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アマルフィ
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アマルフィの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 1~20 1/3ページ
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はっきり言って、がっかりした。 この小説はフジテレビ、開局50周年記念番組の台本として書かれたものを元に小説化されたものだと、作者の後書きにある。 テレビドラマ化されていることは知ってはいたのだが、読み進めるうちに、小説では不要なシーンが、そして、にもかかわらず、恐らくは映像ではあってほしいのだろうな、と思われるようなシーンばかりが目に付いた。 しかも、何よりもストーリーにムリが多すぎる。 例えば、イタリア国家警察が、誘拐事件の特捜本部を解散する、という話。 その理由は、被害者の母から、電話で「手をひいてくれ」という言われたから、という。 本人の意向であるのかの確認もせずに、電話一本でそんなことが決められる? しかも、その電話がニセ電話であることが判明するというのに。 あるいは、主人公が犯人が誰であるかに気づくシーン。 もっと早く気づいていてもおかしくない。 そうすると、このストーリーそのものが成立しなくなるのだが、あのタイミングで思いつくある疑問、というのがいかにもご都合主義なのである。 奥田英朗という、まず人物像を立ち上げて、その人物が自然に動き出すのを待つとうい作家を読み続けていたためか、真保の作品はあまりにもプロットをなぞるだけの作品になっているように感じる。 奥田作品の解説で、誰かが「最近はプロットを追いかけただけの作品が少なくない」と指摘していたが、まさにこの作品がその典型であるように思えた。 そういえば、真保の出世作である「ホワイトアウト」も、プロットなぞり型の作品であったことを思い出す。 登場人物が、まるで作品の中で活き活きと動き出さないのだ。 ただし「追伸」という作品には、あまり否定的な印象がないのだけれど・・・。 それはともかく、個人的にさらに不満なのが、アマルフィというタイトル。 かつて訪れたアマルフィを舞台にしているのかと期待したのだが、小説ではちょっと立ち寄るだけ。 物語の展開にも、さして重要な役割を果たしていない。 別の場所であっても、いや、メインの舞台であるローマを離れなくても、まったく構わないストーリ構成なのだ。 あくまでもテレビドラマとして、人気のアマルフィを映像にしておきたい、という狙いが見え見えで、読んでいて悲しくなった。 | ||||
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外交官黒田康作が活躍するテロ撃退作戦。 特に武術など特殊な技量があるわけでも無く何かと口出し本職を忘れのめり込んでいくタイプ。 それでも事件を解決していくところに面白さがある。 一般文学通算2425作品目の感想。2020/08/15 16:10 | ||||
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映画をレンタルで見て、外交官シリーズに興味が湧きました。 小説も面白かったですが、細部までもう少しちゃんと調べて作られていたらもっと良かったです。 イタリア語堪能な外交官という設定なのに、女性に対して「ブラーヴォ」はありえないです。 海外を舞台にした話では、その国の歴史や政治経済の状況などは簡単に調べられるんでしょうけど その国に暮らす人々のリアルな日常生活や言葉、国民性などの描写は、 実際に体験していないと難しいのかもしれませんね・・・。 お話が面白かっただけに、その辺りの雑なところが残念でした。 | ||||
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一人の英雄物語。 さすがのストーリー作りの巧みさに感服。 真保はやはり期待を裏切らないですね。 | ||||
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毎回に著者の想像力(というか創造力というほうが適切か)、に驚かされる。 このストーリーは海外ロケの話があってから作成されたものだという。 それをスタートにしてこれだけ壮大な物語が作られてしまうのだから、 本当に驚くばかりだ。 もちろん、内容についても日本人が海外でこれだけ頑張っているのを見ると、 すごく勇気づけられる。 いままで数多くの同著作を楽しんできたが、 それぞれが全く異なる背景で描かれている。 やはりすごいとしかいいようがない。 | ||||
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最近テレヴィで見ましたがこれで2回目 本からもゆっくり楽しみたいです 有難うございました | ||||
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実に面白い。 真保さんの作品の中では最高作のひとつではないかと思う。 舞台もイタリア、しかもバチカンからチェチェンまでストーリーが展開し、ダン•ブラウン並みの壮大な構想に、時間を忘れて魅了されていく。 主人公の黒田外交官の型破りなキャラクターも魅力。 外交官たる本来の使命感に思わず溜飲が下がる。 | ||||
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日本の外交官が主人公のハードボイルド。邦人保護の立場から、イタリアでの幼女誘拐事件を追うという物語。主人公の性格は、冷静を装いながら実は熱血(嫌いなタイプ)。作中では緻密と形容されている犯人の計画は、実際には回りくどいだけで成り行きまかせの綱渡りなもので、とても成功するとは思えなかった。大使館内の仕事や人間模様、被害者家族との交流、犯人の心理描写、いずれも物足りなく不満の残る作品。 | ||||
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映画がなんとも言えないデキだったんですが 暇つぶし用に購入。 同じタイトルの作品とは思えないほどのめり込めました! | ||||
