星籠の海
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.20pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する
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久々の御手洗潔シリーズ長編はなんと島田荘司氏の故郷福山を舞台にした瀬戸内海を巡るミステリ。 | ||||
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御手洗シリーズ国内編最終章! | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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御手洗シリーズの愛読者です。他の作品もややその気がありましたが、女性登場人物を「人間」ではなく「女」としか描いていなくて読んでいて相当気分が悪くなりました。 「まだ赤ちゃん産めるでしょ」等、そう言った女性を取り巻く発言がある環境を揶揄しての表現かもしれませんが、現代の常識に慣れている身には辛い作品でした。 | ||||
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気分爽快 前半リズムが悪いような気もしたけど、だんだんと一つの線になっていって長々しい歴史の説明も水龍も最後には意味をなしてきます そしておぉかっけぇーってなるわけですな それにしても台詞は、えーっ!とかふぅんとか、何だか間抜けなものが多いのは気のせいかな笑 それも面白いけど! | ||||
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島田荘司の『星籠の海』を読了した。2013年10月リリース。全部で1,200ページほどあるのだが、一気に2日で読了してしまった。 この作品は、いろいろな点で島田荘司初の取り組みが成されている。あげてみると、 ・初めて生まれ故郷広島県福山市を舞台にしている ・初めてミタライが映画化された作品である といった点が主な点だ。特に、『初めてミタライが映画化された作品』というのは注目すべき点で、ずっとミタライの映像化を拒んできて、『傘を折る女』をフジテレビが映像した時はスゴイと思ったのだが、この作品は、初めから映画化を念頭に書かれたようだ。既にミタライが確固たる地位を確立し、揺るがなくなった、というのが初映画化の理由らしい。 そしてこの作品も、島田荘司の基本である、 ・まず、ありえないくらいの奇想がある ・その奇想をいくつかの別の奇想が加わり、より深い奇想になる ・それを最後には論理的に帰結させてしまう が、ほぼ完全なカタチで構築されている。それを自分の故郷の地理や歴史(この作品に登場する福山市出身の大老阿部正弘が設立した藩校『誠志館』を前身とする福山誠之館高校が島田荘司の母校だ)を見事に組み込み、構築していく。その緻密な構成力に驚いてしまう。 登場人物を遡った時間から登場させていることが、この作品をより深いものにしている。 ぼくは、今年3月に岡山→倉敷→直島→小豆島→高松→鳴門と旅行してきたばかりで、特に瀬戸内海をフェリーでゆっくりと愉しんだこともあり、ここに登場する島々がそういったイメージと重なり、より愉しむことができたようだ。 瀬戸内海が特別なシステムで動いている世界でも例を見ない海だということをこの作品で初めて知った。 そして何と言ってもミタライと石岡くんの名コンビの会話を久しぶりに愉しんだ。ミタライは相変わらずミタライで、そして根底には島田荘司独特の『優しさ』が通奏低音のように流れているのが感じられた。 ミステリー愛好者なら絶対に読み逃してはならない一冊だ。 | ||||
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この人は、ミステリーでは大家だが、こと時代考証に関しては付け焼き刃の俄勉強で書いているので、間違いが多い。他の物語では、玄関構えが許されない町人の家に玄関があるかのように書いていた。 この物語では、物語のキーポイントで大間違いがある。 織田信長が毛利水軍と対決するのに、九鬼水軍に鉄甲船を建造させた、などという与太話を、臆面もなく書いている。 この時代の造船技術で、建造できるわけがない。これが史実なら、朝鮮征伐時に朝鮮水軍の李舜臣に痛い目に遭わされた豊臣秀吉が鉄甲船を投入しないはずはないのに、そんな史実は、ない。 信長に命じられて「新造船」を建造したのは九鬼嘉隆だが、九鬼嘉隆は秀吉の朝鮮征伐時に水軍の総大将を引き受けている。 この時点で九鬼嘉隆が死没していればともかく、存命だったのだから、鉄甲船が史実なら、絶対に投入しているはずで、そうしなかった以上は「単なる風聞」で、存在しなかったことは確実。 この程度の自明なことが推理できないとは、ミステリー作家として情けない。 | ||||
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この人は、ミステリーでは大家だが、こと時代考証に関しては付け焼き刃の俄勉強で書いているので、間違いが多い。 この物語では、物語のキーポイントで大間違いがある。 織田信長が毛利水軍と対決するのに、九鬼水軍に鉄甲船を建造させた、などという与太話を、臆面もなく書いている。 この時代の造船技術で、建造できるわけがない。これが史実なら、朝鮮征伐時に朝鮮水軍の李舜臣に痛い目に遭わされた豊臣秀吉が鉄甲船を投入しないはずはないのに、そんな史実は、ない。 信長に命じられて「新造船」を建造したのは九鬼嘉隆だが、九鬼嘉隆は秀吉の朝鮮征伐時に水軍の総大将を引き受けている。 この時点で九鬼嘉隆が死没していればともかく、存命だったのだから、鉄甲船が史実なら、絶対に投入しているはずで、そうしなかった以上は「単なる風聞」で、存在しなかったことは確実。 この程度の自明なことが推理できないとは、ミステリー作家として情けない。 | ||||
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