アマルフィ
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初版刊行(参考)
種別
長編
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4,933回
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あらすじ
外部リンク
評判
アマルフィの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
アマルフィの総合評価:
6.61/10点 レビュー 46件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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この小説はフジテレビ、開局50周年記念番組の台本として書かれたものを元に小説化されたものだと、作者の後書きにある。
テレビドラマ化されていることは知ってはいたのだが、読み進めるうちに、小説では不要なシーンが、そして、にもかかわらず、恐らくは映像ではあってほしいのだろうな、と思われるようなシーンばかりが目に付いた。
しかも、何よりもストーリーにムリが多すぎる。
例えば、イタリア国家警察が、誘拐事件の特捜本部を解散する、という話。
その理由は、被害者の母から、電話で「手をひいてくれ」という言われたから、という。
本人の意向であるのかの確認もせずに、電話一本でそんなことが決められる?
しかも、その電話がニセ電話であることが判明するというのに。
あるいは、主人公が犯人が誰であるかに気づくシーン。
もっと早く気づいていてもおかしくない。
そうすると、このストーリーそのものが成立しなくなるのだが、あのタイミングで思いつくある疑問、というのがいかにもご都合主義なのである。
奥田英朗という、まず人物像を立ち上げて、その人物が自然に動き出すのを待つとうい作家を読み続けていたためか、真保の作品はあまりにもプロットをなぞるだけの作品になっているように感じる。
奥田作品の解説で、誰かが「最近はプロットを追いかけただけの作品が少なくない」と指摘していたが、まさにこの作品がその典型であるように思えた。
そういえば、真保の出世作である「ホワイトアウト」も、プロットなぞり型の作品であったことを思い出す。
登場人物が、まるで作品の中で活き活きと動き出さないのだ。
ただし「追伸」という作品には、あまり否定的な印象がないのだけれど・・・。
それはともかく、個人的にさらに不満なのが、アマルフィというタイトル。
かつて訪れたアマルフィを舞台にしているのかと期待したのだが、小説ではちょっと立ち寄るだけ。
物語の展開にも、さして重要な役割を果たしていない。
別の場所であっても、いや、メインの舞台であるローマを離れなくても、まったく構わないストーリ構成なのだ。
あくまでもテレビドラマとして、人気のアマルフィを映像にしておきたい、という狙いが見え見えで、読んでいて悲しくなった。