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消えたタンカー
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【この小説が収録されている参考書籍】
消えたタンカーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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生き残った船長達6人が狩られていくメインは面白い。沖縄では一転して犯人視点で描かれるのでめりはりが効いている。 ネタバレありーー ただ期限内にブラジル移住しないからっていう狩りの動機がイマイチだね。仮に裏切るならブラジル住んでても裏切るだろうしさ。 あと沈没現場にどっこから購入して大型のポンコツ船をタンカーに見せかけて沈めてたけど、これの現場に現れた漁船は偶然のことで本来目撃者皆無のはずだったんだから、こんなもの用意すること自体がありえないよねwあとになって船員が現場の写真撮ったとかいう設定にしちゃったのでそれに合わせてしまったんだろうけど、久々に再読してそこらが引っかかり冷めてしまったw | ||||
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TVドラマ「十津川警部50 消えたタンカー」が面白かったので、期待して原作を購入しました。前半はページをめくるのももどかしく、ハラハラドキドキして読みましたが、読み終えたらがっくりしました。不自然なところが多すぎるのです。非現実的なストーリーです。TVドラマはそこを回避して、全く別のストーリーに仕上げていました。原作は、題材が卓抜なのに、惜しいと思いました。 | ||||
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西村京太郎のような多産な推理小説作家を私はほかに知らない。しかもその一篇一篇が克明な調査と緻密な推論によって迫真性をもって丁寧に構築されている。 | ||||
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インド洋上で日本のマンモスタンカーが炎上沈没する。九死に一生をえた六人の乗組員が救出されるが、彼らが帰国後、なぜか次々に殺害されてゆく…。日本で、海外で、水上で、雪上で、めまぐるしく舞台を変転させながら繰り広げられる、スケールの大きな殺人者と警察の攻防がスリリングで面白い。さらに連続殺人にもタンカーの炎上事故にも、二転三転する謎解きの面白さが付与され、ページをめくる手ももどかしいエンタテイメント作品に仕上がっている。 『寝台特急殺人事件』以降、徐々に粗製乱造が目立つようになった西村トラベルミステリを、筆者は好まないが、それ以前の、読売巨人軍全員を誘拐する『消えた巨人軍』や、一億の日本人全員を誘拐するという『華麗なる誘拐』など、発想の斬新さと豊かなサスペンスで読ませる初期作品には、注目させられるものがあった。一方でそれらの作品には、ディテールの貧しさやご都合主義的な論理が目立つという不満を覚えることも多かったのだが、本作は、そうした荒けずりからくる瑕疵も少なく、もっとも充実した完成度を誇る出来になっていると思う。 西村作品には、スピーディな空間移動で楽しませるこの『消えたタンカー』とは逆に、限られた密室空間での連続殺人を描いた、新本格好きの読者に好まれそうな、クローズドサークルものの秀作『殺しの双曲線』があるが、この二作品が、西村ミステリの双璧だろうと、今回再読のうえで改めて思った。 | ||||
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西村氏の1970年代に書かれていた海洋ものサスペンスの一群の作品で、本作はタンカーの消失テーマに挑んだスケールの大きいサスペンスである。 十津川警部の非トラベルミステリー作品となっている。 タンカー自体が忽然と消えるというよりは乗っていた一部のクルーの行方を探るうちに沈んだと思われていたタンカーが実は・・・という展開である。 消失ものというよりは連続殺人もののミッシングリンクテーマ的が趣向の方が強い。 世界規模のスケールで描いた一級の娯楽サスペンス大作に仕上がっている。 | ||||
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月曜ゴールデンで渡瀬兄弟がこれを演じてましたね。 弟が十津川警部、兄が犯人役で。 作品自体は作者初期のものなので面白いですよ | ||||
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科学万能の世の中、モノが消えるなんてあるはずない!しかも巨大タンカーなんてもってのほか。 そんな常識に西村さんが挑んだ作品。著者お得意の消失シリーズ。「消えたクルー」「消えたジャイアンツ」「ミステリー列車が消えた」 など多数あり。本作は、十津川が指揮を執る。がまだ警部補。 どうでもいいが、最近のTV、マンガを見ると十津川警部がかっこよすぎる。あれじゃあモデルか俳優だ。 原作ではあだなは「タヌキ」であり、中肉中背で腹がでてきたのが気になっている中年の男なのだ。ぜひ、改めてほしい。 | ||||
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勝手にタンカーが舞台と思っていたので、肩すかしでした。 でも世界中を飛び回る十津川警部はすごい。 会話を中心にして読みやすく、一気にラストまで行ってしまいます。 | ||||
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これを最初に買ったのはもう20年くらい前だけど、何回読み直したか・・・。それくらい面白いです。 タンカー沈没事故で、一部生き残った船員が次々殺されていく・・・。 捜査を依頼された十津川は、全く顔の見えない相手にもがきます。 一旦、犯人が死んだ事により、すべてが終息したかに見えて実は・・・。この後の展開が最高に面白い! 舞台は長野、沖縄からブラジル、南アフリカまで(!)。 海洋ミステリーという事もあるのでしょうが、スケールの大きい作品 です。 西村ファンのみならず、ミステリファンなら是非読んで欲しいと思います。 | ||||
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インド洋沖で、マンモスタンカーが炎上して、生き残った数名の連中が、その後、殺し屋に狙われる。 この、殺し屋の視線で、ビシバシ連中が葬られるシーンが全体の3分の2ほど。で、ようやく広範囲なって、消えたタンカーの謎に密着してしまうよ('-,_ω-`)プッ 殺し屋のところは、それはそれでおもろかったけど、タイトルタンカーなんだから、もっと早めに消えたタンカーの謎にアプローチして欲しかったです。最期の暗闇で、トツガワに喋るアイツがかっこいい!あんな奴に私もなりたいのでちゅ('-,_ω-`)プッ | ||||
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インド洋で重油を積んだ巨大タンカーが沈没して、生き残った数名の乗組員が謎の殺人に合っていくというストーリーです。この連続殺人のところが大多数を占めていて、消えたタンカーの謎はラスト辺りになってからようやくクローズアップされてしまうのです。ちょっと冗長な感想を持ちました。消えたタンカーってタイトルなのに、ほとんどそれに符合しないような内容が締めてるから・・。もっとタンカーを前面に出して欲しかったです | ||||
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マンモスタンカーが炎上、生き残った6人の船員が次々に殺されていく。何故殺されるのか?動機は見えてこない。しかし犯人の正体は前半で早々と判明し、犯人の視点で物語が進む箇所もある。警察と犯人壮絶な駆け引き。警察は後手後手を引き互いに罠を掛け合ったりと面白い。それが前半部なのだが、なんとここが叙述トリックとなっているのだ!このトリックがなんともお見事。そしてこの捜査活劇が一旦終了してからの残り3分の1が本書のメインで、ここからがタイトル通り「消えたタンカー」がテーマとなる。所謂「消失モノ」で、西村の消失モノはなにせスケールがでかい。他には巨人軍、乗組員、列車と消えるものはいずれも大掛かり。「寝台特急殺人事件」「終着駅殺人事件」などでいちやく一流作家の仲間?りを果たしたためか、その後は現在尚進行中の鉄道モノばかりとなり、本書のような海洋モノは幕を下ろしてしまったが、完成度ではこの頃の作品が高い。やはりファンとしては今現在の最新データを駆使した新しい海洋モノを読みたいと願う。 | ||||
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