北の夕鶴2/3の殺人
- 吉敷竹史シリーズ (14)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.60pt |
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吉敷ものでは今でも新刊で手に入る数少ない本の一つ。なので評価は一つ加えた。 | ||||
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殺人犯の汚名を着せられ、真犯人に口封じに殺されようとしている、別れた妻・通子を救うため、主人公の刑事・吉敷が孤軍奮闘するストーリーです。 | ||||
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「占星術殺人事件」以来、島田荘司のファンですが、この作品も読みやすくて面白かったです。登場する小道具や歴史的なエピソードも含めて楽しませてもらいました。北海道に行きたくなりました。 | ||||
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内容は純本格、文体はハードボイルド調と、実に島田荘司らしい仕上りになっている。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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本作品を読むのは25年ぶりくらい。初読時はたぶん今よりも驚き、「こんな凄ぇトリックがあるんだ!」と感動した記憶があるんですが、再読した今回も、「こりゃあやっぱり凄いトリックだし、読みごたえ満点のミステリに違いない!」って唸らされました。 とにかく、第二章「さまよう鎧(よろい)の武者」で描かれる〈三ツ矢マンション〉の怪事件以降、加納通子(かのう みちこ)を何としてでも救わんとしてぼろぼろになっていく吉敷竹史(よしき たけし)の孤軍奮闘ぶりもあり、ぐいぐい引きずり込まれるように読んでいくことができました。 何と言っても素晴らしいのは、不可思議な謎のトリックが解き明かされるシーンの幻想的な美しさと、ファンタジーあふれるトリックの壮麗さですね。久しぶりに再読した今回も、ほうっとため息つくしかなかった。 あと、加納通子の問題行動いうか変人ぶりいうか、これは相当なもんだなと、今回再読して身にしみましたわ。吉敷は納得しないやろうし、通子はんには悪いけど、「竹史さん、よりは戻さんほうがええのちゃいます」声をかけたくなりました。初読時はラストに胸がいっぱいになったように覚えているのですが、今回は「あかん。それ、あかんわ」と、首を横に振ってました。 | ||||
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今、島田荘司の作品で読み逃しているものをコンプリートすべく、読んでいる。島田荘司の作品をチェックしてみると、カンタンに言って、ミタライは全部読んでいるが、それ以外に読んでいないものが残っていることが解ってきた。で、まずは吉敷をコンプリートしてしまおうということで、未読だった『北の夕鶴2/3の殺人』を読了した。 この作品は、1985年の作品でデビュー作の『占星術殺人事件』から数えると5番目の作品にあたるようだ。『占星術』→『斜め屋敷』→『はやぶさ』→『出雲伝説』という作品のリリースから考えて、察するに当時はミタライの路線を進めるべきか悩んでいて、『一般的』かつ『日本的』な鉄道ミステリー・警察モノを書いてみようとして吉敷竹史を登場させたような気がする。『占星術』にも多分に鉄道ミステリー要素はあるので、おそらく、かなり得意な分野なのだと思う。 読み進めて感じるのは、無駄な文章がまったくなく、読みやすいということがまずある。最近翻訳作品ばかり読んでいたせいもあるのかもしれないが、どんどん読める。情景が目に浮かんでくる。盛岡と釧路は似てるのか、とか感じるし、雪の情景も体感できる感じだ。特に北海道は、島田荘司は相当によく知っている感じがする。『死者が飲む水』も北海道が舞台だし、しばらく住んでいたのではないか、と思うくらいに詳細だ。 そして、島田荘司のミステリーの基本構造が既にここでも完成しているのが感じられる。 ・まず、ありえないくらいの奇想がある ・その奇想をいくつかの別の奇想が加わり、より深い奇想になる ・それを最後には論理的に帰結させてしまう これに登場人物のキャラクタが立っているのが冴えている。ミタライとは全く違う吉敷竹史のステキさが満ち満ちている。デカ魂の塊のような男らしい吉敷竹史がこの作品では特にカッコいい。 既にかなりの数の島田作品を読破しているので、トリックはほぼ当てることができた。ツッコミどころはあるが、そこが良いのだと思う。伊坂幸太郎が、帯に『これから読む人が羨ましい』と書いているのも納得である。 | ||||
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因为十分便宜所以买下了,是老版本的文库本,书页有点发黄,但是不影响阅读,保存质量很好! | ||||
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吉敷刑事シリーズの第3弾。 この作品の最大の特徴であるトリックは、良い意味で馬鹿馬鹿しいほど壮大で、しかも「本当にできるのでは……」と思わせてしまうのが島田荘司の剛腕ぶりというものだ。 寝台列車ゆうづる号に始まり、不思議なマンション、鎧武者、義経伝説、夜鳴石……これでもかというギミックがうなり、ラストのトリックにすべてが集約されていく。 吉敷自身の痛めつけられぶりもすさまじく、それでもなお通子にかかった嫌疑を晴らそうと懸命に駆け回る姿が、通子への愛が本物だと証明している。 とにかくこれだけ主人公がボロボロになる小説は知らないし、壮大すぎるトリックとともに、吉敷にも拍手喝采を送りたい。 | ||||
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逆密室とは、密室からどうやって犯人が出て行ったかではなく、密室に死体をどうやって入れたのかという謎を解くトリックだった。この小説の場合は、一階に管理人室があり、そこの管理人が被害者の女性二人がマンションに入ったのを見ていない、他の場所からそのマンションの中に入るのも不可能。なのに、そのマンションの五階の一室に女性二人の死体があった。どのようにして被害者の女性二人の死体を放置したのか、というものだった。トリックの解答がとても壮大で驚きました。 | ||||
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