百鬼大乱
- 暗殺 (172)
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百鬼大乱の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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大田道灌といえば、江戸築城で有名だが、応仁の乱を凌ぐ「享徳の乱」をはじめとする大乱に関わっていたことはあまり知られていない。(複雑すぎて取り上げにくいか?)そこに目をつけた著者が複雑混迷の大乱を、道灌を通じて大作を作り上げた。あまりの複雑混迷さでわかりにくいことこの上なく(一人の人間が2つも3つも名前を変える)エンタテインメント性に欠け、読了まで時間がかかってしまったが、こういった物語を完成させる、何かとこだわりをもつ著者の力量にはただただ脱帽。 | ||||
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古河公方のことは日本史の授業でも一行出てくる程度。足利幕府も三代義光までと応仁の乱、信長の傀儡だった義昭のことくらいしか学びませんでしたが、よく考えたら250年も続いた長い時代。半分以上が本書でも書かれているような内乱の時代だったことをまざまざと思い知らされた想いです。 | ||||
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関東争乱をじっくり楽しめました。しかしながら、多くの登場人物が複数の名前で表現されているため、判りにくく読みにくい。(例えば、太田道灌、資長、源六、備中守) 知識不足の小生としては、公方、管領、宗家、分家、家務などの関係が図示されているとありがたかった | ||||
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室町中期の関東では、鎌倉公方足利成氏と関東管領上杉憲忠が一色触発の状態に。主人公太田資長(道灌)は上杉方の若きエースとして陣営を支えます。そしてついに公方が憲忠を暗殺し戦いの火蓋が。応仁の乱より前に戦国の幕を開けたと言われる「享徳の乱」勃発です。 公方vs管領の争いに加え、管領内部でも山内と道灌属する扇谷の内紛が。そこに「長尾景春の乱」まで勃発。もうテンヤワンヤw 背後から越後勢まで参入してきて、義を重んじる太田道灌は東奔西走でなにかと大変です。また、道灌の敵である梁田持助が、和睦の使者として単独で上杉の陣に赴くなど、男気ある描かれ方で、道灌同様に良い味出してますね。 長尾景春の乱で疲弊した山内と扇谷両上杉。そこに古河公方との和平の機運が。三十年に及ぶ乱にようやく終止符が打たれるか。しかし扇谷のために粉骨砕身働いた道灌を妬み良く言わぬものが現れ、その胸に去来する思いはー。ラストは悲しいですが、新しい男の到来を予感させ物語は終わります。 この時代が信長以降のいわゆる戦国後期より人気がないのが理解できましたw 人名と人間関係ががあまりに入り乱れているので理解するのが大変なのです(上杉顕房と上杉房顕がいる!)。しかも合従連衡というか裏切りの連続というか、敵味方の入り乱れが激しいのですね。 そんな時代に太田道灌のような仁と忠義に生きた漢(おとこ)がいた。家康より前に江戸城を築いた人物とのみ認識されがちなこの武人が、著者によって見事によみがえりました。その筆力に脱帽です。 | ||||
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