華麗なる誘拐
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発表当時に読んでいたら「へー」ぐらいなものだろうけど、アフターコロナな世界を生きる今読むと、やたらと感慨深いものがあります。 人ごとじゃない。リアリティがスゴイ。 一方で、囮捜査だの「締め上げて落とせば」だのマスコミだの、昭和ーーー!!!な部分もあって、ほっこりします。 ブラジルで農園かーそっかー | ||||
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2019年に始まった新型コロナウイルス感染症。 初期には「このままならば100万人死ぬ」という学者がいた。 感染しない(重症化しない、死なない)ためには「マスク」「PCR検査」「アビガン」「ワクチン」が必要と政府は言い、自称専門家は言い、自称市民の味方のコメンテーターたちは、大衆を扇動した。 この作品に出てきた「ワッペン」はまさに上記の「感染しない」ためのお守りだった。 作品が世に出て何十年経っても「ワッペン」を利用して私腹を肥やす高みにある人々は健在である。 2023年の現時点で言えば、ここ数年で最も恩恵を受けたのはPCR検査とワクチンによる利権を得た者たちである。 | ||||
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中古品 良との評価でしたが、シミだらけでした。クリーニングの後の発送とありますが、表紙も汚れていました。 | ||||
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「左文字」シりーズ中の一作で、作中の記述を読むと「消えた巨人軍(構想は雄大だがトリックがプア。ただし、昨今の腐ったトラベル物より遥かにマシ)」の次編らしい。冒頭、喫茶店で男女のカップルの無差別(としか思えない)毒殺が起きる。左文字が偶々そこに居合わせたという発端。次いで、"蒼き獅子たち(ブルーライオンズ、以下BL)"を名乗る犯行グループから日本人1億2千万人を"誘拐"したとの電話が首相公邸に入る(身代金は(防衛費相当の)5千億円)。だが、(秘書官を介してとは言え)こんなに簡単に首相と連絡が取れるものなのか?)、左文字は事件解決に協力する事になる。 ただし、"誘拐"とは言っても物理的に誘拐した訳ではなく、BLが1億2千万人の内の誰かを何時でも殺せる立場に居るという状況を指していて新規性を覚えた。BLの意図・要求を防ぐためには、警察が全国で起きる(犯人が明白な場合を除く)全ての事件(が起こったらBLは犯行声明を出せば良い)を阻止する必要があり、事実上、不可能である。上述のカップルはその犠牲者という訳だ。これでは、BLの「言った者勝ち」だが、作者の着眼点が優れている証左でもある。また、5千億円ものお金(宝石なら別だが)は持ち運びが出来る量ではなく、BLの狙いもハッキリとしない(唯一のヒントはBLの連絡役が「IQ=150」と口を滑らせた事(そんな人間は1%未満))。そして、記述に従えば、次に北海道で銃殺事件が起き、続いて、プラスチック爆弾によってジェット機の墜落事故が起きる(これは後述の国民への脅迫)。左文字の発見で、日本では「IQ≧140」の児童はU大学で教育する事になっており、U大学で保管されていたカードから3人の候補者が挙がってしまう。BLは1億2千万人全員に5千円づつワッペン販売の三上名義の口座に振り込みさせる事に依って合計5千億円の達成を狙うが、口座が周知で上手く行くのだろうか......。 その三上の口座にお金が集まる事の"逆説"も良く考えられている。全編に作者が周到な事前調査を行なった跡が窺えるが、何より"誘拐"の<形>に新しい光を当てた秀作だと思った。 | ||||
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西村京太郎のような多産な推理小説作家がほかにいるのかどうか私は知らない。しかもその一篇一篇が克明な調査とちみつな推論によって、迫真性をもって構築されている。 | ||||
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