殺しの双曲線



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初公開日(参考)1977年08月
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長編小説

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新装版 殺しの双曲線 (講談社文庫)

2012年08月10日 新装版 殺しの双曲線 (講談社文庫)

差出人不祥の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。しかし、深い雪に囲まれた山荘は、彼らの到着後、交通も連絡手段も途絶した陸の孤島と化す。そして、そこで巻き起こる連続殺人。クリスティの『そして誰もいなくなった』に挑戦した、本格ミステリー。西村京太郎初期作品中、屈指の名作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.38pt

殺しの双曲線の総合評価:7.40/10点レビュー 65件。Aランク


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全8件 1~8 1/1ページ
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

クリスティ、そして読者への挑戦

 西村京太郎氏の作品といえば十津川警部シリーズを主としたトラベルミステリーで本格推理というよりは探偵役の活躍を楽しむ作品が多いイメージ(多分1/10程しか読んでないけど)。しかし本作は最初にトリックを明かしたうえでの読者への挑戦であり、「そして誰もいなくなった」をモチーフにしたクリスティへの挑戦でもある実直な本格推理小説でした。
 読者への挑戦、雪の山荘、二つの事件の二軸構成、ミステリーの興趣な部分がふんだんに用いられ西村氏の傑作という評判に偽りない作品となっています!!おすすめです★は8つ!!

▼以下、ネタバレ感想

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りーり
9EDFH0HC
No.7:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

『そして誰もいなくなった』 と 『十角館の殺人』の間に

鉄道トラベルミステリー作家としての地位が固まる前の西村京太郎氏の名作。
クリスティの名作中の名作『そして誰もいなくなった』に挑んだ作品で、今日に至るまで同作のオマージュ作品は無数に存在していますが、それの草分け的存在として、本作もまた『十角館の殺人』などの多くの作品に影響を与えた作品であると思います。

『そして誰もいなくなった』の「孤島」と並ぶ、もう一つのクローズドサークルの大定番「雪の山荘」を舞台に、招待された客たちが一人、また一人と殺されていくまさに王道展開ですが、この作品の大きな特徴として、一番最初に「双子の入れ替わりがメイントリックとして使われている」と明かされていることがあります。
しかしそんな重要な部分が予め作者によってネタバレをされていても実際の犯人やトリックを見破るのは一筋縄ではいかない(むしろより混乱する?)巧みな構成となっています。
また、雪に閉ざされた山荘での連続殺人が起きているのと時を同じくして、東京の街でも奇妙な双子の強盗事件を警察が追うパートが同時進行し、一見無関係な二つの事件が物語の中でどう交差するのかという疑問も読者に投げかけられます。
(この「閉ざされ舞台」と「開かれた舞台」が平行してやがて交差する構成は後の『十角館の殺人』に受け継がれた手法と感じました)

まさに日本のクローズドサークルミステリの名作古典であると言ってよいと思いますが、ちょっと今読むと言葉遣いなどに古臭ささを感じて辛い所もありました。
あと『そして誰もいなくなった』の真相部分を完全にネタバレしてしまうのは、当時はまだそういう配慮があまりされなかったということでしょうかね。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.6:
(7pt)

殺しの双曲線の感想


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FSD78H58
No.5:
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

殺しの双曲線の感想

西村京太郎がトラベルミステリーを書き始める以前の初期の作品です。クローズドサークル物の本格推理で、30年以上前の物にしてはあまり古さを感じず、面白く読めました。並行して起きる強盗事件も良く出来ており、どう繋がるのか終盤まで興味深かった。ラストも伏線が効いていて、なかなか良かったと思います。
ただし大きな不満が一つ。それは犯人の動機です。最初に、ごくありふれた小さな出来事、と書かれていますので、作者も自覚が有ったのでしょうね。

なおひろ
R1UV05YV
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

殺しの双曲線の感想

「そして誰もいなくなった」のように起こる雪の閉ざされた山荘での殺人と、東京で起こる、双子であることを利用した強盗事件が並列して起こる事件。なるほど、こういう双子の使い方があるのか…と感心させられました

ほっと
2XKXV6EI
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

殺しの双曲線の感想


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hiro-m
4K1CCRGG
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

しっかりとした本格物だった

西村京太郎というとTVドラマのイメージだったのだが、評判を受けて読んでみると意外な事に本格物の良作だった。

双子のトリックを使うと明言している所から始まり、雪の山荘に密室物。
古さは否めないが中々楽めた作品だった。

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Ariroba78
5M53WTS6
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

西村京太郎氏の本格物

クローズドサークル物として私の中で上位に入る作品。
冒頭より双子の犯行と予め情報が突きつけられており作中の警官同様に読者も兄と弟どちらの犯行なのか?と悩む。
そして双子物の作品かと思いきや、陸の孤島と化したホテルでの密室殺人がおきる。
西村京太郎と言うとドラマのイメージが強いが昔の作品は立派な本格物。
本格好きには是非読んで貰いたい一冊。

忘れた帽子
ER7MESVG
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