奪取



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

8.13pt (10max) / 15件

7.61pt (10max) / 74件

Amazon平均点

4.27pt ( 5max) / 70件

楽天平均点

0.00pt ( 5max) / 0件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
41pt
サイト内ランク []A総合:88位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

10.75pt

39.25pt

60.75pt

5.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1996年08月
分類

長編小説

閲覧回数21,932回
お気に入りにされた回数39
読書済みに登録された回数151

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

奪取(上)-推理作家協会賞全集(86) (双葉文庫)

2012年06月13日 奪取(上)-推理作家協会賞全集(86) (双葉文庫)

友人の雅人がヤクザから1260万円の借金を! そんな大金、あるわけない。おれは偽札を作ることにした。騙すのは銀行の両替機だ。精巧なものは必要ない。センサーさえごまかせばいいのだ。ATMから紙幣識別機を奪い、解読し、雅人と一緒にパソコンで作った970枚の偽札は、見事に機械を通ったが……。完璧な偽札を目指す、サスペンスに満ちた旅が始まる。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.13pt

奪取の総合評価:8.47/10点レビュー 85件。Aランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(7pt)

軽快です

ボリュームたっぷり。
ページ数はかなり多いですが、サクサクッと読み終えます。
少年マンガの様なノリで、軽快に話が展開するので、飽きさせません。
偽札作りの描写がやや細か過ぎて少し冗長ではあるが、そのこだわりが、小説にマンガでは無い厚みをもたらしているのだろう。
ただ当方にはチョイとクド過ぎた。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.14:
(6pt)

奪取の感想

男子の夢を描いた小説です。男性でなくて男子です!
こんな相棒と一緒にこんな彼女を従え、憧れの先輩の果たせなかった夢に向かって全力疾走。かつての男子の方々はそんな思いで読まれるのではないでしょうか。
残念ながら元女子の私は楽しみながらも苦笑、苦笑。
あっ決して蔑んでいるわけではありません。作品は面白いですし、読後感は男子って素敵!

はつえ
L7BVQMDY
No.13:
(8pt)

人生を取り戻せ

 闇金融から友人を救い出すため、大金を用意しろ! ATMを騙す偽札造りに奔走する主人公たち、一世一代の大博打は成功したように思えたが・・・。 更なる強敵と力強い味方、壮大な復讐計画、お金と一緒に人生を取り返せ!

真保裕一初読みです。 ヤクザとのスリリングな攻防、犯罪に人生を賭けた仲間達の団結、意外なラスト。 初めてがこの作品で良かったです♪ 星は8つ。

 

りーり
9EDFH0HC
No.12:
(9pt)

本物の偽札は作れるのか?

新聞連載を加筆訂正した、文庫で上下2冊1000ページ弱の超大作。97年の日本推理作家協会賞、山本周五郎賞を受賞した、一級品のエンターテイメント作品である。
ヤクザの街金の借金を返すために奇想天外なアイデアで銀行の両替機を騙した道郎と雅人のコンビだったが、最後の最後でヤクザに追いつめられ、道郎は金を持って逃げたものの、雅人は警察に捕まり5年の実刑判決を受けた。それから4年半、ヤクザへの復讐の念に燃える道郎は、名前を変えて印刷会社に潜伏し、密かに偽札作り計画を進めていたのだが、とある事情から復讐のターゲットを銀行に変え、銀行員が触っても判別できない「本物の偽札」作りをめざすようになる。
本筋は究極の偽札作りという「贋作もの」とヤクザや銀行員を欺く「コンゲームもの」で、そこに型破りな若者たちが社会の基盤である通貨制度に挑むという冒険アクション小説が加えられている。主人公二人を始めとする主要人物のキャラクター設定が上手く、ストーリー展開はスピーディーで、途中途中のエピソードや会話に含まれるユーモアも軽快。しかも、偽札作りの細部の描写が徹底的で、そのリアルさに圧倒される。
あれやこれやの先入観無しに「ひたすら面白い小説を読みたい」という方にオススメする。

iisan
927253Y1
No.11:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

まさにDASH!

真保裕一、初めて読みました。

上下巻、共に約500ページの大作です。

長いので読むのには時間がかかりますが、
できれば一気に読んでいただきたい。
いや、一気に読まされます(笑)

ミステリーによくある連続殺人だとかの要素はないですが、
話にのめり込んでしまうこと必至!

自分も一緒に偽札作りをしている、そんな気分になります。
決して許されない犯罪の偽札作りですが、
私が主人公に感情移入しやすいだけでなく
主人公を応援してしまいます。

おすすめの一冊。いや、二冊か(笑)

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マビノギオン
ETOPY8N1
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

奪取の感想

ユーモア溢れる軽快な文章は読みやすくて非常に面白いです。
全体を通して長さを感じさせないのでコンゲームサスペンスとして評判通りの秀作です。
ただ話が進むにつれどんどんスケールアップして行くのですが、
個人的には第一章くらいのスケール感が一番リアリティがあって面白かったかもとは思いました。
偽札作りはもちろん重罪ですけど、殺人事件とは違ってなんか夢がある気がして楽しめました。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.9:
(10pt)

奪取の感想

文句なし面白い!

