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奪取



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奪取の評価: 8.13/10点 レビュー 15件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.13pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(6pt)

奪取の感想

男子の夢を描いた小説です。男性でなくて男子です!
こんな相棒と一緒にこんな彼女を従え、憧れの先輩の果たせなかった夢に向かって全力疾走。かつての男子の方々はそんな思いで読まれるのではないでしょうか。
残念ながら元女子の私は楽しみながらも苦笑、苦笑。
あっ決して蔑んでいるわけではありません。作品は面白いですし、読後感は男子って素敵!

はつえ
L7BVQMDY
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

奪取の感想

非常にダルイ作品である。

話しの筋としても、友人がヤクザに騙されて、多くの借金を背負わされて、その保証人とし友人を巻き込んで、二人して考えついた返済方法が偽札作りで。。。という安易で面白みのない筋書き。

まず、偽造するにも ヤクザへの返済でっていう追い込まれの状況は使い古された小説の定番で、発想が貧相でまた寂しすぎて笑えもしない。

そのうえ、内容はというと、兎にも角にもひたすら偽札造り説明に終始。

一生懸命調べて覚えたんだろうなぁ、という事は理解できる。

確かにどんな製造業にも独特の特殊技術やノウハウはある。その製造物が当作では『お金』という、一般性とは隔絶された特殊物であることに、目の付け所はよい。
とはいえ 誰も現実に偽札作りをしたいとは思ってないし、その専門家になりたいと思って小説など読んでいるわけではないから、事細かな説明など不要なのである。

それにも関わらずに、その追求姿勢には目を見張るものはあるも、覚えたての知識を全て書くことがリアリティの追求、と大きなハキチガエているようにしか思えない。
そうそう小学生の夏休みの研究発表みたいな感じで。

読者が読みたいのはあくまでプロの作家の書いた小説である。その中で、確かにリアリティは大切である。ただしそれは、ちらっと垣間見えるところに、この作家調べ尽くしているな、という喜びを見つけのが愉しみなのであってその程度のいい。

当作を読んだとき、昔に読んだ『白鯨』という海外文学作品を思い出した。
非常に長い作品であある。概要は 昔悪魔の鯨モビーディックに足を食いちぎられた船長エイハブが数年後に復讐に向かう、という惹きつけられるストーリーなのだが、このメインストーリーは最後の数十ページだけで、それまでの数百ページはひたすら鯨の生態に終始するという駄作である。(作者はメルヴィル)

要は、専門的な内容を深堀りするには、普通以上の作家としての技量がなけれそれは単に覚えた知識のお披露目会さながらの押し付け感となるのである。

最後の100ページくらいはそれなりに楽しめるも、それまで要した400ページは作家の自己満足と言ってよいであろう意味で、この作品はひらたすらにダルイ作品である。

とも
4ND5R58B
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ノリが軽く爽快

友人がヤクザに作った借金を返す為に偽札作りをするという始まりだが、1人の主人公を中心に
名前を変えながら各章で仲間と共に偽札を作る目的が違うのが面白い。

当然、追われながら、もしくは仕掛けながら偽札を作っていくのだが、その作る描写は
相当細かく、物語は軽いノリでどんどん進んでいく。(逆に軽すぎでマイナス)

気軽に読めるのでお勧めです。
ただ、最後のエピロ-グ(大オチ?)はどうでしょう?
私は、エピロ-グは無いほうが良かった。
(なんじゃそりゃと思わず言ってしまった。。。)




タカタソン
HU0OGV5Q

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