黄金の島



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初公開日(参考)2001年04月
分類

長編小説

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黄金の島(上) (講談社文庫)

2004年05月14日 黄金の島(上) (講談社文庫)

「命の洗濯をしてこい。わかるな、修司」。所属する暴力団の権力抗争から幹部の恨みを買った坂口修司。バンコクへと身を潜めたが、待っていたのは謎の刺客だった。度重なる襲撃をかわし、逃げたベトナムでシクロ乗りの若者と出会う。はたして修司に安住の地などあるのか。手に汗握る迫真の国際サスペンス超大作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

黄金の島の総合評価:8.00/10点レビュー 23件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

スケールがでかい冒険小説

1998年から2000年にかけて週刊誌に連載された長編冒険小説。組織を追われたヤクザが逃亡先のベトナムで知り合った若者たちの日本への密航に命を賭けて挑む、派手なアクション小説である。
恩義のある親分の謀略で海外逃亡を余儀なくされたヤクザ者の坂口修司は、組織から指示された潜伏先のバンコクで命を狙われ、ひとりでベトナムに逃げ込んだ。何の後ろ盾も無く異国で生き延びようとする修司が出会ったのは、サイゴンの最下層で暮らすシクロ乗りの青年たちだった。ベトナムに移っても正体不明の刺客の存在や地元警察の腐敗警官の脅迫に危険を感じた修司は、青年たちの助けを借りて潜伏するとともに、彼らの「黄金の島・日本」への密航という憧れを手助けするようになる。そして、ベトナムの社会に追いつめられた若者たちと日本のヤクザに追いつめられた男は、決死の覚悟でベトナムの海岸から船出したのだった・・・。
一方にはバブルの恩恵で肥え太ったヤクザたち、それに寄生する女たち。一方には祖国統一の恩恵には恵まれず、血眼になって生きる道を開いていくベトナムの若者たち。その狭間で揺れる良心的ヤクザ。それぞれの立ち位置で身に付けた思考と行動がリアルに絡まって、思いがけないドラマに広がっていく様が非常に説得力がある。登場人物たちが善人・悪人という軸だけでは判断できない複雑さを抱えているのもいい。ベトナムという異境の雰囲気も非常に迫真的で、ぐいぐいと読者を引っ張っていく。さらに、最後の密航シーンのスリルとサスペンスは、真保裕一ならではの迫力がある。
ヤクザもの小説ファン、冒険小説ファンはもちろん、「熱量がある小説を読みたい」という人にオススメだ。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.22:
(4pt)

ベトナムからの密入国の彼らは果たして黄金の島で生き延びられるのか

黄金の島ジパングを目指した一行15人は台風の脅威に逢いながらも3人の犠牲をを出したが日本に到着する。
待ち構えていたものはヤクザの一行で日本人ヤクザの立花は出迎え船乗船時に射殺されてしまう。
ヤクザの監視下に置かれ一年半後に脱出し新たな新天地へ旅出る。
物語はここで終わるが密入国した彼らは果たして大金を得て再びベトナムに帰ることができるのだろうか。
ヤクザに拘束された後の記述がほとんど無く何故彼らが生き延びてきたかをもう少し記述してもよかったのではないか。
一般文学通算1737作品目の感想。2016/09/29 17:50
黄金の島Amazon書評・レビュー:黄金の島より
4062106566
No.21:
(4pt)

東南アジアの厳しい現状

黄金の島すなわち日本。
かつてマルコポーロが名付けたこの日本を1990年代のベトナムでは同じ思いがあったのだろうか。
ヤクザの坂口は失敗からベトナムへ身を隠しているがそこで出会ったシクロ数のチャム達と出会い、彼らが日本に憧れボートピープルとして日本にわたる計画を知る。
二年ほど前にベトナム旅行で見かけたシクロに思いはせ興味深く読んだ。
知らざれるベトナム社会の神髄を見た。
一般文学通算1343作品目の感想。2016/09/27 21:40
黄金の島(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黄金の島(上) (講談社文庫)より
4062747723
No.20:
(4pt)

文句なく面白いが、、、、なんだろう、消化不良

物語としては、まあ、間違いなく面白い、ベトナムへの興味も深まった。
が、なんだろう、、、、、
え?
これはどういうこと?
どうなったの?
なんで?
という疑問が残ったまま、終了してしまった。
エピローグのやっつけ感だけが、残念だった。

密航の話なんだけど、現在では密航者が日本で生活するためには、やっぱり裏の組織の力がないと、無理なんでしょうね。
坂口はヤクザである必要があったのでしょう。
黄金の島(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黄金の島(上) (講談社文庫)より
4062747723
No.19:
(3pt)

夢と信頼・仁義、愛がテーマのはずが、今ひとつ消化不良。ベトナムの雰囲気はGOOD。

以前、友人の結婚式でホーチミンに行ったことがあり、小説を読みながらベ
トナムの街並みが頭の中で巡るようでした。雑誌に連載されていたためか、次
の展開が楽しみで、一気に読めます。

 ただ、逆に著者が最初からストーリーや結末を考えて書いていたわけではな
さそうで、登場人物の心情や行動がどっちつかず、何が最大のテーマかが分か
らないまま書き進めている印象がありました。

 特に日本を目指して、上陸を目指す終盤がどう着地させようか悩みながら、
えいっやという感じで終わらせてしまったようなのが残念でした。仲間や恋人、
家族との信頼関係、仁義がテーマだと思うのですが、結果的には消化不良になっ
てしまった印象を持ちました。
黄金の島Amazon書評・レビュー:黄金の島より
4062106566
No.18:
(4pt)

ある意味では死んだ人も救われてるなかなぁ

おもしろいはおもしろいのですが、最後がなんとも救われません。結局、純粋で必死なものたちだけが生き残るのです。ある意味では死んだ人も救われてるなかなぁ。とにかく長いが。。。
黄金の島(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:黄金の島(上) (講談社文庫)より
4062747723



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