真・慶安太平記
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
真・慶安太平記の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
由比正雪の乱、慶安の変などは名前は聞いたことがあっても、内容までは知らなかったが、それをあえて取り上げた著者のセンスに拍手! | ||||
| ||||
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本を読んでみようと思った動機は、保科正之の登場する小説だからだが、その彼と由井正雪とが同じ舞台で描かれていたからである。何故に保科正之と由井正雪ごときが(私の気持ちの中では、由井正雪を高く評価していなかったので、「ごとき」と言った)一緒の舞台に上がるのだろうと思っていた。その理由は、読んでみて、なるほどこういう説もあるのかとは思ったものの、納得したわけではない。私がこの小説で新味を味わったのは、徳川幕府側から見た保科正之の評価であった。 この小説の主人公は、保科正之ではあるが、同時に、知恵伊豆と呼ばれた老中・松平伊豆守信綱である。その二人の丁々発止がおもしろい。松平伊豆守は権謀術数に長けた人として書かれているが、一方で、人徳者の誉高い保科正之のことを、裏側から見ている松平伊豆守の見方が面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
なるほど、そういうカラクリというかネタというか・・・ どうりで由比正雪の主眼が少なかった訳ですね(笑) 幕末転覆を企んだとしてその名を知ってはいましたが、なるほど、これならストンと腑に落ちます。ただの売名者でなく相当の人物であったからだと。 これを気に他の先生方の由比正雪も読んでみたくなりました♪ただ曲がりなりにも“太平記”とネーミングするんであれば、前後版2冊分ぐらいの厚みで・・・もっと濃厚な仕上りのを読みたかったなあ〜って思ったりもしましたよ↑ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初の三分の一まではなかなか面白く、傑作の予感がした。家光、忠長、信綱、春日局、正之らの権謀術数のエピソードが展開し、欲望と意地とプライド、天下を治めることのプレッシャーなどなど、緊迫した展開だった。ところが、中盤辺りから中だるみで、失速。例の祖心尼(おなあ)が出てくるあたりからの家光の心理の変化がよくわからない。子供を作るに至った心理、正之への思い。忠長亡き後も最後まで困った奴なのだが、その理由も不明。正之の試練や思いも前半はわかるが、後半にいきなり厚遇される展開も状況がわからん。信綱も、読む限りでは頭がいいとは思えんし、幕閣の失政が多数の牢人を招いたという正雪の怒りもおかしいよね。悪いのは家光だろうが。うーん。最初と最後のアイデアだけで突っ走った小説か。最初と最後をつなぐ部分にアイデアがなかった。。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
慶安太平記に主人公-由比正雪に光を当てるよりも、当時の幕府の政権の勢力図に焦点を当て、 事件の真相にも大胆な推理を働かせていて、興味がそそられる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大風呂敷を広げてこの分量で終わるのか何度も残りのページ数を確かめながら読んだ。読み終わるのが惜しかったです。3巻で行ける内容。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 6件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|