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正義をふりかざす君へ
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正義をふりかざす君への評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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長野県棚尾市を舞台にかつてホテルでの食中毒死な絡み地元新聞社の激しい追及をきっかけに、窮地に追いやったそのホテルを買収した新聞社の社長を数々の事件を通して追及していく男を描いた作品。 最後は呆気なかった。 新聞社社長の自殺ではなく、悪事を暴きしかるべき責任を追及してほしかった。 一般文学通算2399作品目の感想。2020/05/16 09:10 | ||||
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非常に面白かった。読み始めたら止まらず、夜更かしして、一気に読み上げた。 主人公が急に地元に呼び出され、あれよあれよと事件に巻き込まれるが、中々、その全貌が掴めない。私も主人公と一緒に巻き込まれてしまい、なぜこんなことが起こるのか、真実は何なのか、が気になり次を読んでしまう。 正義は正しい、というのは誰でも知っているが、立場によって正義は異なる。それぞれの立場で正義を貫くことで、大きな事件や事故を引き起こす。それでも本人は自分こそが正義だと信じて疑わない。 | ||||
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真保さん(著者)、頑張ったなあというのが読後第一の印象。これでもかというほどエピソードを詰め込み、構成を練りに練り、凝りに凝った感じ。 しかし、幾つかのレビューにもある通り、それがゆえに読んでいて疲れる。展開やウラの仕掛けが目まぐるし過ぎる感じ。2~3のエピソードを削るなど、もうちょっと削ぎ落としても良かったのでは? あと読んでいて思ったのは、海外のハードボイルドに比べ、やっぱり和モノはスケールが小さいということ。こんな小さな町の、小さな小さな抗争。本来ならどうでもいい話やん。 | ||||
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元妻の依頼で、不破勝彦は故郷・棚尾市へ久々に戻った。不倫の証拠写真を撮った者を調べてほしいという。不破はかつて義父のホテル業を手伝うために地元紙・信央日報を退職した。しかし食中毒事件で義父は失脚、妻との不仲もあって、彼は故郷から逃げ出したのだ。七年ぶりに戻った不破は、ホテルが古巣の信央グループに買収されていたことを知る。そして、何者かが彼を襲撃する! | ||||
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このタイトルの意味は、読んでいくに従って明らかになってくる。 以前、主人公が関ったトラブルから逃避していた事を改めて直視 しないと解決のために動き回ることも出来ない。 また主人公が撒いたえさに過剰に反応されて、襲われた挙げ句に 警察から取り調べられる。 思わぬ展開に意外性はあるものの、無理はない。 知りたくなかった真実を知リ、失望するが・・・。 | ||||
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かなり不愉快になりますが、面白かったです。 まず主人公にあまり魅力がなく、物語は淡々と進みます。他の人のレビューにもありますが、感情はそのまま書き下されていたりします。いくつかの事件が起こりますが、どれも地味に不快。 それで、早く読み終えて捨ててしまおうと思って、ページを破り捨てつつ読んでいたのですが、最後の辺りで急展開が2回ほど起こって、カタルシス。結構緻密な小説で、情報を確かめるために前の方を読み直したくなりました。でもまあ、これは、ハッピーエンドではないよなあ。 | ||||
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話の中に登場してくる、16歳の少年に主人公が、問いただす、話が、そのまま、小説の題名になっている。 小作品だがなかなか面白かった。 | ||||
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新刊本が出ると必ず購入して読む作者の一人です。 今後も継続して読んでいきます。 本の内容自体の評価ではなくすみません。 | ||||
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やはり、こういった社会派も良いですね、読み応え十分でした。 最初は??で中々入り込めませんでしたが、中盤からは引き込まれました。 おすすめです。 | ||||
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まず主人公が語りすぎ。本来物語りの中や行間から読者が 考え感じ取っていくべき部分までベラベラと説明しまくる。 正義についての小学校の道徳の教科書なみ。 さらに登場人物のキャラが希薄でペラッペラな上に サスペンスとしてのストーリー展開も雑で薄っぺらい。 どんでん返しのつもりで意外性のある種明かしをされても そこにあるのは驚きや伏線による「なるほど!」という 気持ちよく騙される快感ではなく「はぁ?だから?」と しらけた気分になってしまう。 言いたいこと、テーマにしたかったことはよーくわかる。 わかるがあまりにもその表現力が稚拙で貧弱すぎてお粗末。 著者の文体は大好きだが、これはひどかったな。。。 | ||||
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「ローカル線で行こう」が面白かったので、読んでみたのですが、 いまひとつストーリーに入り込めないまま、 それでも少しずつ読み進めて、完読しました。 社会派の物語で、日本の時勢に合致する要素もふんだんに盛り込まれているのですが、 説明過剰だったり、あるいは説明不足だったり、 人物描写が希薄だったり、説得力に欠けたり…。 正直なところ、本来はスリリングな話であるはずが、 その臨場感を味わえず、読み疲れを起こしてしまったように感じます。 個人的に、東野圭吾さんや桐野夏生さんのような、人の“情”が描かれた小説が好きなんですが、 真保裕一さんの作風は、それとは違うタイプかなぁ〜と思いました。 作品によって違うかもしれず、作風の広い作家さんなのかもしれませんが…。 | ||||
