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アマルフィ
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アマルフィの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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外交官黒田康作が活躍するテロ撃退作戦。 特に武術など特殊な技量があるわけでも無く何かと口出し本職を忘れのめり込んでいくタイプ。 それでも事件を解決していくところに面白さがある。 一般文学通算2425作品目の感想。2020/08/15 16:10 | ||||
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日本の外交官が主人公のハードボイルド。邦人保護の立場から、イタリアでの幼女誘拐事件を追うという物語。主人公の性格は、冷静を装いながら実は熱血(嫌いなタイプ)。作中では緻密と形容されている犯人の計画は、実際には回りくどいだけで成り行きまかせの綱渡りなもので、とても成功するとは思えなかった。大使館内の仕事や人間模様、被害者家族との交流、犯人の心理描写、いずれも物足りなく不満の残る作品。 | ||||
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あとがきによると、この作品は映画の為に作られたストーリーで、 映画公開にあたり小説として書き直されたそうです。 よって、映画の原作ではなく、どちらかというと映画が原作と言えるようです。 内容については、根本的な物語は映画と同様ですが、ところどころ小説ならではのシーンがあります。 どっちも捨てがたい内容だと思います。 良かったですよ。 | ||||
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エンターテインメントとして、読み手を引っぱっていく力はあった。 ページをめくる手も早くなりがち。 ああ、それなのに… 読後、感情として何も残らないのは、なぜ? 事件の背景に、チェチェン紛争という深刻な問題があるにもかかわらず、である。 様々な地域に数々の紛争がある中、一人の日本人女性が何故、この紛争「だけ」に、そんな形で のめり込んだのか? 主犯格の男性二人が そこまで激しく、そして冷徹に計画を進めるに至った経緯。そうした大事なところが通り一遍、さらっと触れられている程度。こちらの納得がいくようには、書かれていない。 そして、致命的なのが主人公の完全無欠と言って良いような完璧ぶり。自らは窮地に追い込まれることもなく、ただスーパーマンぶりを発揮するだけ。だから読む方は感情移入もできず、ただ付き従うしかなくなってしまう。 映画主演の織田裕二をカッコ良く見せるためのシナリオ、というところを小説になってもモロに引きずってしまっている。 読後、小説を読んだというより、2時間ドラマを最後まで「ついつい見てしまった」時のような感覚を覚えた。 読んで損したとまでは思わなかったが、人に勧めたいとも、映画を観てみたいとも思えなかった。 小説好きや真保ファンよりは、映画を観て楽しめた方や織田裕二ファン向けの作品だと思う。 | ||||
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映画のシナリオと連動して書いた小説だからなのか、この作者特有の作風なのか 分からないが、全般的に不必要に凝ったストーリーだな、と思いました。 何故最終目的のために日本人の女の子を誘拐しなくてはならなかったのかと言う 下りは2回読んでようやく理解しました。余りにも作戦が複雑すぎて余り現実感が ないんですよね。仕掛けがいっぱいあるドミノ倒しみたいで、ひとつでも狂えば 失敗すると言うのはどうにも・・・ もし自分が犯人だったら、ここまで他人本願と言うか、一つの仕掛けが思うように 行かないと全て壊れるようなプランは作らないと思うので…非常に評価に悩む作品です。 | ||||
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描写というよりもビジュアル化しているという感じ。 プロットとしての意味合いはわかるけれども、もっと心理bぎょうしゃが会ってもいいかも。 映画は見てはいないけれども、読み進んでいくとキャストの顔でしか物語を読めなくなってしまった。 | ||||
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真保さんの作品をほとんど読んでいる僕としては、このアマルフィは“映画ありき”だったせいか、やや厚みに欠ける感じでした。 本来の真保流なら、もっとページ数が多くなるような気が… とはいっても、エンターテイメント性は十分だし、あっという間にラストまで読ませるスピード感もあり、そういう意味では素直に面白かったです。 | ||||
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イタリア、ローマ。そこから物語は始まる。テロ対策のスペシャリスト、黒田。彼がローマにある日本の大使館に着任したとき、ある事件が起こる。日本人少女が誘拐されるのだ。そして、その裏に潜む謎の計画「アマルフィ」。それは一体、どのようなものなのか… ストーリー展開としては、ありふれたクライム・ノベルか、と思わせる。一つの事件が延々と描かれる。しかし、後半になると事件は新たな展開を見せ始める。そして、それまでの少し冗長な感じから一転、緊迫感あふれるシーンに。そしてついに、「アマルフィ」の真の狙いが明らかになる―。それは非常に緻密に練られた、用意周到な計画だった。 全体としては、よくできた小説だと思う。大がかりな陰謀、後半のスリル感あふれる展開。謎解きミステリーではないが、前半に張られた巧みな伏線。エンターテインメントとしては、上質の作品である。しかし…「ホワイトアウト」や「奪取」を読んでいるファンとしては、物足りない。特に前半が、やや単調で読者を引きつける力が足りない感じがする。前半に、もっと独創的なアイデアやドラマチックな展開がほしい。それがあれば、何かの賞を取れるぐらいの作品になっただろう。傑作というほどではないが、十分楽しめる小説である。 | ||||
