灰の迷宮



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初公開日(参考)1987年11月
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長編小説

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灰の迷宮 (光文社文庫)

1991年07月31日 灰の迷宮 (光文社文庫)

新宿駅西口でバスが放火され、逃げ出した乗客の一人がタクシーに轢ねられ死亡。被害者・佐々木徳郎は、証券会社のエリート課長で、息子の大学受験の付き添いで鹿児島から上京中の出来事だった。警視庁捜査一課の吉敷竹史は、佐々木の不可解な行動や放火犯として逮捕した男の意外な告白から、急遽、鹿児島へ…。アッと驚く犯人像。鬼才が放つ新機軸の本格推理。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

灰の迷宮の総合評価:8.20/10点レビュー 10件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

解ってても心が引っ張られる。

俺は女に弱い。
特に明るい女に弱い。

事件には派手さはないが奇矯で、解決は実にアクロバティックであり、つまり島田荘司色を今回も見せてくれるが、それよりも茂野恵美の存在である。
最初の登場シーンから、このキャラが物語の情の部分を支えるキープレイヤーなのだとは承知していたが、頭が判っていてもやはり心が動くのである。これは『異邦の騎士』の石川良子に一脈通ずるものがある。
やはり島田氏はこの上もなくロマンティストなのだ。

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No.9:
(4pt)

中古品として比較的、状態の良い商品です。

良い商品です。ありがとうございます。
灰の迷宮 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:灰の迷宮 (光文社文庫)より
4334713777
No.8:
(5pt)

鹿児島には今も灰が降っているんでしょうか

さまざまな思いが交錯して不可思議な事件へとなだれこむ。
東京で起きたバス放火事件を追って美貌の吉敷刑事が鹿児島へ。
受験生とその父親との確執。
美人ホステスが半裸で登場したり、
鹿児島ならではの灰事情が語られたり、
そのすべてが最終的に伏線回収される快感。
灰の迷宮 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:灰の迷宮 (光文社文庫)より
4334713777
No.7:
(4pt)

この作品は映像化されていて、鹿賀丈史が吉敷を演じた

吉敷ものの一作。『島田荘司全集 VI』の後書きに書かれているのだが、この作品は映像化されていて、鹿賀丈史が吉敷を演じたらしい。その脚本や映像化をしてくれたのが、島田荘司の旧友で、交友関係の復活が縁だったらしい。また、その旧友、高田純氏の奥様になる方を紹介したのも島田荘司とのことで、その辺のエビソードも面白い。

この作品でも、島田荘司の基本である、

・まず、ありえないくらいの奇想がある
・その奇想をいくつかの別の奇想が加わり、より深い奇想になる
・それを最後には論理的に帰結させてしまう

は、完全に確立している。舞台が東京と鹿児島なのも面白い。何しろ、どんどん読める。良い作品の証明だと思う。
灰の迷宮 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:灰の迷宮 (光文社文庫)より
4334713777
No.6:
(5pt)

価格から考えられないくらい良い状態で大満足

吉敷刑事シリーズにはまっています。早速読んでみよう!
灰の迷宮―吉敷刑事の殺人事件簿 (カッパ・ノベルス)Amazon書評・レビュー:灰の迷宮―吉敷刑事の殺人事件簿 (カッパ・ノベルス)より
4334027385
No.5:
(4pt)

これまた複雑に事件が絡む

吉敷刑事もののシリーズの一編。今回は実際にあった新宿バス放火事件を彷彿とさせる事件から始まりますが、その後社会派推理みたいに展開するのかと思いきや、いつもの複雑に絡んだ事件の末、意外な犯人が・・という定番の島田推理になっていきます。中盤までは謎が謎を呼びひきつけられるが、後半の真相が分かってからはかなり強引な偶然性に頼った事件だなあ・・とは思うが、吉敷シリーズのなかでは平均以上の出来の作品だと思うのでファンは必読です。
灰の迷宮 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:灰の迷宮 (光文社文庫)より
4334713777



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