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もともととても好きな作家さんの一人でもあり、題名にもひかれて読んでみた。最初はなんだかわかりにくくて読みにくい感じがしたが、途中から急にやめられないほどひきつけられた。それは”この主人公がなぜこんなに狙われるのか”、という一点を知りたいから。主人公が知りたかったことと同じです。とても面白く読めました。ただ一つ残念だったのは、その動機が明らかになった時、こんな不確実に、起きるかもしれないことに、人は長い時間計画を練り、見張り、実行に移すのか、ちょっと疑問に思った。動機が今一つ納得できなか。どれほどまでにこの背後にいた悪役の人物が恐れていたことだったかを、私としてはもう少し実感したかった、深く知りたかったと思う。自殺した元社員の家を訪ねた時の家族の表情の描写がとても恐ろしくて、”身の毛がよだつ”感じで、気持ちが伝わってきて、さすがだなあと思いました。社会派サスペンスが大好きな私としては、作者にこれからもどんどんこういう小説を期待したいです。 | ||||
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題名に期待して読んだが、内容がありきたりで、正義のほり下げが浅い。 | ||||
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5時夢で紹介されていたので読んだのだけれど、正直がっかり。 主人公が感情なんかを説明しすぎているし、同じような比喩や表現が多すぎて少なくとも私はダメでした。 登場人物の行動や言動が、推理小説であったとしても、ちぐはぐで一貫性がないように感じた。 私には、作家の真保先生がせかされて大急ぎで一気に書いたようにしか思えなかった。 ほかの方のレビューを読むと、真保先生の本には当たり外れがあるとのこと、私にはこれは外れでした。文章や内容はつくづく好みだなと思う。 5時夢の中瀬さん、私はご本人もコメントも好きなのに、お勧め、ほとんど合わない…なんでだろうか。 | ||||
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5時夢で新潮社の中瀬親方がオススメしてたので読んでみた。 420ページを一気に読み下した。 読者の気持ちをつかみ、事の真相へ読み手を導く構成力と平易な文学的表現は素晴らしかったし、読み応えもあった。 ただ、やや無理のある筋書きで、「なんで?」と感じる点がいくつかあった。土曜ワイド的なそんなこと気にしないで 読み進めというような。性格的にそういうところが気になってしまうんですよね。 真実が徐々に明るみにでるところでも、思ったほど驚きを感じなかったし、読んですぐ意味が分からなかった部分もあ った。 ドキッとしたのは自殺した宴会部長の家にお詫びに行ったシーンでお茶の代わりに・・・・・が出されたところかな。 でも、読み物としては面白かったです。 | ||||
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純粋に生きる君だけれども、何事にも一歩引いて客観視できる君を時間が作ってくれるだろう。その後の君を知りたい。 | ||||
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いつもながらの筆力でスピード感あるストーリー展開。登場人物が限られているのに因果関係の推測が難しく、読者の裏をかいていく展開は流石。 しかし、ここまであからさまに出世欲、権力欲を全面にしてなりふり構わない人たちはいないとは言わないけど、表面的にコンプライアンスがうるさくなっている世の中では、少し現実離れして見える。 | ||||
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これだけ人に嫌悪される主人公・勝彦が不憫で気の毒で・・・ もう、親の敵(そう思い込んでる人もいる)がごとく 罵倒されるんだけど、実際そんな体験してそれでも 元妻(義父)のために頑張るなんて聖人君主です。 その元妻と友達の弥生もちょっと酷いと思います。 弥生も妻も礼儀というか、最低限の礼儀は尽くしても いいと思うんだけど・・・失礼すぎませんか? 結局弥生も利用されただけなのかな? 市長を巡る両陣営の争いに巻き込まれるんだけど あんな街絶対住みたくないです。 こんだけ怒ったり同情したり本を読みながら感じることが 出来たってことは本としては面白いと思います。 先がどうなるか読めなかったし 意外な人が動いていたり・・・・ ただ最後がちょっと甘い感じがしました。 あれだけ悪事を働いた人間がこんなあっさり?って 思いました。 もっと知人の面前でギャフン!土下座!逮捕! でも良かったかな・・・単純な私は思っちゃいました。 マスコミのあり方も考えさせられました。 事件の時にわぁ〜とかき立てるだけかき立てて 訂正記事とかほんの隅っこで・・・ 警察も信用できない〜。一般市民って弱いんだと そちらが怖くなりました。このあたり真保さん上手です。 一気に読めましたが、すっきり感はありませんでした。 二番目の奥さん、遺書書いておくべきでしょ(笑) 勝彦さんがこの後、幸せに暮らして欲しいって思いました。 | ||||
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タイトルからして、なかなか考えさせられる作品です。 地味な展開ですが、その分リアリティがあります。正論だけでは難しい。 あと主人公が狙われる要因はちょっと弱いんじゃないか、と思いました。そこまで神経質にならなくても、(狙う側が心配していることに)辿り着けないんじゃないかなと思います。 但し、元妻から主人公が受ける相談の幕切れは、私は予想がつかない事だったので良かったです。 | ||||
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私は90年代の真保裕一の大ファンだった。2000年代に入ってからは、作品の出来不出来が大きいと感じるようになり、最近はやや距離を空けていた。 しかし、今回のタイトルと紹介文に惹かれ、これは何となく以前の真保裕一が帰ってきたのではないかと期待して手に取った。 その勘は当たっていたと思う。 真保裕一らしい、とても硬派な社会派サスペンス小説に仕上がっていた。 陰謀渦巻く市長選挙、ペンという権力を時には暴力的に行使する新聞社、地方都市というやや閉鎖された空間で生きることの難しさの中で、主人公がもがきながらも過去の自分自身の清算をしていく。 ハードボイルドタッチの小説はそんなに好きではないのだが、この作品に関しては違和感も無く読むことが出来た。 | ||||
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