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アマルフィ
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アマルフィの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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はっきり言って、がっかりした。 この小説はフジテレビ、開局50周年記念番組の台本として書かれたものを元に小説化されたものだと、作者の後書きにある。 テレビドラマ化されていることは知ってはいたのだが、読み進めるうちに、小説では不要なシーンが、そして、にもかかわらず、恐らくは映像ではあってほしいのだろうな、と思われるようなシーンばかりが目に付いた。 しかも、何よりもストーリーにムリが多すぎる。 例えば、イタリア国家警察が、誘拐事件の特捜本部を解散する、という話。 その理由は、被害者の母から、電話で「手をひいてくれ」という言われたから、という。 本人の意向であるのかの確認もせずに、電話一本でそんなことが決められる? しかも、その電話がニセ電話であることが判明するというのに。 あるいは、主人公が犯人が誰であるかに気づくシーン。 もっと早く気づいていてもおかしくない。 そうすると、このストーリーそのものが成立しなくなるのだが、あのタイミングで思いつくある疑問、というのがいかにもご都合主義なのである。 奥田英朗という、まず人物像を立ち上げて、その人物が自然に動き出すのを待つとうい作家を読み続けていたためか、真保の作品はあまりにもプロットをなぞるだけの作品になっているように感じる。 奥田作品の解説で、誰かが「最近はプロットを追いかけただけの作品が少なくない」と指摘していたが、まさにこの作品がその典型であるように思えた。 そういえば、真保の出世作である「ホワイトアウト」も、プロットなぞり型の作品であったことを思い出す。 登場人物が、まるで作品の中で活き活きと動き出さないのだ。 ただし「追伸」という作品には、あまり否定的な印象がないのだけれど・・・。 それはともかく、個人的にさらに不満なのが、アマルフィというタイトル。 かつて訪れたアマルフィを舞台にしているのかと期待したのだが、小説ではちょっと立ち寄るだけ。 物語の展開にも、さして重要な役割を果たしていない。 別の場所であっても、いや、メインの舞台であるローマを離れなくても、まったく構わないストーリ構成なのだ。 あくまでもテレビドラマとして、人気のアマルフィを映像にしておきたい、という狙いが見え見えで、読んでいて悲しくなった。 | ||||
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映画をレンタルで見て、外交官シリーズに興味が湧きました。 小説も面白かったですが、細部までもう少しちゃんと調べて作られていたらもっと良かったです。 イタリア語堪能な外交官という設定なのに、女性に対して「ブラーヴォ」はありえないです。 海外を舞台にした話では、その国の歴史や政治経済の状況などは簡単に調べられるんでしょうけど その国に暮らす人々のリアルな日常生活や言葉、国民性などの描写は、 実際に体験していないと難しいのかもしれませんね・・・。 お話が面白かっただけに、その辺りの雑なところが残念でした。 | ||||
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ローマで日本人少女が誘拐された。真相を追い、外交官黒田がイタリアを駆ける。 話がどんどん盛り上がる、というより、ただ話が大きくなっていく印象。 もともと映画のプロットとして書かれたようです。 なるほど、まさにそんな感じ。 事実をただ描写しているだけ。勢いはあるが、感情がない。 感情・心情の描写がほとんどない。だから、感情移入できない。 心理描写こそが、小説でしかできないことではないのか。 そこが欠けていると、なんだか物足りない。 なんとも中途半端だ。 | ||||
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パルマに住み始めたのでイタリアものはとりあえずチェック。ということで読んでみた 邦人保護を担当する変わり者外交官が、大臣来訪の警護業務を放り出して、ある子どもの誘拐事件にのめり込んでいってそれを解決する、というストーリー。読み返してから考えると相当不自然な箇所がたくさんある。なんでこの外交官(織田裕二の役ね)はこんなにこの件に入れ込むのだろう?身代金の引き渡し、一度目で成功しちゃってたらどうしてたの?そもそもいろんなことが犯人の筋書き通りに進みすぎでは? ということで、フジテレビの企画にあわせて書いたせいか間に合わせ感が強い。ただ、個人的にはイタリア関係の豆情報が嬉かったので1+1で☆ふたつ。 | ||||
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映画の方は製作のフジテレビが軽薄短小を地で行く会社なだけにやっばり難しい話は無理だったみたい。予算をかけるべき所にお金をケチるといういつもながらのフジテレビの悪い癖が如実に出てます。脚本家の名前がクレジットされてない所にいみじくも映画の出来の善し悪しが表れてます。 | ||||
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映画を見る前に原作を読ませてもらいました。 全体的に構想が練られて面白かったですが、 才色兼備、頭脳明晰の紗江子が局面でなぜ あんなミスをするのか?納得いきませんでした。 強引な展開に唖然としました。 | ||||
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組織には属しているが、正義感溢れるクールな一匹狼。事勿れ主義の役人達の中で、彼ひとりだけ己の心に従って行動する。 そんな主人公が活躍する話。 あまりにもありきたりな人物設定。 犯人側の計画も、不確実な事柄に頼りすぎていて、いくらフィクションだからといってそれはないだろ、という感じ。それにまわりくどい。 タイトルの「アマルフィ」には意味があるのだが、それもとってつけたような感じである。 「奪取」を書いた人の作品とは到底思えない。 | ||||
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著者本人が語っている通り、映画製作の話ありきで、全てのシーンが中途半端な気がしてなりませんでした。映画にしたら面白いのかもしれないが、せっかく字数制限のない本という舞台で、もっと深い描写ができたであろう部分を端折ってしまっている。よって、どんどんエスカレートする日本人外交官の活躍も、深意のありそうな犯人の行動も、どれも感情移入できぬまま、逆にインフィージブルな疑念がどんどん募って残念なエンディングを迎えました。期待が大きかっただけに、残念。 | ||||
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ヨーロッパの幼児誘拐など犯罪の闇に焦点を当てたハードな内容を期待していたが、期待外れ。 個人的な関心事から外れていることはさておき、ストーリーが全体的に強引な感がある。 特にラストで明らかになる誘拐とその主目的である陰謀の間に必然性が感じられなかった。 別にわざわざ日本人誘拐することも無いんじゃない?という感じがする。 各登場人物の描き方も希薄。主役の黒田の付加価値はイタリア語が喋れる以外はよく分からないし、真犯人達が犯行に及んだ動機も字面では理解できるが、描写に情感が薄いため感情移入ができなかった。 起承転結の中では、「起承」の描き方が足りないし、「転」に強引さが感じられる部分があり、物語としてはイマイチだろう(所詮は映画を小説仕立てにしたものに過ぎない)。 | ||||
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表紙の綺麗さに惹かれ、織田裕二に惹かれて買いましたが、 内容はそれほど感情移入できるものではありませんでした。 映画を見るだけにしたほうが得策です。 | ||||
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『ホワイトアウト』の真保先生の書き下ろしということで、早速読んでみました。 1日で一気に読ませていただいたのですが、どの場面でも盛り上がりがイマイチ。 舞台はイタリア、大使館と誘拐犯の対決というストーリーなのですが、国家間の陰謀などがなんとなく無理やりな感じがして、なかなか感情移入ができませんでした。 映画の方が迫力は増すと思うので、そちらに期待したいと思います。 | ||||
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駄作にならざる得ないだろう。フジテレビに舞台や設定が固定されてるんだから。ノベライズではない、と言いつつ、ノベライズという位置づけをした方が真保裕一の面子が保たれる。 | ||||
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