百鬼大乱



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初公開日(参考)2023年08月
分類

長編小説

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百鬼大乱

2023年08月23日 百鬼大乱

暗殺と裏切りの三十年を駆け抜けた「名将 太田道灌」 東国の諸葛孔明と呼ぶにふさわしき漢【おとこ】ここにあり! 応仁の乱に先駆けること十三年、 鎌倉公方が関東管領を殺害。 血みどろの戦国時代が幕を開ける 将軍への野心を抱く鎌倉公方。ついに足利義教の討伐を受け、断絶。 乱れた関東を治めるため新たな公方が選ばれるも、管領上杉家と軋 轢が続く。意地と誇りがぶつかり合い、関東を二分する戦いとなる。 命がけで公方を守る簗田持助。上杉を支える太田道灌。 両者の才知をつくした戦いを活写する歴史巨編。 知られざる関東の戦国が今、明らかになる。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

百鬼大乱の総合評価:7.75/10点レビュー 4件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

百鬼大乱の感想

大田道灌といえば、江戸築城で有名だが、応仁の乱を凌ぐ「享徳の乱」をはじめとする大乱に関わっていたことはあまり知られていない。(複雑すぎて取り上げにくいか?)そこに目をつけた著者が複雑混迷の大乱を、道灌を通じて大作を作り上げた。あまりの複雑混迷さでわかりにくいことこの上なく(一人の人間が2つも3つも名前を変える)エンタテインメント性に欠け、読了まで時間がかかってしまったが、こういった物語を完成させる、何かとこだわりをもつ著者の力量にはただただ脱帽。
歴史小説にも実績を作ってきた著者、次は誰を取り上げるか?
(最後に登場する人物が意味深)

本好き!
ZQI5NTBU
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3:
(4pt)

凄まじいまでの裏切りの連続・・・

古河公方のことは日本史の授業でも一行出てくる程度。足利幕府も三代義光までと応仁の乱、信長の傀儡だった義昭のことくらいしか学びませんでしたが、よく考えたら250年も続いた長い時代。半分以上が本書でも書かれているような内乱の時代だったことをまざまざと思い知らされた想いです。
百鬼大乱Amazon書評・レビュー:百鬼大乱より
4065326737
No.2:
(3pt)

楽しめましたが、読みにくい

関東争乱をじっくり楽しめました。しかしながら、多くの登場人物が複数の名前で表現されているため、判りにくく読みにくい。(例えば、太田道灌、資長、源六、備中守)
知識不足の小生としては、公方、管領、宗家、分家、家務などの関係が図示されているとありがたかった
百鬼大乱Amazon書評・レビュー:百鬼大乱より
4065326737
No.1:
(5pt)

読み手をとらえる主人公の生きざま。

室町中期の関東では、鎌倉公方足利成氏と関東管領上杉憲忠が一色触発の状態に。主人公太田資長(道灌)は上杉方の若きエースとして陣営を支えます。そしてついに公方が憲忠を暗殺し戦いの火蓋が。応仁の乱より前に戦国の幕を開けたと言われる「享徳の乱」勃発です。

公方vs管領の争いに加え、管領内部でも山内と道灌属する扇谷の内紛が。そこに「長尾景春の乱」まで勃発。もうテンヤワンヤw 背後から越後勢まで参入してきて、義を重んじる太田道灌は東奔西走でなにかと大変です。また、道灌の敵である梁田持助が、和睦の使者として単独で上杉の陣に赴くなど、男気ある描かれ方で、道灌同様に良い味出してますね。

長尾景春の乱で疲弊した山内と扇谷両上杉。そこに古河公方との和平の機運が。三十年に及ぶ乱にようやく終止符が打たれるか。しかし扇谷のために粉骨砕身働いた道灌を妬み良く言わぬものが現れ、その胸に去来する思いはー。ラストは悲しいですが、新しい男の到来を予感させ物語は終わります。

この時代が信長以降のいわゆる戦国後期より人気がないのが理解できましたw 人名と人間関係ががあまりに入り乱れているので理解するのが大変なのです(上杉顕房と上杉房顕がいる!)。しかも合従連衡というか裏切りの連続というか、敵味方の入り乱れが激しいのですね。

そんな時代に太田道灌のような仁と忠義に生きた漢(おとこ)がいた。家康より前に江戸城を築いた人物とのみ認識されがちなこの武人が、著者によって見事によみがえりました。その筆力に脱帽です。
百鬼大乱Amazon書評・レビュー:百鬼大乱より
4065326737



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