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映画のプロットとしても、小説としても特に目立った特長がない。 1.大使館職員と誘拐犯との対峙を扱っているが、どちらの描写量も不足。主人公の黒田のパーソナリティをもっと掘り下げる、誘拐犯の動機等の背景をもっと緻密に描く、と深みも増すのに。 2.母親の心情の変化がつかみにくい。黒田と母親とのやり取りも本作の重要なシーンなのに、描写量が不足している。 3.移動シーンや、取り巻きとのやり取りに「1.」「2.」で割くべき描写量を浪費している。まあ映画プロットだから仕方ないのかもしれない。 映画までは観るかな〜? | ||||
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作者が暴露していたことだが最初にイタリアロケありきで企画が進み、それに合わせて 小説を進めていったことから全てにおいて何か中途半端な感じがする。 もちろん、映画の原作としては十分に楽しめるのだが・・・ | ||||
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やはり有名な作家でもあり、どちらもありだと思うが、やはりイタリアのこの景観が一目見れるのは素晴らしい。 ストーリー展開はほぼよく似たシチュエーションだが、映画はしょぼくなっている。 では小説が素晴らしいかというと、たいへんわかりやすく筋も通っているのになぜか軽い。 まあよくできているが、テレビのミステリードラマにありがちな有名作家の大量生産型小説に似て少々だが物足りない。 いかにも映像型。 ならば映画を見る。 | ||||
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主人公でなく、ストーリーの展開があちらこちらに飛び回ります。普通の場合、どんでん返しとかいうのでしょうが、本書では話がコロコロ変わりすぎるので、飛び回るという表現のほうが妥当でしょう。 かなり期待して読んだのですが、ハズレでした。映画の評価はまずまずらしいので、そちらを観るだけのほうが良さそうですよ。 | ||||
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真夏のような光の洪水が降り注ぐ12月のギリシャで外交官の黒田耕作は曳航しているアルテミス号の中でパスポート偽造の日本人の確保をする。地元警察との交渉により,容疑者はインターポールへ聞き渡されたが,その船内には火薬が発見される。サミット妨害のためクレタ島へ乗り込む計画を企てていたという・・・ 開局50周記念映画のプロットとなった小説である。同作者の本は手に取る機会が多く,この本も確かに楽しませてもらった。ただし,何だか引っかかる・・・と思ったら,ストーリーなどは映画化を念頭にスタッフなどと共同に作られたものらしい。何だかいまいちで作者らしくないと思ったのはそこあたりではないだろうか?確かに映画にしたら豪華だろうが,小説の面白さにはそこはいらないと感じたのである。 | ||||
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来月公開の大型タイトル『アマルフィ 女神の報酬』の原作・・・ではない。 そう言ってしまっても間違いではないが、映画と小説は原案を同じくする少し別の作品。 本作はホワイトアウトのように既に完成していたものが映画化されたのではなく、映画のプロット作りに真保氏が参加。 そのプロットを元に幾多のスタッフが映画を作り上げ、一方で真保氏もプロットを元に小説を書き下ろした、という塩梅。 どちらが先でもなく、同じ母体から同時に生まれた兄弟。 舞台はイタリアローマを中心に、とある日本人外交官の活躍を描くサスペンス。 数日後に来訪してくる外相の外遊をつつがなく終えるため、現地大使館職員に鞭を入れ準備を整えるべく派遣された外交官、黒田。 役人体質の抜けない連中をどうにか焚きつけ職務に当たるのだが、そこへ旅行中の日本人女児が誘拐されたとの一報が入る。 国内ならいざ知らず、被害者が不慣れな異邦の地での誘拐というナーバスな案件に黒田は他の職務を押してまで深く関わって行く。 そして彼のはたらきの甲斐もあり、あとは身代金を渡し取引さえ終われば事件は無事解決の運びとなるはずだったのだが・・・。 とまあこんな感じに始まる話です。 冒頭からただの誘拐事件に留まらないことを匂わせる布石が打たれていたのですが、中盤以降は序盤とは打って変わった方向に話が転がり、政治思想と民族問題の絡んだ展開へと発展します。 この辺りの話の転がり方は多少強引な点が否めません。 また、一外交官にしては黒田の活躍ぶりが異常。 まあその辺は主人公補正というか、『ホワイトアウト』の富樫なんかはただのダム作業員だったのにあれだけの活躍ぶりですから真保作品としては珍しくはない? それよりもどうにも物事を表面的になぞっているだけという観があり、各登場人物の深層が見えてこないのが物足りない。 特に犯行グループ側の人間は相当な義憤を抱えているはずなのですが、作中の描写からはそれが伝わってきません。 総じて人物の機微に乏しく、主人公の黒田に関しても「顔」が見えてこず、いまいち作品に入り込んでいけない。 口八丁に上司や役人を丸め込む黒田が愉快な序盤の方が楽しめた、というのはどうにも・・・。 ただ、強引さに目を瞑ればストーリー展開やアイデアなどに面白さはあります。 どこに魅力を感じるかによって評価の割れそうな作品。 | ||||
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