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あとがきによると、この作品は映画の為に作られたストーリーで、 映画公開にあたり小説として書き直されたそうです。 よって、映画の原作ではなく、どちらかというと映画が原作と言えるようです。 内容については、根本的な物語は映画と同様ですが、ところどころ小説ならではのシーンがあります。 どっちも捨てがたい内容だと思います。 良かったですよ。 | ||||
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数年前に話題になった映画の原作である。型破りな外交官・黒田康作がイタリアを舞台に日本人少女誘拐に活躍する。犯人は誰か、目的は何かといった推理小説の要素、冒険小説、ハードボイルドの要素を併せ持つ、類い稀な傑作。 文庫化に当たり、外交官シリーズとサブタイトルが付いたからには、シリーズ化されるのだろう。これまで、単発・読切り作品ばかりだった真保裕一作品に新たな楽しみが生まれた。 | ||||
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映画はまだ観ていないのですが、どうやらラストが違うようですね。 主人公の黒田が、人としてというよりは、 職務を遂行するのに邪魔にならないために、 被害者(誘拐された子の母親)と信頼関係を 持とうとしたりするあたりが、 いい味出してるキャラだなと思いました。 こういう、とんがってるけどウェットなところがいいんじゃないかなと思います。 | ||||
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エンターテインメントとして、読み手を引っぱっていく力はあった。 ページをめくる手も早くなりがち。 ああ、それなのに… 読後、感情として何も残らないのは、なぜ? 事件の背景に、チェチェン紛争という深刻な問題があるにもかかわらず、である。 様々な地域に数々の紛争がある中、一人の日本人女性が何故、この紛争「だけ」に、そんな形で のめり込んだのか? 主犯格の男性二人が そこまで激しく、そして冷徹に計画を進めるに至った経緯。そうした大事なところが通り一遍、さらっと触れられている程度。こちらの納得がいくようには、書かれていない。 そして、致命的なのが主人公の完全無欠と言って良いような完璧ぶり。自らは窮地に追い込まれることもなく、ただスーパーマンぶりを発揮するだけ。だから読む方は感情移入もできず、ただ付き従うしかなくなってしまう。 映画主演の織田裕二をカッコ良く見せるためのシナリオ、というところを小説になってもモロに引きずってしまっている。 読後、小説を読んだというより、2時間ドラマを最後まで「ついつい見てしまった」時のような感覚を覚えた。 読んで損したとまでは思わなかったが、人に勧めたいとも、映画を観てみたいとも思えなかった。 小説好きや真保ファンよりは、映画を観て楽しめた方や織田裕二ファン向けの作品だと思う。 | ||||
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映画プロットを元にしたとのことで、映画を先にみてしまった者として一抹の不安はありました。 この不安のため本書を読むことをためらわせていたのですが、実際に読んでみると、 映画とはまったく内容が違うという印象です。 逆に映画でみた各シーンの映像がリンクして、本書のおもしろさが増した気がしました。 映像化した本をみても先が読めないというは、なかなかめずらしいと思いました。 | ||||
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映画のシナリオと連動して書いた小説だからなのか、この作者特有の作風なのか 分からないが、全般的に不必要に凝ったストーリーだな、と思いました。 何故最終目的のために日本人の女の子を誘拐しなくてはならなかったのかと言う 下りは2回読んでようやく理解しました。余りにも作戦が複雑すぎて余り現実感が ないんですよね。仕掛けがいっぱいあるドミノ倒しみたいで、ひとつでも狂えば 失敗すると言うのはどうにも・・・ もし自分が犯人だったら、ここまで他人本願と言うか、一つの仕掛けが思うように 行かないと全て壊れるようなプランは作らないと思うので…非常に評価に悩む作品です。 | ||||
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犯人のトリックがなかなか効いていますね。 そこへたどりつく流れも無理なく読めました。 誘拐事件がメインですが、その誘拐の裏側に あるものが悲しかった。 スケールの大きさと次々起こる謎と展開に 目が離せず一気に読めました。 これはぜひお勧めします。 | ||||
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色々な伏線が出てきて、どんどん物語りに引き込まれていく。実際に外交官の仕事ぶりを見たことが無いけど、役所仕事ではなく、人間として行動していく主人公がカッコよかった。 | ||||
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ローマで日本人少女が誘拐された。真相を追い、外交官黒田がイタリアを駆ける。 話がどんどん盛り上がる、というより、ただ話が大きくなっていく印象。 もともと映画のプロットとして書かれたようです。 なるほど、まさにそんな感じ。 事実をただ描写しているだけ。勢いはあるが、感情がない。 感情・心情の描写がほとんどない。だから、感情移入できない。 心理描写こそが、小説でしかできないことではないのか。 そこが欠けていると、なんだか物足りない。 なんとも中途半端だ。 | ||||
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描写というよりもビジュアル化しているという感じ。 プロットとしての意味合いはわかるけれども、もっと心理bぎょうしゃが会ってもいいかも。 映画は見てはいないけれども、読み進んでいくとキャストの顔でしか物語を読めなくなってしまった。 | ||||
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真保さんの作品をほとんど読んでいる僕としては、このアマルフィは“映画ありき”だったせいか、やや厚みに欠ける感じでした。 本来の真保流なら、もっとページ数が多くなるような気が… とはいっても、エンターテイメント性は十分だし、あっという間にラストまで読ませるスピード感もあり、そういう意味では素直に面白かったです。 | ||||
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