anotokinoinoki
4B79947F
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

奪取の感想

偽札作りの物語ですが、主人公がその困難に立ち向かい1つ成し遂げる度に、名前と顔を変え新しい目的に向かっていく。
新しい仲間が加わり、偽札作りの技術もレベルアップしていき敵も巨大化していくという。
こそ泥が最後天下の大泥棒に変貌を遂げるという感じでしょうか。
誰もが好きな展開と言えるかも知れませんね。
ただ、多くのレビュアーさんも語っているように、製法に関する薀蓄が過ぎる。
よく調べあげたなとは思うのだが、長編作品全体の1/4くらいがそれで、しかもリアリティの追求という事なのだろうが、読み手には詳細が過ぎないだろうか。
一方でその薀蓄を除く本編のノリは道尾秀介「カラスの親指」を髣髴とさせる軽さがあるのである。
「重い」「軽い」が交互に来るアンバランス感が最後まで拭えなかった。

そして「カラスの親指」との決定的な違いは物語のラストにある。
こういう終わり方もありだとは思うが、「カラスの親指」を意識させた分、その落胆は大きかった。
ただ標準点を大きく上回る面白い作品だったことは間違いない。

梁山泊
MTNH2G0O
No.7:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

奪取の感想

非常にダルイ作品である。

話しの筋としても、友人がヤクザに騙されて、多くの借金を背負わされて、その保証人とし友人を巻き込んで、二人して考えついた返済方法が偽札作りで。。。という安易で面白みのない筋書き。

まず、偽造するにも ヤクザへの返済でっていう追い込まれの状況は使い古された小説の定番で、発想が貧相でまた寂しすぎて笑えもしない。

そのうえ、内容はというと、兎にも角にもひたすら偽札造り説明に終始。

一生懸命調べて覚えたんだろうなぁ、という事は理解できる。

確かにどんな製造業にも独特の特殊技術やノウハウはある。その製造物が当作では『お金』という、一般性とは隔絶された特殊物であることに、目の付け所はよい。
とはいえ 誰も現実に偽札作りをしたいとは思ってないし、その専門家になりたいと思って小説など読んでいるわけではないから、事細かな説明など不要なのである。

それにも関わらずに、その追求姿勢には目を見張るものはあるも、覚えたての知識を全て書くことがリアリティの追求、と大きなハキチガエているようにしか思えない。
そうそう小学生の夏休みの研究発表みたいな感じで。

読者が読みたいのはあくまでプロの作家の書いた小説である。その中で、確かにリアリティは大切である。ただしそれは、ちらっと垣間見えるところに、この作家調べ尽くしているな、という喜びを見つけのが愉しみなのであってその程度のいい。

当作を読んだとき、昔に読んだ『白鯨』という海外文学作品を思い出した。
非常に長い作品であある。概要は 昔悪魔の鯨モビーディックに足を食いちぎられた船長エイハブが数年後に復讐に向かう、という惹きつけられるストーリーなのだが、このメインストーリーは最後の数十ページだけで、それまでの数百ページはひたすら鯨の生態に終始するという駄作である。(作者はメルヴィル)

要は、専門的な内容を深堀りするには、普通以上の作家としての技量がなけれそれは単に覚えた知識のお披露目会さながらの押し付け感となるのである。

最後の100ページくらいはそれなりに楽しめるも、それまで要した400ページは作家の自己満足と言ってよいであろう意味で、この作品はひらたすらにダルイ作品である。

とも
4ND5R58B
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

奪取の感想

もう一つ二つヤマがあれば最高ですが、十分に楽しめました。

Ralph
YYNH4PU8
No.5:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

感想

いや~~久々に心拍数あげながら、読みました。
お札の薀蓄がものすごくて、思わず自分の財布の1万円札を出して虫眼鏡で眺めてしまいました。
真保さんの作品は、『ホワイトアウト』と『アマルフィ』しか読んでいなかったので、
物語自体はそれなりにシリアスなところもあるのですが、全体としてはユーモアがあって、
最後のオチには笑えました。
内容が内容だけに、映画にはなりにくそうですが・・・・

たこやき
VQDQXTP1
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

奪取の感想

短時間で偽札識別機を強奪する場面など、二人の緊張がよく伝わってきた。
偽札造りに関しても非常に事細かく調べており興味深かった。
展開もスピーディで続きが気になり、上下巻合わせて約1000ページにも及ぶが、あっという間に読み終わってしまった。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

BOY
IM7XWAPW
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ノリが軽く爽快

友人がヤクザに作った借金を返す為に偽札作りをするという始まりだが、1人の主人公を中心に
名前を変えながら各章で仲間と共に偽札を作る目的が違うのが面白い。

当然、追われながら、もしくは仕掛けながら偽札を作っていくのだが、その作る描写は
相当細かく、物語は軽いノリでどんどん進んでいく。(逆に軽すぎでマイナス)

気軽に読めるのでお勧めです。
ただ、最後のエピロ-グ(大オチ?)はどうでしょう?
私は、エピロ-グは無いほうが良かった。
(なんじゃそりゃと思わず言ってしまった。。。)




タカタソン
HU0OGV5Q
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

奪取の感想

文庫上下で900Pある大ボリュームで敬遠してましたが、
読み始めたら止め時が見つからなかったです。
エンターテインメント性が高く、
偽札作りの知識欲を刺激され、スピード感ある犯罪劇が魅力的でした。
とても面白かった。

jom
GUZPXBJJ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

偽札の蘊蓄が面白い

偽札の作り方、お札の識別方法などの蘊蓄が盛りだくさん。
この教養的な内容は読んでて楽しい。

スピード感溢れる展開で、上下巻と言う長いボリュームだったがあっと言う間に読了。
これは良い作品。

おいげん
PQLRUDUD
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!



その他、Amazon書評・レビューが 70件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク