消えたタンカー
- 海洋ミステリ (2)
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生き残った船長達6人が狩られていくメインは面白い。沖縄では一転して犯人視点で描かれるのでめりはりが効いている。 ネタバレありーー ただ期限内にブラジル移住しないからっていう狩りの動機がイマイチだね。仮に裏切るならブラジル住んでても裏切るだろうしさ。 あと沈没現場にどっこから購入して大型のポンコツ船をタンカーに見せかけて沈めてたけど、これの現場に現れた漁船は偶然のことで本来目撃者皆無のはずだったんだから、こんなもの用意すること自体がありえないよねwあとになって船員が現場の写真撮ったとかいう設定にしちゃったのでそれに合わせてしまったんだろうけど、久々に再読してそこらが引っかかり冷めてしまったw | ||||
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TVドラマ「十津川警部50 消えたタンカー」が面白かったので、期待して原作を購入しました。前半はページをめくるのももどかしく、ハラハラドキドキして読みましたが、読み終えたらがっくりしました。不自然なところが多すぎるのです。非現実的なストーリーです。TVドラマはそこを回避して、全く別のストーリーに仕上げていました。原作は、題材が卓抜なのに、惜しいと思いました。 | ||||
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西村京太郎のような多産な推理小説作家を私はほかに知らない。しかもその一篇一篇が克明な調査と緻密な推論によって迫真性をもって丁寧に構築されている。 | ||||
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インド洋上で日本のマンモスタンカーが炎上沈没する。九死に一生をえた六人の乗組員が救出されるが、彼らが帰国後、なぜか次々に殺害されてゆく…。日本で、海外で、水上で、雪上で、めまぐるしく舞台を変転させながら繰り広げられる、スケールの大きな殺人者と警察の攻防がスリリングで面白い。さらに連続殺人にもタンカーの炎上事故にも、二転三転する謎解きの面白さが付与され、ページをめくる手ももどかしいエンタテイメント作品に仕上がっている。 『寝台特急殺人事件』以降、徐々に粗製乱造が目立つようになった西村トラベルミステリを、筆者は好まないが、それ以前の、読売巨人軍全員を誘拐する『消えた巨人軍』や、一億の日本人全員を誘拐するという『華麗なる誘拐』など、発想の斬新さと豊かなサスペンスで読ませる初期作品には、注目させられるものがあった。一方でそれらの作品には、ディテールの貧しさやご都合主義的な論理が目立つという不満を覚えることも多かったのだが、本作は、そうした荒けずりからくる瑕疵も少なく、もっとも充実した完成度を誇る出来になっていると思う。 西村作品には、スピーディな空間移動で楽しませるこの『消えたタンカー』とは逆に、限られた密室空間での連続殺人を描いた、新本格好きの読者に好まれそうな、クローズドサークルものの秀作『殺しの双曲線』があるが、この二作品が、西村ミステリの双璧だろうと、今回再読のうえで改めて思った。 | ||||
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西村氏の1970年代に書かれていた海洋ものサスペンスの一群の作品で、本作はタンカーの消失テーマに挑んだスケールの大きいサスペンスである。 十津川警部の非トラベルミステリー作品となっている。 タンカー自体が忽然と消えるというよりは乗っていた一部のクルーの行方を探るうちに沈んだと思われていたタンカーが実は・・・という展開である。 消失ものというよりは連続殺人もののミッシングリンクテーマ的が趣向の方が強い。 世界規模のスケールで描いた一級の娯楽サスペンス大作に仕上がっている。 | ||||
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