暗闇のアリア
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
暗闇のアリアの総合評価:
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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全1件 1~1 1/1ページ
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自殺、自殺、自殺。これほどまでに「自殺」という活字が登場する小説もそうないのではと思う。ヤクザが参上なさって、なんとも虚しさを感じた読後感。 | ||||
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これぞ真保作品。官僚、警察が絡む展開に過去の作品をオマージュした場面も。 真保作品が好きな方にはおすすめです。 | ||||
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真保作品のヘビーカスタマーですが、表紙で食わず嫌いしていて、未読だった作品でした。 真保作品の最大の特徴でもある、取材の徹底に拠る説得力という意味では、コレまで読んだ作品と比して、 少しか弱く、叙述に拠って読ませる作品と感じました。次々と明らかとなる不審な点に読者を引き込み、悪なる正義に、善なる小悪に翻弄されながら読み進める展開となります。 途中、説明が重複する部分が散見され、中弛む印象を受けましたので、☆3としましたが、流石ベテラン実績豊富な作者の文章力光る怪しさも十分に堪能出来ますので、損はしないかと思います。 | ||||
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自殺と見せかけた大量殺人。 いったい何人殺したのか作品を読み返さないと分からない位だ。 おそらく10人以上。 警官と、自殺したジャーナリズムの妻が真相究明に乗り出すがことあるごとに関係者が自殺あるいは事故死している。 最後に現れた犯人も逮捕されつことなく海外へ逃亡されてしまう。 歯切れの悪い作品だった。 一般文学通算2563作品目の感想。2021/08/25 16:45 | ||||
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外務省、NGO、有償資金協力、JICA、国連、青年海外協力隊・・・。個人的には馴染みのある世界なのだが、こうした広義の国際協力が小説の舞台になることは少ない。本作はその数少ない事例の一つ。援助という特殊な世界と、日本の日常とが上手く融合していると思う。 けれど残念なのは、本来善意の行為であるはずのそうした国際援助の世界が、この上なく否定的に描かれていること。せっかく小説になったというのに、これはとても残念。おまけに、稀代の連続殺人鬼まで登場するのだから、ただただ唖然とする。 それでも星5つと最高の評価をしたのは、他の低いレビューへの対抗意識から。だって、話としては面白いし、何より作者がチャレンジしていると感じるから。確かに、万人向けの分かりやすい筋立てではないと思う。特に前半は極端に説明が少なく、え、何なに? どういうこと? ・・・みたいに置いてきぼりになる読者が少なくないだろう。もしかすると、そこで読むのをやめてしまう人だっているかもしれない。それでも、だからといって星1つや2つは不当な評価だと思う。そこで、敢えて最高評価とし平均値を上げようと思った次第。 | ||||
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読み終えて、落胆しています。スケールの大きな、しかし薄っぺらな作品です。経済産業省のキャリアである夫の自殺に疑問を抱く雑誌記者である女性が、ノンキャリアの警察官(主人公)と競うようにして真相を探っていく前半。展開はそれなりに面白いのですが、この両者がどちらも共感できない嫌な奴ら。根拠のない上から目線で、人の話や態度の裏ばかり読み、相手の思惑などを勝手に決めつける。その上二人とも図々しく、自分勝手で、読んでいて不快になります。 後半は、北アフリカの内戦にロシアやアメリカが絡み、フランスやウクライナといった国々も登場する一方、国内では広域指定暴力団の最高幹部まで登場するといった派手な設定。ただ、気ぜわしいばかりで、凄みもサスペンスも伝わってきません。 「あり得ないことをありそうに」描いてみせるのがミステリーの魅力の一つですが、この作品はいかにも作り物という印象で、リアリティーがなさすぎます(なお、作中、経済産業省の「局長補佐」という役職が出てきますが(p-49)、そのような役職はないと思います。経済産業省のHPで幹部名簿を見ればすぐ分かります。こういう点からも、細部の取材が甘いのではないかという疑念がわきます)。 全体として、「ゴルゴ13」の中のイマイチの1作(しかもゴルゴ13が出てこない)というレベル。真保裕一さんでもこの程度のものを書くのかぁ、というのが総括的な感想です。 | ||||
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