正義をふりかざす君へ



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初公開日(参考)2013年06月
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長編小説

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正義をふりかざす君へ (徳間文庫)

2016年03月04日 正義をふりかざす君へ (徳間文庫)

元妻の依頼で、不破勝彦は故郷・棚尾市へ久々に戻った。不倫の証拠写真を撮った者を調べてほしいという。不破はかつて義父のホテル業を手伝うために地元紙・信央日報を退職した。しかし食中毒事件で義父は失脚、妻との不仲もあって、彼は故郷から逃げ出したのだ。七年ぶりに戻った不破は、ホテルが古巣の信央グループに買収されていたことを知る。そして、何者かが彼を襲撃する!「正義」の真の意味を問いける、渾身の長篇ミステリー!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

正義をふりかざす君への総合評価:7.46/10点レビュー 26件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

ダブルスタンダードに逃げてるけど、面白い

2013年に発表された和製ハードボイルド小説。かつて逃げ出した故郷の街に戻った47歳の男が、地元の政治勢力の紛争に巻き込まれながら自分の生き方を自問自答する、出どころの無い私立探偵物語である。
不破勝彦が7年前に逃げ出した棚尾市へ戻ったのは、別れた妻・美里から「不倫の証拠写真が送られてきた。誰が送ってきたのか調べて欲しい」という依頼を断りきれなかったからだった。美里の父、不破の義父はかつてホテルを中心にした企業グループを率いて権勢を振るっていたのだが、ホテルの食中毒事件をきっかけに没落、それに加担したのではないかと疑われた不破は離婚し、追われるように棚尾を逃げ出したのだった。美里の不倫の相手は、次期市長選に立候補予定の男だと言う。現在の棚尾市は、地元マスコミの息がかかった市長に牛耳られており、美里や美里の弟たちは現市長を追い落とすべく画策しているという。しかも、現市長のバックにいるマスコミの社長は不破のかつての上司で、人生の師と仰いでいる先輩だった。否応無く、地方都市の政争に巻き込まれた不破は、事実を探り出すとともに、自分自身の生き方が問われる事態になっていく。
日本のハードボイルドは拳銃などが普通に使われることが無く、暴力やアクションシーンが地味で、その分、主人公の道徳観や倫理観が面白さを左右するのだが、本作はまさにその典型例である。ストーリーの基本部分で、「正義をふりかざす」ことができず、正義のダブルスタンダードに寄りかかって行く。現代的と言えば現代的なのだが、そこのウェットな部分をハードボイルドとしては突き抜けてもらいたかった。
ストーリー展開もスピーディーでキャラクター設定もうまく、読み応えがあり、私立探偵もの、和製ハードボイルドもののファンにはオススメできる。

iisan
927253Y1
No.1:
(8pt)

正義をふりかざす君への感想

正義、いわゆる正しいことを貫こうとしているはずなのに罠にかけられる。
正義とはいったい何?と考えさせられる一冊。
真保作品ならではのストーリー展開が(少し地味めだけど)心地よく読めました。
こういうテーマは真保作品にピッタリ合っているような気がします。

本好き!
ZQI5NTBU
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.24:
(3pt)

結末に不満

長野県棚尾市を舞台にかつてホテルでの食中毒死な絡み地元新聞社の激しい追及をきっかけに、窮地に追いやったそのホテルを買収した新聞社の社長を数々の事件を通して追及していく男を描いた作品。
最後は呆気なかった。
新聞社社長の自殺ではなく、悪事を暴きしかるべき責任を追及してほしかった。
一般文学通算2399作品目の感想。2020/05/16 09:10
正義をふりかざす君へAmazon書評・レビュー:正義をふりかざす君へより
4198636184
No.23:
(5pt)

正義が大きな事件を引き起こし、人生を翻弄する

非常に面白かった。読み始めたら止まらず、夜更かしして、一気に読み上げた。
主人公が急に地元に呼び出され、あれよあれよと事件に巻き込まれるが、中々、その全貌が掴めない。私も主人公と一緒に巻き込まれてしまい、なぜこんなことが起こるのか、真実は何なのか、が気になり次を読んでしまう。
正義は正しい、というのは誰でも知っているが、立場によって正義は異なる。それぞれの立場で正義を貫くことで、大きな事件や事故を引き起こす。それでも本人は自分こそが正義だと信じて疑わない。
正義をふりかざす君へAmazon書評・レビュー:正義をふりかざす君へより
4198636184
No.22:
(4pt)

納得の面白さ

真保さん(著者)、頑張ったなあというのが読後第一の印象。これでもかというほどエピソードを詰め込み、構成を練りに練り、凝りに凝った感じ。

 しかし、幾つかのレビューにもある通り、それがゆえに読んでいて疲れる。展開やウラの仕掛けが目まぐるし過ぎる感じ。2~3のエピソードを削るなど、もうちょっと削ぎ落としても良かったのでは?

 あと読んでいて思ったのは、海外のハードボイルドに比べ、やっぱり和モノはスケールが小さいということ。こんな小さな町の、小さな小さな抗争。本来ならどうでもいい話やん。
正義をふりかざす君へAmazon書評・レビュー:正義をふりかざす君へより
4198636184
No.21:
(3pt)

まあまあ

元妻の依頼で、不破勝彦は故郷・棚尾市へ久々に戻った。不倫の証拠写真を撮った者を調べてほしいという。不破はかつて義父のホテル業を手伝うために地元紙・信央日報を退職した。しかし食中毒事件で義父は失脚、妻との不仲もあって、彼は故郷から逃げ出したのだ。七年ぶりに戻った不破は、ホテルが古巣の信央グループに買収されていたことを知る。そして、何者かが彼を襲撃する!
正義をふりかざす君へAmazon書評・レビュー:正義をふりかざす君へより
4198636184
No.20:
(4pt)

予想外の展開

このタイトルの意味は、読んでいくに従って明らかになってくる。

以前、主人公が関ったトラブルから逃避していた事を改めて直視
しないと解決のために動き回ることも出来ない。

また主人公が撒いたえさに過剰に反応されて、襲われた挙げ句に
警察から取り調べられる。

思わぬ展開に意外性はあるものの、無理はない。

知りたくなかった真実を知リ、失望するが・・・。
正義をふりかざす君へAmazon書評・レビュー:正義をふりかざす君へより
4198636184



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