夜は千の鈴を鳴らす
- 吉敷竹史シリーズ (14)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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メインの事件がいつの間にかサブに回る構成でそれも現代の事件が24年前の事件に繋がる事になり、24年前の事件無くしては現代の事件が成立たなかったという凝ったプロットになっている。 | ||||
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普通のトラベルミステリーってかんじやなぁ | ||||
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何を使ったトリックなのかすぐ分かるせいか、こじ付けと感じてしまったせいか、「やられた」感は低め。それなりに楽しめたが2時間サスペンスのイメージ。 | ||||
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本来なら理にかなっていないと感じる仕掛けを納得させてしまう物語作りは流石にうまい。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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この作品は隠れた傑作だと思う。まず、島田荘司の基本である ・まず、ありえないくらいの奇想がある ・その奇想をいくつかの別の奇想が加わり、より深い奇想になる ・それらを最後には論理的に帰結させてしまう という『基本』が構成も含め、完璧に完成している。。構成が見事なので、完成度が高い。あっという間に読み終わってしまった。吉敷の行動力はミタライとは違った魅力で、ホントに島田荘司は器用だなぁ、と思ってしまった。 | ||||
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文庫になってからは記載がないのだが、出版当時のカッパノベルス版の著者のことばで「本書では読者を騙すトリックを仕掛けた。」と堂々と語られていた。この島田氏が読者に仕掛けたトリックを意識して読まないと本作の魅力は半減するのでこれから今作を読まれる方はこの点を意識して読んでもらいたい。はっきり言うと劇中でのトリックは奇想、天を動かすとかと被ってしまっているのでファンならかなり早い段階でネタばれしてしまうと思うが、吉敷刑事の視点でスピーディーに事件が展開していくので全く飽きさせない。 本書の肝の読者に仕掛けたトリックに気づいた時、思わず「ヤラれた!」と思う至福の読書体験が待っているので最後まで心して読んで欲しい。時間軸を超えて同様の事件が起きることを利用した、第三者の視点に移り変わった際のある一文の描写がそれである。この一文だけで「あれ、やはり今までの推理は違うのか?」と混乱してしまうこと必至。だが最後でちゃんと判明するようになっている。 この読者に仕掛けたトリックが分からなかった人はちゃんと理解して読むように! | ||||
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寝台特急で不審な死を遂げた女社長。外傷もなく一見すればただの心不全とみられるが、同人物が死ぬ前に半狂乱となり叫んだ〈ナチ〉なる 暗号がきわめて意味深長に響くのです。頭のネジがゆるんだ人間の自然死なんかではないと判断した吉敷が捜査に乗りだします。 そんな中、捜査の過程で浮かび上がった引き金と言える過去の迷宮入り事件。この難問に直面しても己の信念を曲げず、明日を信じる吉敷。 そして過去の事件全体を難問たらしめ核となっているトリックを看破したとき、それが未来の自分への贈り物となるのです。 過去の完璧な殺人計画をこえる現代の完璧な殺人方法とは皮肉だ。それを演出してみせた島田の構成力もすごい。死者だけが秘めている 象徴と、生きる者の象徴。そのもどかしくも儚い時間軸と、一歩一歩だが躍動する空間軸を、鉄道という絶妙の舞台効果で連結して繋ぐこと により徹底してシリアスながらどこか夢幻的な島田ワールドが漂う。やはり構成力の点において圧巻。そうその響きがはまる。圧巻。 | ||||
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寝台特急で不審な死を遂げた女社長。外傷もなく一見すればただの心不全とみられるが、同人物が死ぬ前に半狂乱となり叫んだ〈ナチ〉なる暗号がきわめて意味深長に響くのです。頭のネジがゆるんだ人間の自然死なんかではないと判断した吉敷が捜査に乗りだします。そんな中、捜査の過程で浮かび上がった引き金と言える過去の迷宮入り事件。この難問に直面しても己の信念を曲げず、明日を信じる吉敷。そして過去の事件全体を難問たらしめ核となっているトリックを看破したとき、それが未来の自分への贈り物となるのです。過去の完璧な殺人計画をこえる現代の完璧な殺人方法とは皮肉だ。それを演出してみせた島田の構成力もすごい。死者だけが秘めている象徴と、生きる者の象徴。そのもどかしくも儚い時間軸と、一歩一歩だが躍動する空間軸を、鉄道という絶妙の舞台効果で連結して繋ぐことにより徹底してシリアスながらどこか夢幻的な島田ワールドが漂う。やはり構成力の点において圧巻。そうその響きがはまる。圧巻。 | ||||
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吉敷竹史ものは、どーもぐちょぐちょしてて好きじゃなかったんだけど、ぐちょぐちょしてんのは、元妻の通子だったってことが分かった。 通子出てこなけりゃ、信念と足で事件を追う鬼貫刑事系のミステリだ。 被害者の人物像にスポットを当てる手法も好きだ。 死んでから、生きてるうちは知り合う機会もなかった刑事に、一生懸命に自分を理解しようとしてもらえるなんて、幸せなことに思える。 しかし、この遠隔殺人は島田っぽいといえば島田っぽいなぁ。 無理を通せば道理がひっこむっつーか。 行け行け島田荘司!と心から応援する。 ・・・・最近のような長い小説はやめといてほしいが。 | ||||
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