも悪かった。結婚していながら、女を次々に作っていた。秋子もその一人だったのだ。 遺産相続を巡って南郷英雄という人物の正体が明かされていく内容で、あまり興味を持てるような話ではなかった。「ホワイトアウト」や「奪取」を書いた著者なら、もっと面白い小説を書けるはずなのに……と思わざるを得ない。もっと面白い作品を読みたい。 | ||||
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1年前に射殺された大手企業の創業者の南郷英雄。まだ犯人は見つかっておらず警察が事件を調べる中で、植松英美は自分が南郷英雄の非嫡出子であることを初めて知らされ、父がどんな人間だったのかを調べていくという展開。 英美が過去を調べていく中で、英雄の生き方や昔の人間関係が明らかになっていくとともに、戦後、オイルショック、バブルの時代がどんな時代だったのか、その時代描写や意地でも生き抜いて成功するという力強い生き方は読み応えがあった。 ただ、ミステリとしては中途半端だった。英美がただ英雄の過去を追っていただけで、何かの証拠を掴んだわけでもなく、たまたま犯人が罪を自白したというだけの話だったのが物足りなく感じた。 遺産を巡る親族の争いや、会社の粉飾決算、義母の過去のいやがらせ、やくざとの因縁など、ネタはたくさんあったので、社員から見た以外の英雄の姿も描いてほしかった。 | ||||
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