上高地の切り裂きジャック
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.50pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作は「上高地の切り裂きジャック」と「山手の幽霊」の2つの中編で構成された作品集。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表紙の写真がかっこよくて期待してました。中身もそのようになるのですが、思っているよりも面白くなかったですね。トリックももう少しインパクトあると思ってたんですがね | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2003年でこんなトリックの作品を発表してしまうとは、蛮勇と言わざるをえません。 トリックもストーリーもイマイチ。タイトルはよいのに、残念。 他の本を読みましょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
※ ややネタバレです。未読の方はスルー推奨 ※ 「切り裂きジャック」の表題作に期待していたけど、はっきり言って、トリックも真相も凡庸なものでガッカリ。 中編なのに無駄な描写や会話のシーンが多く、全体的にテンポが悪い。「切り裂きジャック」と謳う割りには被害者は一人だけだし、肝心の「謎」も単なる○○推定時刻の見当違いによるものという程度。 また、舞台は2000年なのに、現職の刑事が法医昆虫学をまったく知らなかったり、重要な証拠となる蛆虫を収集してなかったりするのは不自然。御手洗の「病院の息子がのっぽじゃないと理屈が一貫しない」という理由もよく分からないし、そもそも真犯人が何を根拠にして導かれたのかも不明だし、もしあの罠に引っかからなかったらどうしてたの?とか、いまいちはっきりしない部分や突込み所が多い。 もう一編の「山手の幽霊」も、怪談以外に考えられないような不気味な謎がてんこ盛りで、読んでいてワクワクさせられるが、正直、あの真相はちょっと強引に感じられた。○○○○の上の家の密室に○○○があって、さらにそこから○○○を○ったというのはどうも…。そもそも、あれほどすべてを捨てて復讐する事のみに取り付かれていたなら、あんな手間を掛けてまで完全犯罪を成立させる必要なんて無いような…(まあ、それを言ったらお終いですが)。 幽霊や怪光など、すべての不可思議な謎に論理的な説明付けをする情熱は、相変わらずスゴいと思いますが…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上高地の切り裂きジャックは表題作であるにも関わらずトリックが非常に地味なうえ、 普通の警官でも解けるだろうネタで、御手洗シリーズに相応しいとは思えない作品 山手の幽霊は図があればバレバレだが図がないといまいちピンとこないというもどかしい作品で、 トリックを説明されてもそうなんですかとしか言いようがない 全体的にあえて買うレベルではなく、ファンなら買ってもいい程度の内容だろう | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
島田氏の著作で最初に読んだ作品が本書でした。猟奇的な表紙と設定ですが、前半の不可能要素を後半で全てなかば強引に合理的に解決する良くも悪くも島田本格な一冊。表題作はそこそこ面白いが、同時収録の中編はイマイチです。女性キャラのセリフが安っぽい印象を与えていて、このキャラ別に出さなくてもいいのにって感じ。何せ本書が最初の島田体験だったので、巷で凄い作家だっていうけど正直イマイチだなあ・・・しかも傑作と名高い御手洗ものでしょ・・と不幸な出会い方をしてしまったものだ。こんなはずはないと再度、占星術殺人事件を読み、以降島田ミステリーにハマったものとしては、本書は島田氏の作品としてはあまり出来の良い作品ではないので、最初の一冊にはお勧めできません。やはり初期の吉敷ものあたりから入るのが妥当だと思われます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「上高地の切り裂きジャック」と「山手の幽霊」の中編2作を所収。 前者は御手洗スウェーデン時代、後者は御手洗潔横浜馬車道時代を 扱っていてる。 「上高地の切り裂きジャック」は島田作品としては意外なほどに、 御手洗潔の推理がロジカルかつ緻密である。そのためか、事件自体の スケール&インパクトが、島田作品としてはおとなしめである。 石岡&里美コンビのやり取りも面白いけれど、御手洗は電話かメール での登場なので、御手洗ファンからすると、やや地味に感じられる かもしれない。 「山手の幽霊」は、もはやロジカルな推理というよりも、圧倒的な スケールの奇想を楽しむ作品である。作品内に提示される手がかり だけから、論理的に一通りの正解に至れるかについては疑問が残るが、 そんなことなど些細な問題に過ぎないと思わせてくれるくらいの インパクトと説得力をもっている。御手洗&石岡のトークも軽妙で 面白い。御手洗潔のぶっとびぶりを十分に堪能できる好編である。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 12件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|